12月3日の読売新聞によると、岡山大の山中寿朗准教授らを中心とした研究グループが、鹿児島湾北部の海底活火山「若尊」(わかみこ)で、噴気活動が活発化していると発表した。
噴火の可能性も含めて、今後も検討するという。
山中准教授らは、2007年から若尊の周辺海域で、噴気ガスに含まれる二酸化炭素(CO2)の放出量を計測してきた。
今年になり、3~7月の4か月間で大幅に増加した。
1年間で18万トンに達すると推計し、これまで最も多かった09年の13万トンを上回る見通しだとした。
若尊は、鹿児島湾の海中にある南北約2.5km、東西約3.5kmの海底カルデラと海底火山群のこと。
2003年に、活火山に指定された。
このカルデラは、姶良カルデラの一部であり、約25000年前の姶良大噴火の主要な火口の跡と考えられている。
海底火山では、年間数回から数十回、微小な地震が起きている。
たとえ海底火山が噴火しても、小笠原諸島の西之島新島の浮上のような派手な出来事がないかぎり、そう大きな問題にはならないかもしれない。
だが、ここで問題としたいのは、姶良カルデラの一部であるということ。
カルデラとは、巨大噴火によってできた窪みのことだ。
下記サイトから、若尊の位置を示す画像をお借りする。
知ろう!記者に発表した最新研究<ジャムステック・キッズ<海洋研究開発機構
いまから約3万年前、姶良火砕噴火が発生し、南九州一帯に巨大な火砕流台地(シラス大地)が形成された。
桜島は、その後に出現したカルデラ火山だ。
どのくらい巨大な噴火だったのかは、前述のシラス大地がどの範囲まで広がっているかを示す下記の図を見れば、一目瞭然だろう。
点線の円弧がその境界だ。
つまり、このカルデラ噴火によって、南九州が「壊滅」状態になったことになる。
もし、その時に「文明」があったらの仮定になるが。
もちろん、若尊だけの噴火が、姶良カルデラ全体の「破局噴火」に結びつくとは限らない。
この海底火山は、そういう怖いところにあるということなのだ。
現在起きている現象が、若尊だけでなく、他の姶良カルデラ一帯に広がった場合には、ちょっと注意しなければいけないかもしれない。
- 出版社/メーカー: ニュートンプレス
- 発売日: 2014/11/27
- メディア: ムック
- この商品を含むブログを見る
- 作者: 高橋正樹
- 出版社/メーカー: 祥伝社
- 発売日: 2008/09/26
- メディア: 新書
- クリック: 9回
- この商品を含むブログ (9件) を見る
- 作者: 木村政昭
- 出版社/メーカー: 青春出版社
- 発売日: 2015/09/02
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (1件) を見る
【龍矢】サルちゃんは長髪が好きだったのが急に趣味が変わって、生まれて初めてサイドを刈り上げられた。私もその影響を食らって、小学校以来のバリカン刈り。せめて冬は寒いからやめてよね。^^;Ryuya's short cut as the 1st time.
【愛弥美】いま龍矢がカットされているサロンで、身長がわかるようになっていた。凡そ81センチ位?Ayami's height is 81 centimeters.