今日も熊本地震関連の記事が続く。
昨日4/16には、14日のM6.5よりも規模が大きいM7.3の「本震」が発生した。
だが、さきほどNHKテレビで、これに疑問を呈する識者の見解が紹介されていた。
私も当初からそう感じたが、やはりどこか違和感を否めない。
今日は新たに、伊予灘でも地震が発生した。
12時9分頃にM3.8、最大震度2の地震だった。
発生時刻:2016年4月17日12時9分頃
震源地:伊予灘
最大震度:震度2
緯度:北緯 33.6度
経度:東経 132.1度
震源:マグニチュードM3.8
深さ:約70km
3/29にも同規模の地震があったので、たまたま熊本地震と同時期になったことも考えられる。
だが、熊本→大分→伊予灘という流れで見ると、やはり気になるのが「中央構造線」だ。
これについては、すでに下記の昨日の記事で書いていた。
だが、伊予灘ということで、更に注意が必要になってきた。
キーワードは「中央構造線」と「慶長大地震」だ。
Web版活断層マップ
中央構造線と慶長大地震のことを書く前に、活断層のことを知っていただきたい。
そこで、便利なツールをご紹介する。
「Web版活断層マップ」というWeb上のアプリ。
日本地図上に活断層などの地形の情報を表示してくれるもの。
ただし、スマホからではちょっと表示が難しいかも。
いま自分でiPhoneから試してみたら、マップが全然表示されなかった。
サイトへアクセすると、こんな風に表示される。
下記は、現在地震が起きている熊本周辺の活断層を示している。
リンクは、こちらです。↓
Google Earthで同様にして活断層を表示してくれるものを探しているのだけど、まだ適当なものが見つからない。
慶長大地震
「熊本→大分→伊予灘」
この震源の遷移を見て、即座に思い出すのが「慶長大地震」だ。
これは、以下のような一連の大地震の総称としてそう呼ばれるが、このうち「慶長地震」だけを個別に呼ぶこともある。
- 1596/09/01:慶長伊予地震(M7前後)
- 1596/09/04:慶長豊後地震(M7前後)。別府湾-日出生断層帯。
- 1596/09/05:慶長伏見地震(M7前後)。有馬-高槻断層帯またはは六甲-淡路島断層帯。
- 1605/02/33:慶長地震(M8前後)。南海トラフ巨大地震、伊豆小笠原海溝付近震源、遠地津波など諸説あり。
- 1611/09/27:会津地震(慶長会津地震)(M6.9)。
- 1611/12/02:慶長三陸地震(M8前後)。
上記で上から3つの地震が5日間のうちに続けざまに発生した。
この直後には熊本地震に対応する地震は起きていなかったが、三陸地震の更に後の1619年5月1日に肥後・八代でM6.2の地震が起きている。
その後、1625年7月21日にも熊本でM5~M6の地震が起きた。
この一連の慶長大地震のように、今後次々と大地震が起きるのではないかと懸念されるため、ネット上で騒がれ出したのだ。
もちろん、あくまでも可能性であって、また起きたとしても必ずこの順番通りになるわけではない。
一つの大地震連鎖のパターンとして、記憶にとどめておいた方が良いといったところか。
ここで南海トラフ地震が出てくるが、類似のパターンとして今回も南海トラフ地震につながる可能性も出てくるかもしれない?
もっとも、それは慶長地震が本当に南海トラフ地震だったらの話で、上記のように伊豆小笠原海溝付近が震源だったという説などがあるので、定かではない。
このうち、中央構造線上で起きたかもしれない地震は、上から2つの伊予と豊後だ。
他には、有史以来この大断層帯上で目立つような大きな地震はなかった。
ここでちょっと、別の専門分野のスピ的な話になる。
阿蘇-四国-伊勢-諏訪-鹿嶋…。
中央構造線沿いには、何故かというか必然的にというか、重要聖地が多い。
しかも、みな諏訪信仰に関わっているところばかりだ。
考えようによっては、大地震を必死に守ってきた人々がいた?
