2016年4月14日21時26分頃に発生した熊本地震(余震)から、今日で半年たった。
最大震度7、M6.5の地震だった。
2日後の2016年4月16日1時25分頃には、より大きいM7.3、最大震度7の本震が起きた。
半年たった今、この地震から学ぶことがあるかどうかを考えてみたい。
この地震の前兆現象や予測していた人がいたかどうかを。
また、例によって前年に九州に上陸した台風の進路に不自然なところがなかったかについても見てみたい。
大阪でコイが暴れた
まず、4/9昼に、大阪で大量のコイが暴れたという報告があった。
これは熊本の震源から距離が遠いために、前兆かどうかは判断が難しいところだ。
時間的には、十分あり得るだろう。
淡水魚が池の中で、または水槽の中で暴れて飛び跳ねたりするのは、地震前兆現象としてよく見られることだ。
また、金魚などが水槽の中で一斉に「整列」することもある。
衛星画像に怪しい雲
この地震の前後に、衛星画像で怪しい筋雲が話題になっていた。
下記の画像は、前震直前の4月14日18:00時点のもの。
たしかに変な雲あったんだね pic.twitter.com/3u1uTY7Fql
— もち@忘れ去られた存在 (@mochim9) 2016年4月14日
下記のモノクロ画像は、気象衛星ひまわりが4月15日午前11時に撮影したもの。
気象衛星ひまわり 4月15日 午前11時 の画像。
— 犬溜まり (@inudamari) 2016年4月17日
九州・熊本から南海に掛かる、白く長い雲。
熊本大地震の予兆は、午前中にもう出ていたようです。#地震予知 #地震雲 pic.twitter.com/dlQIaMooQK
これを見ると、特に2番目の画像では、熊本の震源の真上あたりに伸びていて、非常に興味深い。
16日の本震の前兆という捉え方もあるかもしれない。
サワガニ、ネズミ
次は、『デイリー新潮』の記事から。
熊本県宇土(うと)市で化粧品店を営む夫婦が、前震の前日13日に店内で奇妙な光景を目撃した。
店の中をサワガニが3匹くらい歩いていた。
次は、小さな家ネズミが3匹、ちょろちょろ歩いていた。
また、7年くらい飼っているデメキンが頭を下にし、縦になって泳いでいた。
この3例のうちどれも興味深い。
宇土市を地図でみると、たしかに海沿いの街だが、店の中にサワガニが入ってくるのは、尋常ではないだろう。
ネズミにしても、パルス電磁波によって、かなりの混乱状態になっていたのだろうか。
熊本地震を予測していた人々
すみませんが、これについては、過去記事の紹介程度にとどめさせてもらいます。
熊本地震を予測していたと思われる人々を、下記の探求三昧と防災三昧の記事で何人か紹介している。
tankyu.hatenablog.com
www.bosai3.com
また、下記の図にあるように、地震解析ラボの早川正士氏が、4/4発表の地震予測で、4月8日から19日の間に、伊予灘から日向灘にかけて内陸部でM5.0前後、海底部ならばM5.5前後、最大震度4程度の地震が発生する可能性があると予測していた。
熊本地震を予言していた(?)人々
また、タレントのスザンヌさんの2歳の息子が、本震の前夜に熊本の家で、いつもの寝室は危ないから寝たくないといって、お爺さんお婆さんと別室に寝て、命が助かった。
地震の時に、いつも寝ているベッドに、本棚が倒れてきたのだ。
下記の記事でその当時の写真があるが、寝室に倒れるような家具を置くことは、極力避けてくださいね。
うちでは、寝室にはそういう家具は一切ありません。
また、これは本当に宗教の神の世界に入ってくるので、抵抗がない方だけ読んでください。
沖縄のカミンチュとして知られる比嘉良丸さんが受けた神示です。
前年2015年の台風15号は熊本の震源となる地点を迂回して進んだ?
例によって、アヤシイ(?)内容になる。
台風が、不自然だと思うような迂回するような進路を取ることがある。
その場合、直後に迂回した地点付近で大きめの地震が起きることがある。
そのような仮設の妥当性を、調べている。
今日は、熊本地震の前年である2015に発生した台風で、熊本あたりで不自然な進路を取っていた台風はなかったか、調べてみた。
すると、台風15号が、そうかもしれない。
2015年台風15号は、2015年8月15日にマリアナ諸島で発生し、非常に強い台風となった。
8月23日に一旦勢力が弱まったが、24日に東シナ海上で再発達し、非常に強い勢力となって、25日6時過ぎに熊本県荒尾市付近に上陸。
三重県から熊本県までの7県で約245,000人に避難指示が出され、約528,000人に避難勧告が出された。
下記のGoogle Earthの地図に、台風15号の進路データを取り込んだ。
これを見ると、2015/08/25の朝4時頃に熊本県に上陸して北東方向に進んだが、その後に熊本市あたりの手前で進路を若干北の方に変えて進み、日本海に抜けてから、また戻るかのように進んだ。
下記は、震源周辺を拡大したマップだ。
8/25の朝5時に、震源(になる地点)の60Kmほど手前に来た時に、突然に進路を北に変えて進んだ。
だが、この進路が果たして翌年4月の熊本地震に関係あるかどうかとなると、かなり躊躇するところだ。
というのも、8ヶ月も前のことだからだ。
いままで私が見てきたケースでは、せいぜい2~3ヶ月前くらいだろうか。
それ以上のタイムラグがあると、果たして電磁波か気圧か何かわからないが、前兆となる「力」がすでに働いていたかどうかだろう。
というわけで、これは可能性が低いケースとして、データを残しておくことにしたい。
ちなみに、では東日本大震災の前はどうだったかというと、2010年の台風の進路を一通り調べてみたが、特に不自然な進路を取った台風はなかったようだ。
最後に。
活断層地震だと、海溝型地震に比べて前兆現象はそれほど多くはないのが普通だ。
それでも、これだけある。
これが「人工地震」だったら、こういうの、無くない?
熊本地震が人工地震だと陰謀論を信じている方々の夢を砕いてしまうかもしれず、申し訳ないが…。^^;
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