一昨日2016/10/21 14:07に鳥取県中部で発生したM6.6の地震の件。
Wikipediaでは「鳥取県中部地震」という見出しでページができているので、それに倣うことに。
この記事では、震源付近の地盤を調べ、また被害が出た地域の建物の倒壊などの被害状況を見て、今後の他地域の地震の防災に繋げられることがないかを書いてみたい。
震源付近の地盤は?
まず、冒頭の図。
これは、震源付近をGoogle Earthのストリートビューで見たもの。
このように、震源は山間部の谷地のあたりだった。
そこで、次は朝日新聞サイトの「揺れやすい地盤」のページで、震源となった鳥取県倉吉市富海(とどみ)の地盤をチェックしてみる。
すると、「揺れやすさの目安」では、0.97で、「揺れにくい」の方にかなり傾いていて、「丘陵」地帯となっている。
全体的には地盤はそう悪くないが、震源付近は山の方へ登っていった谷地だ。
もっとも、この値は町全体の平均的な値であって、地盤が良いところも悪いところもあるだろう。
一般的に、谷地はもちろん地盤が軟弱で、今はそうでないところもかつては川だったかもしれず、人が住むにはあまり適したところではない。
…というようなことがわかるので、みなさんも自分が住む土地の地盤をチェックしてみてください。
住吉市の被害状況
以下は、ネット上で拾った住吉市の建物倒壊などの被害状況だ。
まず、Twitterではこんな写真が。
結構な惨劇である… pic.twitter.com/PhoZ5D4twp
— 珍獣ライガー@鳥取だらずプロレス (@DARAZU2) 2016年10月21日
このように全部または一部を柱だけで支えている構造は、一般的に非常に危険だ。
たとえばうちの近所では、ジョナサンというファミレスがあって、1階部分は4面中で1面しか壁がない駐車場となっている。
もちろん、このような建物は一応は耐震構造を考えて設計されていると思いたい。
だが、それはあくまでも机の上で計算したりして求めたものだろう。
「想定外」の事態が起きるリスクを十分に考えておかなければならないだろう。
ビルの窓ガラスが割れて落ちてくる
下記は、倉吉市役所の建物の床に散乱した、割れた窓ガラス。
【写真】jiji.comより
ビルの窓から割れて落ちてくる窓ガラス。
最近読んだ、高層マンションでの「階層カースト」?
上の階に住んでいる人ほど威張っているって。
もし首都直下地震が起きたら、マンションが倒壊しないまでも、大変なことになるだろう。
「ああ、もっと下の階を買って住むべきだった」と後悔するだろう。
高いお金を払って「安全」を買ったつもりでも、実は「危険」を買っていたなんて。
もし首都直下地震が起きたら、このことだけでも都心では徒歩での避難を限りなく不可能にするのでは?
防災頭巾またはヘルメットが必須ではないか。
だからもうね、東京都23区なんて、好き好んで住むところじゃない。
とはいっても、多摩地区だってそう大きく変わらないところもある。
他の被害
他にネット上で見た被害状況。
調理中の女性の両足に熱い油がかかり、全治1ヶ月のやけど。
揚げ物でも何でも、火を使って調理していた時に揺れたら、とっさに人をめる。
そして、揚げ物などをしていたら、離れる。
高齢の女性が、倒れてきた墓石にぶつかり、足と腰に怪我。
お年寄りは、まず仕方ない部分がある。
反射真剣云々以前に、歩くのも心もとない。
ところどころでブロック塀が倒壊。
本当に、これ一番危ない事態の一つですね。
高いビルに囲まれた道路でなくても、住宅区域では、屋根瓦が落ちてきて避難もままならないという状況。
活断層がないから安心?
今回の地震は、未知の活断層が割れたものだった。
だから、「うちは活断層が下にないから大丈夫」なんて言ってる暇じゃないかもしれない。
未知の活断層がある可能性があることも考えておかなければならない。
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