久しぶりに、インドの聖者パラマハンサ・ヨガナンダ師の話題。
「パラマハンサ・ヨガナンダ」と書いてもわからない人でも、『あるヨギの自叙伝』の著者だと書けば、わかる人もいるかもしれない。
それでもダメならば、スティーブ・ジョブズ氏が唯一iPad2にダウンロードしていた電子書籍の著者。
それでもそれでもわからなければ、エルヴィス・プレスリーやジョージ・ハリソンも大好きだったインドのヨギ。
それ以前に、「ヨギって何?」
そういう若い人も、いるのかな?
Yogaの派生系で、「ヨガ行者」を意味する。
今日Facebookで、『永遠のヨギー』と題した映画の予告編が回ってきた。
もうこのタイトルだけで、誰の映画かはわかった。
「永遠のヨギ」
日本の慣例だと「ヨギ」と伸ばさないけれど、敢えて「ヨギー」としているのは?
『あるヨギの自叙伝』
すべては、この1冊の本から始まった。
ヨガナンダ師との出逢い?
私がこの本に出会ったのは、何がきかっけだったろう?
30代の頃だと思ったが、それ以前の20代頃から本の存在は知っていたが、高くて手が出なかったかもしれない。
何がきっかけというよりも、10代の頃から霊性の探求を続けて、必然的に辿り着いた人だろう。
思い直してみると、やっぱりジョージ・ハリソンだな。
中学生の頃から高校までは、ビートルズにどっぷりだった。
「人は生まれて来る前にどこにいたのだろう?」
「人はこの世を去ってからどこへ行くのだろう?」
「人がこの世に生まれてくるのは、何か目的があるのだろうか?」
「神さまとは本当にいるのだろうか?」
「人生の目的はどこにあるのか?」
「こういうことを知らずに生きていって、この世を去るのは、意味がないのでは?」
たぶん10代前半の頃から、このような問いかけをしていたと思う。
聞く人がどこにもいなかったから、本を読んだりして自分で「探求」していった。
そういえば、アンパンマン。
何のために生まれて、
何のために生きるのか?
わからないまま生きる。
そんなのはイヤだ!
かたや…。
そんな自分にとって、10代のヨガとの出会いは、必然だった。
そして、その後のヨガナンダ師との出逢いも。
自分にとって本当に重要な人物のことは、ブログでなかなか書けない。
気安く書けないというか。
2004年にブログを開設して以降、いつだったか調べたら、メインで記事にしたのは、これだったのかな。
『エルヴィス・ザ・スピリチュアル』
かなりボロボロな人生だったようだ。
それでも、何かしら求めるものがずっとあったのだろう。
いや、エルヴィスさんのこと。
もうひとり、ジョブズさん。
5年前に、こういう記事を書いていた。
『ジョブズが愛したヨガナンダ師の本』
類似の内容だが、ジョブズ氏のヨガナンダ師への傾倒ぶりは、『ハピズム』で紹介した。
『ジョブズが唯一iPad2にダンロードした電子書籍』
自分で笑っちゃいけないけど、ちょっと「場違い」だったかなと。
『永遠のヨギー~ヨガをめぐる奇跡の旅』予告編
ここでやっと、映画の話題に入る。
FBで流れてきた予告編を見てみた。
放題は、ヨガナンダ師の名前がまったく出てこない。
「ヨガナンダ、誰?」という感じだからか。
原題は『Awake: The Life of Yogananda』
2014年製作の映画だ。
4/30よりユーロスペース(東京・渋谷)で公開され、他の地方でも順次公開していくという。
興味がある方は、まず下記に貼り付ける予告編を見てください。
製作に3年間。
世界30カ国で撮影したという大掛かりな映画だ。
◎映画「永遠のヨギー」劇場予告編
「ヨガ」に対する認識のズレ?
日本では、ヨガは健康法か何かの一つだと大きな誤解をされている。
人間の霊性を高めるための崇高な手段なのに。
美容な健康のためにハタヨーガを始めた人が、霊的部分に目覚めるというケースもあるが、全体からすると、ごくごく一部の人だ。
エルヴィス・プレスリーやジョージ・ハリソンのようなポップスターたちの中には、ヨガナンダ師の教えの一部を自分の都合の良いように解釈して生きていた人々も少なくないように思う。
エルヴィス・プレスリーは酒池肉林の世界で生きていて、女性を「あてがわれていた」し、ジョージ・ハリソンは女好きで、親友りんご・スターの奥さんともよろしくやっていた。
ヨガナンダ師の存在そのものが、数少ない「世界の良心」といえるかもしれない。
私はどちらかというと、ヨガナンダ師よりも、その師だったユクテルワル師をより尊敬しているのだが。
知られざる聖者の最期
下記の写真で、左側は若き日のヨガナンダ師。
右側は、上天の直前のもの。
ある種の境地に達したヨギーは、自ら肉体を捨ててこの世を去ると言われる。
ヨガナンダ師も、それを「実践」した一人だった。
これほど知られた人でも、自ら最期を悟って還る時を選んで実行に移したことまでは、あまり知られていない。
いや、『自叙伝』を買って読んだ人ならば、そこに掲載された上記の右側の写真を見ているだろう。
これから肉体を捨てようとしている方が、笑みを浮かべている。
生への執着というものがまったくないのだろう。
1893年1月5日生まれで、1952年3月7日に世を去った。
ということは、59歳だった?
今の私と同じ年齢だったのだ。
この映画、見てみたいけれど、サルちゃんも子供たちも理解できないだろう。
一人で見に行くのは気が引ける。
どうしようか迷うところだ。
映画公式サイト
yogi-movie.com
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