今日は、下記のニュース記事を取り上げる。
ロンドン大学出身の原子力技術者であるメーラン・ケッシュ博士(Mehran Keshe)が、先月、数千万人もの人々の命を奪う巨大地震が、今日10月17日から来年秋頃までに発生する恐れがあると警告しているという。
この説は、Daily ExpressとSunday Express紙のサイトであるExpressの下記10月15日の記事で紹介されたもの。
ケッシュ氏によると、M10以上の規模の複数の地震により、南北アメリカは断層で分断され、大地震と津波によって4千万人が命を落とすだろうという。
この記事を読んで、「ハーーッ???」と、素朴な疑問がたくさん湧いてくるのだ。
その疑問とは、以下のようなものだ。
- なぜ原子力技術者が巨大地震の地震予知をするのか?
- なぜ10月17日というピンポイントで地震発生の時期がわかるのか?
- なぜ不幸が4千万人という具体的な数までわかるのか?
- 大地震が起きるという明確な根拠が示されていない。
氏の予測の根拠としては、米国西海岸でこのところ地震が相次いでいるということくらいしか挙げていないが、これでは根拠が弱すぎる。
これらの地震には、9月16日にチリで起きたM8.3の巨大地震も含まれるという。
氏の主張は、YouTubeに投稿された自身が語る動画としても公開されている。
英語になるが、以下に貼り付けておく。
Keshe Warns of 'MEGA QUAKE' That Will Split ...
インド出身のケッシュ氏は、ケッシュ財団を運営している。
過去には、3.11以降に放射能を除去するためのテクノロジーを提供するという提案を日本政府へ行ったり、フリーエネルギーの研究を行っている。
ケッシュ氏によると、中国では、1ヶ月くらいのうちに中国北部で何度も地震が発生するだろうという。
この津波で、メキシコ沿岸は大きな被害が出るが、また中国と日本でも同様だろうと語る。
また、オランダ出身の同僚であるフランク・ホガービーツ氏は、今年10月12日までにM8クラスの地震が世界のどこかで起きるだろうと予測しているという。
既に期日を過ぎていて、起きなかったが。
これを紹介した「Express」の記事では、ケッシュ氏の予言に確かな論拠はないとしている。
ケッシュ氏は、米西海岸で最近、地震の発生数が増え続けていると語っている。
以上、根拠が薄いと思われる地震予測だが、ネット上で話題になっているので紹介しておくことにした。

巨大地震〈メガクエイク〉Xデー 南海トラフ地震、首都直下地震に打ち克つ45の国家プログラム
- 作者: 藤井聡
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2013/12/14
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (6件) を見る

- 作者: 木村政昭
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2014/06/13
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (2件) を見る

- 作者: 金森博雄(著),瀬川茂子/林能成(構成)
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2013/12/10
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (1件) を見る

予言・天変地異―その日に備えよ! (DIA COLLECTION)
- 出版社/メーカー: ダイアプレス
- 発売日: 2014/07/04
- メディア: ムック
- この商品を含むブログを見る
【愛弥美】おはよ。このヒョウキンな性格はママに似たに違いない。(^o^) Ayami's funny character is the same as mom's.