みなさん、新年明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。
年が明けて、インターネット上で見かけるのが、今年は丁酉(ひのととり)で、天災が起きやすい年だということ。
まあ所詮は当たるも八卦当たらぬも八卦の「占い」の世界の話ではあるけれど、大真面目に語っている人がいるようなので、検討してみることにしたい。
何をか?というと、まず干支の年の区分によって、自然災害(大地震)が起きやすい年の偏りがあるのかどうかについて。
そして、偏りがあるとして、それは丁酉や酉年にあたるのか、または別の干支の時なのか。
「火の災害」が多発する年?
まず、今日のビジネスジャーナルの記事によれば、今年の干支「丁酉」は60年に一度の大騒乱をもたらし、「火の災害」が多発したりする傾向にあるという。
上記記事では、丁酉の年は火にまつわる大規模な災害が多いという。
具体的には、大火や火山噴火だ。
この記事では、丁酉の安永6年(1777年)に三原山の大噴火が発生したことを例として挙げている。
だが、それだけではもちろん、丁酉の年に火山噴火が多いとは限定できない。
下記のブログ記事では、過去の丁酉の年にどんなことが起きたのかを表にまとめている。
これを見ると、たしかに富士山噴火などの火山噴火も起きているが、統計的に有意なほどかどうかは不明だ。
では、地震はどうなのか。
私の個人的関心事は、そこにある。
どの十二支で大地震がよく起きていたか
そこで、日本で過去に起きたM7.6以上の大地震が発生した年の干支を調べて集計してみた。
当初は、過去のM8.0以上(推定も含む)の大地震について調べてみたが、酉年に起きた地震の件数は0だった。
これではデータ数が足りないと思い、M7.6以上の地震も加えてみた。
その結果、以下のような分布となった。
子:2
丑:3
寅:4
卯:5
辰:4
巳:2
午:3
未:3
申:4
酉:2
戌:1
亥:6
ご覧の通り、酉年には2回しかM7.6以上の地震が起きていない。
前述の宏観亭見聞録の記事でも、「固有名のあるような大地震は意外に少なく、丁酉の年を避けているような印象があります」と書いている。
この調査の途中段階で、私も同様の印象を得た。
前述のように、当初のM7.0以上の条件でデータ抽出したところ、酉年のデータは0件だったからだ。
その後の抽出条件変更によって、M7.6~M7.9くらいの地震が2回ほど起きていたことになる。
酉年だけではなく、他の十二支についても、あまり顕著な偏りは見られない。
最も少ないのが戌年で1回で、最も多いのは亥年の6回となっている。
これが統計的に有意であるとは思えない。
というか、統計的解析をするにはデータ数が不十分だろう。
参考までに、今回抽出した大地震データを載せておく。
元ソースは下記のWikipediaだ。
【甲申】684年11月26日(11月29日)(天武13年10月14日) 白鳳地震(天武地震、南海トラフ連動型地震説あり) - M 8 1⁄4(Mw 8〜9)
【戊戌】818年8月頃(弘仁9年7月) 弘仁地震 - M 7.9、
【己丑】869年7月9日(7月13日)(貞観11年5月26日夜) 貞観地震 - M 8.3〜8.6(Mw >8.7)
【丁未】887年8月22日(8月26日)(仁和3年7月30日) 仁和地震(南海トラフ連動型地震説あり) - M 8〜8.5
【丙寅】1026年6月10日(6月16日)(万寿3年5月23日) 万寿地震 - 石見国(島根県益田市)M 7.5〜7.8、
【丙子】1096年12月11日(12月17日)(嘉保3年11月24日) 永長地震(嘉保地震、東海・東南海地震) - M 8〜8.5
【乙卯】1099年2月16日(2月22日)(承徳3年1月24日) 康和地震(承徳地震、南海地震) - M 8〜8.5
