探求三昧(はてな支部) - 地震前兆/超常現象研究家・百瀬直也が地震・災害予知・防災・予言などを探求

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【地震】冬至の前後には大地震が多く発生する?~過去に南海トラフ地震など多数あり


今日12月21日は冬至
太陽の黄経が270度の時。
占星術的には、太陽が山羊座0度に入った時をいう。


北半球では、太陽の南中高度が最も低く、一年の間で昼が最も短くなる日だ。
グレゴリオ歴では、だいたい12月22日前後になると決まっている。


そういえば、昭和南海地震(M8.0)が起きたのが70年前の今日、つまり1946年12月21日だった。
「もしかして、冬至の頃には大地震が多く発生しているのかな?」
ふとそんなことを思って、調べてみた。


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日本で冬至前後に起きた地震

日本の冬至前後に起きていた大地震(M7.0~)は、以下のものがあった。

1763年1月29日(宝暦12年12月16日):宝暦八戸沖地震 - M 7.4〜7.9
1854年12月23日(嘉永7年11月4日):安政東海地震(東海・東南海地震) - M 8.4
1854年12月24日(嘉永7年11月5日):安政南海地震 - M 8.4
1854年12月26日(嘉永7年11月7日):豊予海峡地震 - M 7.3〜7.5。
1946年(昭和21年)12月21日: 昭和南海地震Mj 8.0
2001年12月18日:与那国島近海で地震 - Mj 7.3(Mw 7.1)
2010年12月22日:父島近海で地震 - Mj 7.4


これが多いか少ないかわからないが、「印象的」な部分はある。
特に、南海トラフ地震が3回も起きていること。
1854年の安政地震は、なんと4日間で3連発だ。
3回目は南海トラフではなく、豊予海峡大分県沖)だが。


南海トラフ地震発生の月による偏りについては、いままで何度も書いてきた。
なぜか、特に12月が一番多い。
その理由は説明がつかないが、黒潮と関係があるのかもしれない。

海外で冬至前後に起きた地震

次に、海外で冬至前後に起きた地震も調べてみた。

1932年12月25日:甘粛省地震 - M 7.6
1939年12月21日:インドネシアスラウェシ島地震 - ' M 8.6
1939年12月26日:トルコ、エルジンジャン地震 - M 8
1942年12月20日:トルコ中部で地震 - M 7.3
2004年12月23日:オーストラリア、マッコーリー島周辺で地震 - Mw 8.1
2004年12月26日:スマトラ島沖地震 - インドネシアアチェスマトラ島) - Mw 9.1


1939年はインドネシアとトルコで5日違いでM8が連発しているのも、興味深いところだ。
スマトラ島沖地震も、考えてみると冬至の直後に起きていたのだ。

日本で夏至前後に起きた地震

では、冬至の反対の夏至の前後には、大きな地震が起きていただろうか。
それも調べてみた。

1662年6月16日(寛文2年5月1日) 寛文近江・若狭地震- M 7 1⁄4〜7.6
1694年6月19日(元禄7年5月27日) 能代地震 - M 7.0
1894年(明治27年)6月20日 明治東京地震 - M 7.0
1896年(明治29年)6月16日 三陸沖で地震 - M 7.5
1933年6月19日 宮城県沖で地震 - Mj 7.1
1973年(昭和48年)6月24日 根室半島南東沖で地震 - Mj 7.1
1983年(昭和58年)6月21日 青森県西方沖で地震 - Mj 7.1


これも、多いのか少ないのかわからない。
南海トラフ地震については、以前に月の偏りで調べたことがあるから、無いのはわかっている。

海外で夏至前後に起きた地震

次に、海外で夏至の前後に起きた地震

1515年6月17日 雲南、鶴慶地震 - M 7.8
1678年6月17日 ペルー沖で地震 - M 8.0
1681年6月26日 韓国東海岸 - M 7.5
1718年6月19日 甘粛、通渭・甘谷地震 - M 7.5
1819年6月16日 インドで地震 - M 7.6
1907年6月25日 インドネシアスマトラ島北部沖で地震 - M 7.9
1910年6月16日 バヌアツ地震 - Mw 8.5
1917年6月26日 サモア地震 - Mw 8.2(Ms 8.5)
1928年6月17日 メキシコで地震 - Mw 8.0
1941年6月26日 ミャンマーアンダマン諸島地震 - M 8.3
1976年6月25日 インドネシア地震 - M 7.1


こうしてみると、やはり世界に範囲を広げるとM8クラスとか大規模な地震も増えてくる。


夏至に関しては、昼間の時間が最も長いということで、地震はやはり「熱」と関係してくるので、何らかの結びつきはあるかもしれない。
冬至に南風が吹けば地震」という諺があるけれど、その根拠は不明だ。
今日は単なる思いつきで書いてみたが、少なくとも今日の冬至の日は大きな地震がなくて終わりそうだ。

早川正士氏の予測

冬至から離れるけれど、同じ時期に早川正士氏の地震解析ラボが「1月6日~17日の間に、浦河沖から岩手沖にかけて内陸ならM5.0前後、海底ならM5.5前後。最大震度4程度」を予測している。
しばらく注意することにしたい。


※ツイートを忘れていたけれど、12/19(月)に朝から頭痛があって、昼に頭痛薬を飲んで一旦収まったが、午後からまた再発した。
今夜は、ばけたんの点滅が多いようだ。


※なんでアイキャッチ画像がイエスさまの生誕なんだって?
そもそもクリスマスとは、イエス生誕以前から欧米にあった「冬至太陽王の誕生日」に影響されたものなんですね。
だからクリスマスは冬至に近い。
でも実際にイエスさまが生まれた日ではないのです。


※拙書キンドル本(全3巻)では、上記のようなイエスさまにまつわるウンチクなどをたくさん綴っています。

ヴィア・ドロローサ?イエスが歩いた悲しみの道<第1巻>

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ヴィア・ドロローサ?イエスが歩いた悲しみの道<第2巻>

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ヴィア・ドロローサ?イエスが歩いた悲しみの道<第3巻>

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Facebookより。
目から汗が…。


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【龍矢】【愛弥美】おはよ。2年前にタイで。2 years ago in Thailand.


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