昨日8/12の「IWJ Independent Web Journal」で、興味を引く記事が出た。
立命館大学環太平洋文明研究センターの高橋学教授が、東日本でM7クラスの地震に警戒を呼びかけているという内容。
この記事では、高橋氏の主張を検討することにしたい。
今年7月27日夜11時47分頃、茨城県北部でM5.4、震度5弱の地震が発生。
茨城県では5月16日夜に、小美玉市でやはり震度5弱を観測する地震が起きたばかりだった。
7月以降の関東内陸の地震はM7.0の前兆か?
その後も、7/17に茨城県南部M5.0、7/19日に千葉県東方沖M5.2、7/20に茨城県南部M5.0などの地震があった。
高橋氏は、これらの地震がM7.0以上の大地震の前兆である可能性を指摘する。
高橋氏は、6月初旬の岩上安身氏の取材に対して、こう語っていた。
千葉・茨城沖に地震が集中し始めました。とりあえずカウントダウンに入ります。約2ヶ月後を中心に1―3ヶ月ご注意ください。
【中略】
震源が西にずれると深さが20ー30kmと深くなります。そして、見かけ上、内陸直下型地震になります。
たしかに、これまでのところは、ほぼ高橋氏の予測通りになっているように思われる。
これが本当に「カウントダウン」となるのだろうか。
高橋氏の「経験則」
その後、岩見氏への何度かのメールで、高橋氏は「後出しジャンケンにならないように」と、事前に情報を流している。
それらのメールの中で明らかにされたのが、下記の「経験則」だ。
経験則1、ある特定の地域で地震の活動の活発化が見られた場合、一時的に地震が起きなくなり、2か月後を中心に、1―3ヶ月後にM5以上の地震が発生しやすい。その1―3日前にM1―3程度の地震が前震的におきる。
(現在の福島―茨城―千葉の場合、長野県北部―新潟県上越の場合、豊橋―浜名湖周辺は、もう少し後で)
経験則2、経験則1の数日以内に、震源がわずかにずれてM7以上の地震が発生することがある。(東北地方太平洋沖地震や熊本地震、中越地震もはいるかも)
上記の「経験則1」は、すでに茨城県内陸部で発生したM5クラスの地震のことと思われ、すでに起きたことになる。
では、「経験則2」は?
「数日中に福島―茨城―千葉で巨大地震になる可能性がある」ということになるという。
これは7月20日のメールで書かれたことだ。
2、3ヶ月内にマグニチュード7の地震が起こる可能性
より詳細は、上記のIWJの記事を読んでいただきたい。
現時点の結論としては、「2、3ヶ月内にマグニチュード7の地震が起こる可能性がある」ということだ。
はたして東日本で、その説に対応する前兆現象が起きているかどうか…。
その観点から、これから注意深く見ていくことにしたい。
蛇足だが、この「IWJ Independent Web Journal」、ジャーナリストの岩上安身氏によって運営され、有料読者や寄付によって成り立っているそうだが…。
それをやるならば、Webメディアの方で、もっとマネタイズをしっかり取り組めばかなり違ってくるのではないか。
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