現在、米国カリフォルニア州南部のソルトン湖の湖底で群発地震が起きている。
そのことを、下記9/30のCBSNEWS（英文）が報じている。
この記事によると、M1.4～M4.3の地震が140回ほど発生している。
カリフォルニア州には、西部から南部にかけて「サンアンドレアス断層」という大断層が伸びている。
下記のGoogle Earthのマップではわかりにくいかもしれないが、右下のソルトン湖と書かれているところから北西へずっと延びる青いラインがそれで、西部から海上へと達している。
サンアンドレアス断層
この大断層は約800マイル（約1,300km）にわたって伸びている。
1300Kmというと、大雑把にいうと青森県の北端から四国の西端くらいまである。
上記のGoogle Earthマップでは、最近1ヶ月間の地震の震源も示してある。
- 1857年1月9日：フォートテフォン地震（Mw7.9）。震源はパークフィールド南方。
- 1906年4月18日：サンフランシスコ地震（M7.8）。サンアンドレアス断層の北部セグメントで430kmにわたって破壊。
- 1989年10月18日：ロマプリータ地震（M6.9）。サンタクルーズ周辺で40kmにわたって破壊。
- 1994年1月17日；ノースリッジ地震（M6.7）。プレート内部の活断層地震。
- 2004年9月28日：パークフィールド地震（6.0）
ソルトン湖
現在、M1～M3クラスの群発地震が起きているのは、サンアンドレアス断層の南端近く、メキシコとの国境に近い地域にあるソルトン湖だ。
下記のGoogle Earthのマップのように、湖底でも起きているが、湖の南方や西方でもM1～M2程度の小地震が多発している。
大地震の発生確率
USGS（米地質調査所）などの研究チームは、2015年3月10日、今後30年以内にカリフォルニア州を大地震が襲うリスクが、非常に高まっているという報告書を発表した。
カリフォルニア州の地震活動は過去100年間ほど平穏状態だった。
だが、USGSでは昨年、カリフォルニアで今後30年以内にマグニチュード8以上の地震が起きる確率を、約4.7％から約7.0％に引き上げたばかりだった。
松原照子さんの世見
「misaのブログ」のmisaさんによると、2014年2月に松原さんと会った際に、サンアンドレアス断層のあるサンフランシスコやロスの付近の事も、とても心配していたという。
それから少し後の同年3月21日の世見「火山噴火・地震・大津波」では、下記のような記述がある。
地殻が1300kmも壊れる。こんなことも起きるのではとも思いますが、地殻が1300kmも壊れるって私には信じがたいのですが、現実に起きるとどうなるのだろうかと心配になります。
tankyu.hatenablog.com
1300Kmもある巨大な活断層といえば、そう滅多にはなく、サンアンドレアス断層のことと思われる。
これが全部いっぺんに割れるというのは考え難いが、もし起きたとすれば、M8クラス？M9クラス？
とんでもない巨大地震で、ロスゼンゼルスもサンフランシスコも廃墟と化すかもしれない(?)。
前述のCNNニュースでは、USGSによると、7日以内にM7.0以上の大地震が起きる確率は1%だという。
こんな短期間の予測だけではなく、その後の確率も知りたいところだが…。
必ず大地震が起きるとは限らないが、米国西海岸に住んでいる方々は、くれぐれも注意してください。
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