今日1月10日15時14分ごろ(日本時間)、フィリピン・ミンダナオ島南方沖合のセレベス海でM7.3(USGS、他の報道ではM6.9等)の地震が発生した。
『防災三昧』ブログでは、世界でM7.0以上の地震が発生した時に自動でブログを投稿する仕組みを取り入れている。
この地震の詳細は、今日の下記の記事で書いている。
1月10日午後3時14分ごろ(日本時間)、フィリピン・ミンダナオ島南方のセレベス海で、南方沖合でM7.3(他M6.9等の報道あり)の地震が発生。詳細は後で防災三昧ブログで。
深発地震
防災三昧ブログでも書いたが、この地震の深さを見て、何かの間違いではないかと思った。
深さが612Kmとあったからだ。
深発地震とは、震源が深いところで起きる地震のことだが、明確な定義はない。
だいたい深さ60kmまでの地震を浅発地震、60km~200kmの地震を稍(やや)深発地震、200km以深の地震を深発地震という。
深さ500Km - 670kmで深発地震が発生することは多いが、670km以深ではほとんど発生しない。
近年の深発地震といえば、2015年5月30日に小笠原諸島西方沖で起きたM8.1、深さ682kmの小笠原諸島西方沖地震がある。
ごく最近では、1月3日に三重県南東沖で起きたM4.8の地震で、深さ約380kmあった。
巨大地震の集中発生期
フィリピン周辺で過去115年位に起きたM7超の地震をGoogleEarthでマッピングすると、下記の図のようになる。
最初これを見て、うわっと驚いた。
あまりにも大地震が密集しているからだ。
もっとも、それを言うならば、日本の太平洋側も同様だろうが、密集地域の広がりがフィリピンの方がすごい。
それと、お気づきだろうが、セレベス海のあたり、M7超の大地震が少ない。
丸で囲んだあたりが、空白域だ。
ちなみに、その丸のすぐ外で12年前2005年2月5日にもM7.1の地震が起きていた。
これも、深さ525Kmと、深発地震だった。
では、その前後にどんな地震が起きていたかというと、下記の通りだ。
2004/12/26 スマトラ島沖地震 M9.3
2005/02/05 セレベス海 M7.1
2005/02/22 イラン、ケルマーン州 Mw6.4
2005/03/20 福岡県西方沖地震 M7.0、最大震度6弱
2005/03/28 スマトラ島沖地震 Mw 8.6。
そう、あのスマトラ島沖の巨大地震と津波が起きた直後だった。
日本では、深発地震の翌月に福岡県西方沖地震(M7.0)が起きていた。
そして、同じ月には再度スマトラ島沖でM8.6の巨大地震が発生した。
「フィリピン海プレート」と「ユーラシアプレート」
そして、これらの地震リストから想起するキーワードは、「フィリピン海プレート」と「ユーラシアプレート」だ。
そうなると、日本のフィリピン海プレート上またはユーラシアプレート上のエリアの動きが気になってくる。
つまり西日本だ。
今日は時間切れなのでこの辺にするが、南海トラフ地震を含めて、大きな地震の前兆的な現象が今後も起きないか、長期的に注視したいところだ。
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