すみません、しかるべき人々にヒントを与えるだけにとどめておきます。
もっと知りたいという方…特に諏訪やタケミナカタロードと書いてピンと来る方は、きっと下記サイトに関心をもつでしょう。
(或いは、そんなの既に知っている?)
http://www.tohyamago.com/rekisi/chuoukouzousen_suwa/www.tohyamago.com
コメントで指摘していただいた方がいたので追記するが、伊予灘の地震は震源の深さが約70Kmと深く、活断層型の地震ではない。
その点を見逃していた。
体感する人々
まず、まいなすいおんさんの体感について。
超有名な人だが、個人的にはこの人は、「震源まではわからない」と明言しているところが、却って信頼できると思ったりする。
いわゆる「後出し」になるので信じる・信じないの世界になるが、下記のブログ記事で熊本地震の体感について書いている。
まいなすいおんさんが「経験則からの目安」として書いていることを、以下に引用する。
「震源を見極めるのは苦手」というのは、電磁波にしても他の「力」にしても、場所までわかるというのは、ちょっとウソくさくなる。
あるいは、リシルさんみたいに「霊感」を前提にしないと、科学的世界だけでは説明困難になる。
もちろん、「体感」の強弱によって、近場/遠方あるいは大規模/小規模の違いはわかっても不思議ではない。
私も頭痛の強さによって、「この程度ならば関東南部とすればM4程度」などと、規模や自分からの距離をある程度推定したりする。
その他もだいたい納得するが、最後の海外の大地震については、ほんとかなと思う。
いや、本当にそれだけ感度が良いのかもしれないが、人によっては地球の裏側の大地震まで「体感」すると主張する人々に対しては、もっと「ほんとかな?」なのだ。
ほんとかな?はトカナの世界ですね。(^^)
ただ、自分の経験からすると、「眠気」だけは遠方の大きな地震の影響を受けるかもしれないと、あくまで可能性だが検討している。
それからもう一人、上に書いたリシルさんが、今日のブログでいきなり「辞めます」と題した記事で「ブログ書くの辞めます」とだけ書かれていた。
http://ameblo.jp/risiru-0000/entry-12151102186.htmlameblo.jp
いつものことだけど、リシルさんのブログ記事って、はてなの「ブログカード」だけで全て読めてしまうんですね。
そんなこと書いている場合じゃなかった。
どういう心境の変化かわからないけれど、何か個人的な事情があるのだろうか。
一応連絡してみたけれど、まだ返事が返ってこない。
リシルさんのブログがなくなると大きな損失だと考えている人は少なくないのではないかと思います。
以前のような体感+霊感ブログを再開してもらいたいものです。
木村政昭氏の見解
次に木村政昭氏のことだが、熊本M6.5の地震があった翌日4/15に、HPの予測地図の部分だけが更新されていた。
下記のページです。
ここから重要部分を引用させてもらう。
今回の地震は、内陸の“日本列島断層”《「噴火と大地震の噴火地図」(青春出版社)に示されています》の南端部の一部(布田川〜日奈久断層帯)が動いて発生した地震と思われます。したがって、予想される日向灘の大地震には注意する必要があるかと思われます。
「日本列島断層」は独特の表現だが、プレート境界かつ断層帯みたいなものといったところ。
ちなみに日向灘の地震予測は「2015±5年(M8.7)」となっている。
また、東スポでも早くも取材を受けてコメントされています。
ここではっきり書かれているように、熊本地震は日向灘地震の前兆ではないかと。
このあたりに関しては、お約束というか、また「別の場所」で書きますので。
今日はこの辺にしておきますが、気が変わって追記することも、なくはないかも。
※私が「バイブル」とまではいかないけれど、よく参照している本が、たまたま私がよくコンビニムックを出してもらっているダイアプレスさんから出ている。
お薦めです。
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【地震】熊本地震、他人事じやないよね。日本で大きな地震が起きないところってどんだけあるの?活断層マップだって真っ赤っかで、しかもまだ未知の活断層もあるんだって。日本に原発導入した人たちって馬鹿としか思えない。今の自民党だよ。Active faults map of Japan. So foolish people who brought nuclear power plants here.#地震 #原発 #活断層
前述の活断層ツールの表示の方がわかりやすいかな。
こちらは、すべての活断層ではないかもしれないけれど。