今日も3.11関連のニュースを紹介する。
3/10の日テレNEWS24で、「地下水変化は地震予知のサイン…?進む研究」と題したニュースがあった。
東日本大震災が発生した翌月、福島県いわき市のアパートで、突然に地下水が吹き出し始めた。
それが現在も水の量がまったく減らずに、湧き水のように流れ出しているという。
ふつうの水よりも少し暖かく、鉄の匂いがする。
地震でアパートの地下の地盤に割れ目が生じたためと考えられている。
大量の鉄分を含む地下水が湧き出ているため、あたりは茶色に染まっている。
このような地下水の異変は、1946年の昭和南海地震の時にも見られた。
四国や紀伊半島の沿岸地域で、地震の前に水位の低下や濁りが見られたという。
このことは、『南海地震は予知できる』(中村不二夫著、高知新聞企業)で、昭和南海地震の前兆の一つとして紹介されている。
この貴重な本(私のバイブルの一つ?)については、2年前の下記の記事で詳しく書いている。

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茨城県つくば市の産業技術総合研究所では、敷地内に井戸を掘り、水位を常時計測している。
このような研究は、40年ほど前から続けているという。
地盤が変形することにより、地下を流れる水脈の位置も変化する。
東日本大震災の直後には、水位が2mほど下がったという。
しかし、地震前には変化が見られなかった。
それは、震源からの距離が遠かったためと思われる。
同研究所では、南海トラフ地震の前兆観測のため、西日本の沿岸各地に観測点を置いている。
南海トラフ地震では予測震源が東日本大震災よりも陸地に近いために、このような観測によって前兆を捉えられる可能性があるという。
また、水位の他に、水温の変化も地震の前兆として考えられるかもしれないという。
新潟県の出湯温泉では、東日本大震災の1年前から水温が1度ほど低下していた。
また、地震の直前になると、急上昇したり下降したりと乱高下が見られた。
このニュースがYouTubeにあるので、貼り付けておく。
この観測データによって、ぜひ南海トラフ地震の前兆を捉えてもらいたいものだ。
松原照子さんも、2015/01/29の世見「まず自分の感を信じましょう」で、下記のように書いていた。
神戸と新潟を結ぶ線があるのかわかりませんが、この線と申しますか地帯と申しますか岩盤の歪みが何となく気にもなっています。
これからは地下水の井戸の水位には十分気を付けてください。
岩盤が伸び縮みなどしないとは思いますが、伸び縮みの変動ありと書きたくなりました。
神戸から京都という言葉も付け加えたくなりました。
(松原照子、ブログ「幸福への近道」、2015/01/29より)
このことは、下記の記事で紹介している。
産業技術総合研究所地下水総合観測ネットワークのWebサイトは下記にある。

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【今日の食卓】うちの定番「大人の麻婆豆腐の素」(業務スーパーで3個200円位)を使っているが、いつもより美味しいのでサルちゃんに聞くと、隠し味にタイのオイスターソースを使ったと。だいぶマーボー作りに慣れてきた。左はタピオカとココナッツミルクのデザート。Chinese Mabo Tofu and Tapioca dessert. #タイ料理 #ThaiFood