今日、ちょっと黒潮大蛇行の現状について調べてみた。
すると、面白い情報を見つけた。
東海大学教授で東海大学海洋研究所地震予知研究センター長の長尾年恭氏が、「第87回地域づくり勉強会」という席上で話された内容だ。
ここで、黒潮と南海トラフ地震の関係について語られているので、紹介したい。
以前に、過去の南海トラフ地震の発生時期には季節的な偏りがあることを紹介した。
また、別の時には、黒潮の大蛇行の期間中には南海トラフ地震が起きていないことも書いた。
長尾氏が、この2つを結びつけるようなことを話されているので、関心を持ったのだ。
発生月の偏り
今、「黒潮 大蛇行」でググってみたら、私のブログ記事が上から何番目かに出てきた。
恥ずかしいな。
これでは科学者の諸先生方も目を通してしまうかもしれないではないか。^^;
南海トラフ地震は、発生月に偏りがある。
また、黒潮の非大蛇行期(直進期)に起きている。
この2つのことは、昨年2015年6月29日のTOCANAの記事でわかりやすく書いているので、まずそちらを読んでもらった方が良いかもしれない。
上記の記事で書いているように、過去の南海トラフ地震は、すべて7~2月に起きており(特に12月に集中)、3~6月の春先から初夏にかけては全く起きていない。
この理由はまったくわかっていないが、自分なりに考えてみた結果、もしかすると、この地域に特有の「黒潮」が関係あるのではないかと思った。
このへんの詳細は、下記の2014/09/07のブログ記事で書いている。
黒潮の大蛇行
最初は、自分が大発見をしたと思ったのだが、その後にある学者が同様の研究をすでにしていたことがわかった。^^;
ちなみに、現在は非大蛇行期(直進期)であり、かつ12月なので、南海トラフ地震が発生する2つの条件が合致する。
だからといって、今月起きると言いたいわけではない。
前述のTOCANAで書いているような「前兆現象」は、まだ起きていないし。
長尾年恭氏の見解
ここでやっと、長尾年恭氏の話に入る。
私が見つけたページは、下記にある。
長尾教授が言われている南海トラフ地震の発生時期に関する内容の要点を以下にまとめる。
・過去1500年間で発生した12回の南海トラフ地震のうち、5回は12月に起きている(春から夏にかけては起きない)。
・その理由は2つあり、一つは黒潮の蛇行。
・もう一つは、雪の重みによって日本が日本海側に傾く)。
雪の重さで日本が傾くって、「ほんまか?」と思うのだけど、定説になっているのだろうか。
太平洋側が持ち上がるということは、プレートとプレートを抑えている力が少なくなるということで、それが引き金になって南海トラフ地震が起きるのではないかというのだ。
また、黒潮に関しては、非大蛇行期に起きるというのではなく、蛇行期に起きると言っているようなので、その点は私と意見が異なる。
まだ全部じっくり読んでいないのだが、どうもそういう意味のようだ。
ただ、地震発生の季節的偏りに関しては、私が見当をつけた「黒潮に関係しているのではないか?」ということと一致するといえるだろう。
ちなみに、南海トラフ地震以外の大地震に関しては、季節的な偏りなく、1年を通してまんべんなく起きている。
私が過去の日本の大地震を調査した限りでは、そうなる。
この他に、黒潮の大蛇行・非大蛇行と、他の地域(太平洋側)で起きる大地震について調べてみたくなった。
東海以東の海域で起きる地震だ。
忘れないようにここに書いておいて、自分への宿題としたい。
※過去の黒潮のデータ(気象庁)。
気象庁 | 海洋の健康診断表 黒潮の数か月から十年規模の変動(流路)
※昨日の記事で、満月は今日だと勘違いしていました。
明日14日ですね。
そのために、記事中にとんちんかんな部分がありました。
「明日」と書いたのは、「明後日」と書くべきでした。
※先ほど諏訪之瀬島で爆発的噴火が発生。
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