14日の熊本地震から1週間たったけれど、まだまだ書かなければいけないことがたくさんある。
今日までに有感地震の回数は811回となった。
書くことリストにはまだ十数項目があり、日々増えている。
今日はTOCANAで原稿を1本書かなければいけないので、ブログは早めに切り上げよう。
久しぶりに派遣の仕事が18時に終わって良かった。
今Googleで、ログインしない状態で「地震予知」と検索すると、上位10個中の真ん中くらいに探求三昧が出てくる。
今日は、その一つ上も4/19の記事だった。
また「地震前兆」でも、同じくらい上位に検索される。
人が亡くなることに関わるので、素直には喜べないが。
それだけ世の中から注目されているということを実感し、責任感を感じるのだ。
リングオブファイアが動き出した
ちょっと古くなるが、熊本地震を現地調査した広島大学の熊原康博准教授(地理学)らが4月18日に会見した。
それによると、「布田川断層帯」として知られる活断層と、分岐して熊本県益城町内の真下に延びる断層を地表で確認したという。
この2つの断層が、16日のM7.3の「本震」を引き起こしたと推定されている。
分岐した断層は、益城町内で東西方向に5Km程度にわたって地表に現れている。
延びた先は、町役場の南約500m地点に当たる。
ここでは、最大で横に1.2mずれていた。
布田川断層帯は、約10Kmの範囲で地表に出現。
最大で約2メートルずれ動いており、阪神大震災を引き起こした野島断層と同程度だった。
確認した二つの断層はともに「右横ずれ断層」で、実際は、さらに長い可能性がある。
現在、世界的にも大地震が多発している。
下記のリストは、USGS提供の、最近起きた世界の顕著な地震。
過去1ヶ月間、世界でM6以上の地震が11回ほど起きている。
M7.8:エクアドル、2016-04-16 23:58:37 UTC
M7.0:熊本、2016-04-15 16:25:06 UTC
M6.4:バヌアツ、2016-04-14 21:50:27 UTC
M6.0:熊本、2016-04-14 15:03:46 UTC
M6.2:熊本、2016-04-14 12:26:36 UTC
M6.9:ミャンマー、2016-04-13 13:55:17 UTC
M6.6:アフガニスタン、2016-04-10 10:28:58 UTC
M6.7:バヌアツ、2016-04-07 03:32:53 UTC
M6.7:バヌアツ、2016-04-06 06:58:48 UTC
M6.9:バヌアツ、2016-04-03 08:23:53 UTC
M6.4:カムチャツカ、2016-03-20 22:50:20 UTC
earthquake.usgs.gov
ちなみにMの規模はUSGSによるもので、日本の気象庁などの発表の値とは異なる場合もある。
また日時は世界標準時で、+9すると日本時間になる。
「バヌアツの法則」というのはBOPPO氏が発見したものだが、バヌアツで地震が起きれば日本でも揺れやすいという。
今回の場合、日本(熊本)で揺れてからバヌアツという逆パターン?
アフガニスタン、ミャンマーとM6+の内陸地震が続いた後で、可能性としては同じユーラシアプレート境界上の日本付近で揺れる可能性も考えていたが、これほど大きい被害地震になるとは推測できなかった。
その後に、アクアドルでもM7.7という大地震が起きた。
リングオブファイア(環太平洋火山帯)が動き出したといえるだろう。
今回は、熊本のM7.3の地震に次いで翌日にエクアドルでM7.8の地震が起きた。
地球の反対側にあたる遠隔地で起きた地震が、新たな地震の引き金となることはあるのか?
下記のマップはUSGS提供のもので、4月11~18日の間に起きたM4.5以上の地震を示している。
下記のニューズウィークの記事では、地球の反対側の大地震が相互に関連しているとは思えないという結論で終わっている。
だが、木村政昭・琉球大名誉教授も語っているように、太平洋プレートの反対側の端の大地震が後兄なって日本付近で大地震を誘発することもあるという。
私も、過去の観察から、そのような見解を支持している。
リングオブファイア付近では、ちょうど熊本地震が発生した頃から、この1週間で7つの火山が噴火している。
- 4/14:クリュチェフスカヤ山(カムチャッカ半島)
- 4/15:ビヤリカ山(チリ)
- 4/16:クリンチ山(インドネシア)
- 4/16:クリーブランド山(アラスカ州)
- 4/17:姶良カルデラ(桜島)
- 4/18:ポポカテペトル山(メキシコ)
- 4/19:サンガイ山(エクアドル)
4月13日からの1週間だけで環太平洋火山帯で「7つの火山」が噴火。さらに16の火山が活動進行中 | 地球の記録 – アース・カタストロフ・レビュー
世界中の活断層を記したマップをネット上で探してみたら、案の定そんなものは無かった。
その代わり、リングオブファイアの位置がよくわかる地図を載せておく。
活火山を赤丸で示しているが、日本列島は真っ赤っ赤だ。
日本の各地で温泉の恩恵があるのは楽しいが、その背後にあることを忘れてはいけない。
「バヌアツの法則」だけでなく、ニュージーランドなど南太平洋で大きな地震があった後は、日本近くの太平洋プレート境界付近で大きな地震が起きることが少なくない。
太平洋プレート境界を南から時計回りに震源が連鎖していくような形だ。
週末は満月トリガーとなることもあり、さらなる大地震に注意が必要だろう。
阿蘇神社の復旧には多大な予算と年月が必要
今朝、テレビ朝日の朝のニュース番組を見ていたら、阿蘇神社の損壊のことが報道されていた。
今回の地震で、楼門(国重要文化財)と拝殿が全壊した。
この修復には、たしか30億円の費用が必要で、数十年の年月がかかると言っていた。
(うろ覚えだが)
私は2005年夏に九州聖地巡礼の一環として、真っ先に訪れたのが阿蘇山、阿蘇山上神社、阿蘇神社だった。
あの立派な阿蘇神社が、地震であのようなことになってしまうとは残念だ。
あの一連の聖地巡礼では、神社などの聖地で、やたらと蛇やトカゲの「神使」が現れた。
阿蘇と諏訪は、「多氏」というキーワードで繋がるのだが、不思議なものだと思った。
阿蘇神社の主祭神は健磐龍命(タケイワタツノミコト)。
神武天皇の御子である神八井耳命(カムヤイミミノミコト)のまた御子であり、阿蘇國の国土開発の祖だ。
私見では、神八井耳命は古代イスラエルとの繋がりも考えられる。
その観点から以前から探求している多氏の同族であり、諏訪大社下社の大祝家の金刺氏も同様だ。
ここで多くを語る余裕はないが、今一度、下記サイトへのリンクを張っておくことにする。
http://www.tohyamago.com/rekisi/chuoukouzousen_suwa/www.tohyamago.com
今朝のテレビで、東京にも阿蘇神社があると紹介していた。
羽村市の阿蘇神社だ。
今回の地震で、お参りする人々が増えているという。
まだお参りしたことがないと思うが、一度訪れてみたいものだ。
下記の記事で紹介されている。
今後、中央構造線沿いに地震が拡大していかないことを祈りたいものだ。
阿蘇神社の復旧も含めて、明日にでもどこかへ祈願しに行こうと思っている。
今日はこのへんで。

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