【癸卯】1293年5月20日(5月27日)(正応6年4月13日) 鎌倉大地震(永仁鎌倉地震) - M 8クラスの相模トラフ巨大地震との説。
【庚子】1360年11月13・14日(11月21・22日)(正平15年、延文5年10月4日・5日) 紀伊・摂津地震(東南海地震?)M 7.5〜8.0、
【辛丑】1361年7月26日(8月3日)(正平16年、康安元年6月24日) 正平地震(康安地震)(南海トラフ連動型地震説あり) - M 8 1⁄4〜8.5、
【戊午】1498年9月11日(9月20日)(明応7年8月25日) 明応地震(東海・東南海地震) - M 8.2〜8.4、
【庚辰】1586年1月18日(天正13年11月29日) 天正地震(東海東山道地震、飛騨・美濃・近江地震) - M 7.8〜8.1(それ以上の可能性)
【丙申】1596年9月4日(文禄5年閏7月12日) 慶長豊後地震(大分地震) - M 7.0〜7.8
【己亥】1605年2月3日(慶長9年12月16日) 慶長地震(南海トラフ連動型地震説、東海はるか沖地震説、房総沖と南海沖の二元地震説、伊豆・小笠原海溝地震説あり) - M 7.9〜8
【辛亥】1611年12月2日(慶長16年10月28日) 慶長三陸地震 - M 8.1(Mw >8.5)。
【甲寅】1614年11月26日 (慶長19年10月25日) 高田領大地震 - M 7.7。
【丁巳】1677年11月4日(延宝5年10月9日) 延宝房総沖地震(延宝地震) - M 8.0前後(Mw 8.5)
【癸未】1703年12月31日(元禄16年11月23日) 元禄地震(元禄関東地震) - M 8.1〜8.2(Mw 8.1〜8.5[87])
【丁亥】1707年10月28日(宝永4年10月4日) 宝永地震(南海トラフ連動型地震) - M 8.4〜8.6(Mw 8.7[88]〜9.3[
【癸未】1763年1月29日(宝暦12年12月16日) 宝暦八戸沖地震 - M 7.4〜7.9
【辛卯】1771年4月24日(明和8年3月10日) 八重山地震(明和の大津波) - M 7.4〜8.0(Mt 8.5, Mw 8.7
【癸丑】1793年2月17日(寛政5年1月7日) 寛政地震(連動型宮城県沖地震) - M 8.0〜8.4
【戊辰】1808年12月4日(文化5年10月17日) 紀伊半島沖で地震 - M 7.6
【癸卯】1843年4月25日(天保14年3月26日) 天保十勝沖地震 - M 7.5〜8.0
【甲寅】1854年12月23日(嘉永7年11月4日) 安政東海地震(東海・東南海地震) - M 8.4
【甲寅】1854年12月24日(嘉永7年11月5日) 安政南海地震 - M 8.4
【丙辰】1856年8月23日(安政3年7月23日) 安政八戸沖地震 - M 7.5〜8.0(Mw 8.3)
【辛卯】1891年(明治24年)10月28日 濃尾地震 - M 8.0
【癸巳】1893年(明治26年)6月4日 色丹島沖地震 - M 7.7
【甲午】1894年(明治27年)3月22日 根室半島沖地震 - M 7.9(Mt 8.2)
【丙申】1896年6月15日 明治三陸地震(三陸沖地震) - M 8.2〜8.5(Ms 7.2〜7.9、Mw 8.5、Mt 8.6)
【丁酉】1897年8月5日 三陸沖で地震 - M 7.7(Mw 7.8)、宮城県や岩手県で津波により浸水被害。
【乙酉】1909年11月10日 宮崎県西部で地震 - M 7.6。
【辛亥】1911年(明治44年)6月15日 喜界島地震 - M 8.0(mB 8.1)
【戊午】1918年(大正7年)9月8日 択捉島沖地震 - M 8(Ms 8.2、Mt 8.5)
【癸亥】1923年9月1日11時58分頃 関東地震(大正関東地震、関東大震災) - M 7.9(Ms 8.2、Mt 8.0、Mw 7.9〜8.0、Mw 8.2)
十二支の根拠はどこから来ている?
