昨日はトカナの原稿を書いていて、ブログを書く暇がありませんでした。すみません。
このところ、「地震 予言」などでググっていると、「魔の水曜日」の話題を多く見る用になった。
水曜日が祝日になる度に、この話題が蒸し返される。
そして直近では明後日の11月23日がその日にあたるということで、ネット中で大騒ぎになっている。
もちろん、これは松原照子さんの30年前の著者「宇宙からの大予言」が元になっているものだ。
だが、今ネット上で流布している噂は正しい情報の認識によるものではないので、誰かがそれを正さなければならないだろう。
というわけで、毎回のことだが、私がそれをやることにしたい。
魔の水曜日の予言について本人に聞いてみた
実は、この予言を最初にネット上に広めたのは私で、たしか3年前の下記のハビズムの記事だったように思う。
あの頃は、それがまだ現実になる可能性があるということで、このような記事を書いた。
だが、その後に状況は変わってきた。
第9回特別講演会in東京DVDに、松原照子さんと私の対談が収録されている。
このDVDは、まだAmazonなどで入手可能だ。
そこで私は、「魔の水曜日」の予言がまだ起きる可能性があるのかという質問を、直球勝負で投げかけた。
すると松原さんは、「今でもあり得るとは思い込んでいます」と語った。
ただし、それは直近の水曜日が祝日になる日に起こるという意味ではないだろう。
「いつかわからないけれど、未来のいつか」だと解釈している。
また松原さんは、『日本沈没』の小松左京氏と面識があって、例の「魔の水曜日」の日本列島が糸魚川-静岡構造線で分断されるという世見も、小松氏の小説に影響された部分もあるかもしれないと語った。
それより前の講演会では、松原さんは「われわれの目の黒いうちは起きないだろう」と語っている。
これらを総合して判断すると、何十年後かわからないけれど、松原さんや我々が最早この世に生きていない頃になるのかもしれない。
「魔の水曜日」は来ない
個人的には、たとえ松原さんがどう言おうと、(直近では)起きないだろうと思う。
その決定的な理由としては、「予兆」がまだ起きていないということ。
前述の本に書かれた魔の水曜日の予兆。
それは、以下の通りだ。
◎貝の移動(アサリの漁場でアサリが穫れなくなるなど)
→アサリの不漁。
愛知県西部の知多半島では、近年不漁が続いている。
正に東海地震(南海トラフ地震)が起きたら多大な被害が予想される地域だ。
だが、アサリ不漁はメタガイによる食害のせいだと原因がわかっている。
◎富士五湖周辺の二つの湖の水位が下がる
→現在は、特にこのような事象は見られない。
◎その他の南海トラフ地震の前兆現象
他に、「南海地震は予知できる」で中村不二夫氏が調査した前兆現象がある。
昭和南海地震の時のものになるが、東南海・東海でも共通して発生する事象もあるかもしれない。
下記の5つだ。
- 異常干潮:地震前日の夕方5時頃から大きく潮が引いていた。
- 井戸水が枯れた:高知市の民家では、2~3日前から釣瓶で汲めないくらいに井戸が枯れた。
- 海水汚濁:高知県宇佐町沖合いでは操業していたサバ漁船が、船の流れを安定させるための漁具に、ドロドロしたヘドロのような汚物が付着し、海藻が腐ったような異臭がした。
- 地震前の暖気:地震の数日前から、12月にしては異常に暑かった。
- スルメイカの大漁:その年はスルメイカがよく獲れた。
これらの現象も現時点で見られないということは、11月23日も含めて今すぐに南海トラフ地震のいずれかが起こる可能性は、限りなく低いように思えてくる。
この本の詳細は下記の記事で書いている。
tankyu.hatenablog.com
「魔の水曜日」は起きない。
というわけで、結論を言ってしまうと、11月23日に大地震は起こらないだろうということになる。
私は地震前兆研究家と名乗っているが、自分の経験からしても、数日のうちにM8規模以上の南海トラフ地震が起きる兆しは、ほぼ無いと言える。
それから、何度も書いているが、人類の歴史上で、何月何日に地震が起きるという日単位でピンポイントで予言したことが現実になったためしは無い。
過去にハビズムやTOCANAで取り上げた時には、ここに書いたことと矛盾するような記述もあるが、当時はそこまで判断するための知識や経験が不足していた。
その点は、今後の反省としたい。

- 作者: 松原照子
- 出版社/メーカー: 現代書林
- 発売日: 1986/12
- メディア: 新書
- 購入: 1人 クリック: 13回
- この商品を含むブログ (2件) を見る

松原照子の「幸福への近道」3〜第9回松原照子特別講演会in東京
- 発売日: 2015/11/21
- メディア: DVD
- この商品を含むブログを見る

- 作者: 中村不二夫
- 出版社/メーカー: 高知新聞社
- 発売日: 2009/11
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (1件) を見る

- 作者: 片田敏孝
- 出版社/メーカー: フレーベル館
- 発売日: 2012/02
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る

★2人分★【非常持出袋39点避難DXセット】リュックも2個!大型リュック、10年保存水、7年保存食採用 被災者の声を元に防災のプロが厳選・考案!
- 出版社/メーカー: ピースアップ
- メディア: ホーム&キッチン
- この商品を含むブログを見る
国営昭和記念公園のカナール(イチョウ並木)にて。黄葉の見頃は多分今日あたりがピーク。来て良かった。At Showa Kinen Park in Tachikawa, Tokyo. #昭和記念公園 #黄葉