今年2006年の台風7号(CHANTHU、チャンスー)は、日本各地で避難勧告が出された。
昨夜から未明にかけては関東地方に接近し、激しい雨が降り続いた。
今日は北海道を縦断中だったが、21時までに温帯低気圧に変わった。
台風と地震の発生の関係については、以前から強い関心をもっていた。
今回、この台風7号の進路を詳細に見ていて、興味深いところにがあった。
「デジタル台風」サイトで、Google Earthに読み込めるKMLファイルをダウンロードした。
そして表示された7号の全経路が上記の図だ。
地震の震源を避けて通っている?
これだけ見てもわからないが、拡大していくと、あることに気づいた。
下記のマップに書き入れたように、7/30のマリアナ諸島M7.6、8/5の硫黄島近海M6.3の地震の震源を避けて、縫うようにして進んでいっているように見えるということ。
いきなりこんなことを書き出すと、知らない人は、気が狂ったんじゃないかと思われるかもしれない。
だが、台風の進路と地震の発生の関係については、以前から研究の対象としていることなのだ。
たとえば、下記のような記事がある。
台風というのは、もしかすると、これから地震が起きるところを「迂回」して進んで行ったり、あるいは逆に最近地震が起きたり火山が噴火したりした地点の上を通過していったりすることがあるのかもしれない。
もっとも、台風の進路というのは周囲の気圧など色々な要因に影響されて決まるものだ。
そのため、このような調査は慎重に進めなければならない。
台風が過ぎた直後に地震が起きる?
台風7号の進路を更に見ていくと、17日に入って、台風が東北沖を通過した直後に、福島県あたりで2回地震が起きている。
まるで、台風の進路を「トレース」しているかのように、通過した直後にその付近で揺れているのだ。
これは、あまり「たまたま」そうなったとは思いがたいものがある。
台風が過ぎた後は地震に注意と、よく言われる。
地震の発生と気圧との間に関連があるということは、一部の地震学者なども認めるところだ。
このような観点で台風の進路と地震の震源を調べていくと興味深いことがわかったりする。
だが、前述のように様々な要因を考慮しなければならず、そう単純に決めつけることもできない。
今後さらに同様の事例を集めて検討していきたい。
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