そもそも十二支とは、何かしらの根拠があってつくられたものなのだろうか。
これはどうも、木星の公転周期が11.86年であることに由来するようだ。
この公転周期が約12年であることで、十二支がつくられた節がある。
もともと、暦にもとづく占いというのは所詮、たとえば西洋占星術のような正確な天文学的計算を行った結果として存在するものではない。
大雑把な12年周期を作ったために、どんどんズレが生じる。
ところで、西洋占星術では昔は木星を吉星ということで非常に重視された。
西洋占星術以外の占いでも、たとえば二人の男女の年回りが重視されたりして、4年違いだと良い相性とか言われたりする。
これも、じつは出生時に木星が位置する星座宮によって判断しているのだ。
実は私は昔から天体(太陽や月以外の惑星も含む)の運行と地震発生の間に何らかの関連性があるかどうかを研究していた。
今でもその結論は出せないでいるが、その可能性をまったく捨てきったわけでもなく、保留にしているといったところか。
年の干支によって地震発生の偏りはあるか?
すでに上で見てきたように、大地震の発生と年の十二支には、あまり顕著な偏りは見られないようだ。
そのため、「丁酉の年には火の災害が多発する」かどうかは別として、少なくとも大地震については、その傾向はないというか、逆に少ない偏りならば、あるかもしれないといったところだ。
木星という惑星が絡んでいることであるが、このような大惑星がたとえば月のように引力の点で地震発生に影響を与える可能性は、否定する根拠もないが、あるとしても非常に微弱な力であり、科学者のほとんどは一笑に付すレベルかもしれない。
以上の結果を見て今年は安心と思うのは早計かも。
というのも、松原照子さんは月刊SYOで、今年は地震について昨年以上に厳しい年になるというニュアンスで書かれている。
また私も、過去のダウジング予測もあるし、同様に推測している。
大人のやりなおし中学地学 震度とマグニチュードの違いは?飛行機雲はどうしてできるの? (サイエンス・アイ新書)
- 作者: 左巻健男
- 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
- 発売日: 2011/03/18
- メディア: 新書
- 購入: 2人 クリック: 13回
- この商品を含むブログを見る
[2CS] 志布志の自然水 非常災害備蓄用 (2L PET×6本)×2箱 (5年保存水)
- 出版社/メーカー: イクス
- メディア: その他
- クリック: 10回
- この商品を含むブログを見る
- 出版社/メーカー: ボウエキ
- メディア: ホーム&キッチン
- この商品を含むブログを見る
今日は元日早々、また頭痛が始まった。
【体感】昨日12/31に朝から軽い頭痛があり、昼に頭痛薬を飲んだが夜になり次第に弱くなってきた。今日1/1も朝から頭痛があり次第に強くなり、午後にコーヒーを飲んで様子見。三が日から5日頃にかけて関東で対応の地震があるかも。 @kokanranger
— Noya Momose 百瀬直也 (@noya_momose) 2017年1月1日
夕食後に頭痛薬を飲んでも、だんだん頭痛がひどくなり、ダウン寸前。
それと、これは宏観異常現象かどうか現時点では判断がつけられないが、念のため紹介しておく。
【宏観】昨日12/31に、1日に3回も玄関チャイムがいつもと別のメロディーで鳴り、出てみると誰もいなかった。今日1/1にも、夕方に帰宅後に17:30に1回同様の現象があり、様子見。この無線チャイムは購入したばかりで、地震との関係は不明。 @kokanranger 報告
— Noya Momose 百瀬直也 (@noya_momose) 2017年1月1日
いままでは玄関チャイムが1階にしか届かなかったので、2階にも別のチャイムを設置したのだ。
いつもと違うメロディーで2階のチャイムが鳴ると、「幽霊かな」と私が言う。
すると子どもたちは怖がって…というか面白がって?私について1階へ降りていく。
そしてドアを開けると、そこには誰もいない。
明けましておめでとうございます。今年よろしくお願いします。百瀬直也I wish you ave a happy new year. 2017
【龍矢】【愛弥美】近所の産土神さま武蔵野神社に初詣。やっぱり有名寺社にお参りするより自分たちを守ってくださる神様が優先でしょ。スピ的観点からも。At Musashino Jinja Shinto shrine nearby.#初詣 #神社
【龍矢】【愛弥美】幼稚園のオーナーであるお寺にお参り。二人とも面接で無言でも合格させていただきありがとうございますって。(^^;