今日TOCANAで、私が執筆した記事が掲載された。
『700万人が“瞬●”、●者は最大1億人!? 明日にも「破局噴火=日本終了」するカルデラ6選』と題したもの。
※すみませんが、某社の広告を出している関係上、使用できない文字があります。
これが、年末年始用として求められて書いた記事の最後になる。
今日は兵庫県南部地震から22周年の日だが、大規模カルデラ噴火(破局噴火)の方にも目を向けてほしいということで書いた。
過去に6700年に一度くらいの確率で起きている破局噴火が7300年も起きていないということで、いつ起きても不思議はない。
TOCANAの記事
この記事は、破局噴火が「いつ、どこで起きるか?」とテーマとして取り組んだもの。
そんなことはマスコミでもほとんど取り上げず、また政府も消極的だ。
いらんことでパニックになって政府の予算を費やすのは困るということなのか?
一旦起きたらそれこそ日本が終わりになる可能性があることに、なんでそんなに無関心でいられるのだろうか?
いや、政府にとっては無関心というよりも「隠蔽」に近いのかもしれないが。
まず、TOCANAの記事を読んでみてください。
リスクがあるのは九州と北海道だけではない
こうして読んでわかるように、いちばん危ないのは何と言っても九州で、次が北海道。
北海道とか、内陸ではM7超の大地震が起きる確率は低い。
過去115年ぐらいで、2~3回くらいかな。
もっとも、東の方では千島海溝の巨大地震が怖いし、沿岸では津波の恐れもある。
九州はどうかというと、こちらも過去115年ほどでM7超はほぼ皆無。
ただし日向灘など東の沖合はM7超が起きているので、こちらも津波が心配。
九州も北海道も、内陸の大地震が少ないから、「大地震が起きないところへ」と移住したりすると、こんどは破局噴火が心配になってくる。
たとえ自分の目の黒いうちに起きなくても、子々孫々の安全を考えると問題ありということになる。
でも、トカナでも書いたように、本土は安全かというと、そんなことはない。
ずっと過去に遡れば、
普通の火山噴火というレベルでは、よほど近いところに住んでいない限り命の危険はないかもしれない。
でも、大規模カルデラ噴火が起きれば、そうは言っていられない。
日本中どこでもリスクはあるということです。
なぜマスコミは書かないか?
こんなに国家が壊滅する可能性がある重大なことを、なぜマスコミは取り上げないのか?
うがった見方をすれば、理由の一つは「原発」ではないか。
川内原発の再稼働の一件でも、問題になりましたね。
姶良カルデラの噴火予測で、火砕流が川内原発を「避けて通って」難を逃れるだろうとか。
アホちゃうか。
それから、何千年に一度しか起きない災害に対して、莫大な国家予算を計上することはできないというのもあるのかも。
「日本が終わったら、何やってもしょうがないじゃん」みたいな?
たしかに、破局噴火に対する「対策」といっても何らできることはないのかもしれない。
個々にできることといえば、イザとなって国外逃亡する先を考えておくくらい?
幸いにしてというか、うちは家内の国であるタイがあるので、恵まれているかも。
地震予知と違って、破局噴火は「噴火予知」が困難だ。
なにしろ、7300年前の最後の破局噴火の頃は気象庁などなかったから、データなど残っていないので。
前兆現象として、何がどうなるのかとか、誰も教えてはくれない。
リスクがある火山
TOCANAで書いた、特に危険な6つの火山を、こちらでも書いておきます。
ちなみに、2015年にTOCANAで書いた『【悲報】「世界で最も危険な火山」1位に日本の火山が選出される!! 近未来、「カルデラ噴火」で日本壊滅か!?』の記事で、「硫黄島」を小笠原諸島の硫黄島と勘違いして執筆してしまいました。
実際は、薩摩硫黄島のことでした。
大チョンボでした。お詫びして訂正します。m(_ _)m
この薩摩硫黄島は、上記の姶良カルデラに含まれている。
先日ここの調査を指揮した神戸大学海洋底探査センターの巽好幸教授は、「(周辺に)700万人くらいが住んでいる、そこは『瞬殺』ですよね。最悪の事態としては1億人が命を落とすことになる」と大胆な発言をしている。
阪神・淡路大震災の発生から22年
実は、今日はこの見出しの内容で記事を書こうと思っていた。
だが、TOCANAで忘れていた記事が掲載されたので、そちらを書くことにした。
でも、阪神・淡路のことも、個人的な話になるが、少しだけ書くことに。
今日1月17日で、22年。
「もうそんなに経つのか」
1995年1月17日5時46分52秒、淡路島北部沖の明石海峡を震源とする兵庫県南部地震(M7.3)が発生した。
実はあの時、私はリアルタイムで報道に接していなかった。
というのも、1994年秋から1995年夏まで、インドネシア・ジャワ島にSEとして派遣されて働いていたからだ。
その2ヶ月後には地下鉄サリン事件も発生し、日本は大変なことになっているんだなと思ったものだった。
22年前の今日、新聞もなかったので、地震があった日には神戸でそのような大地震が起きたことなど知らなかった。
あの頃はインターネットもまだ普及しておらず、ネットのニュースもなかった。
日本とのやり取りは、まだノートPCからパソコン通信の電子メールを使っていた。
それも、オフィスの電話回線をモデムにつなぐという、今では原始的となった方法で。
多分…というか、首都直下大地震が起きれば、かなり高い確率で、あの時よりもっと酷い事態が起こり得る。
以前にTOCANAでも、このブログでも何度も書いていることだ。
特に、この大震災の教訓として学べることで、強調したいのは、「地盤」のこと。
【題名:深江本町阪神高速倒壊現場、作者:神戸市(CCライセンス 表示2.1 日本)】
上記のような事態は、首都直下地震でも容易に起こり得る。
根拠のない脅しではなく、知り合いの建設エンジニアから聞いた話でも、首都高が建っているところの多くは元の川沿いで軟弱地盤だから、倒壊の恐れは大いにあるとのこと。
1年前の21周年の頃に、『生き残るために、阪神・淡路大震災から何を学ぶか?』と題した連載記事を書いています。
住宅の強度や地盤がいかに大切かを書いているので、読んでみてください。
子どもたちに伝えたいこと〜阪神・淡路大震災の被災経験から〜 (震災ドキュメント(NextPublishing))
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今日は酷い頭痛で派遣の仕事を休んだ。
夫婦シンクロ頭痛に加えて、「無人チャイム」も何度かあった。
防災三昧の方で、過去の「夫婦シンクロ体感」もまとめて検証している。
www.bosai3.com
※百瀬のTOCANA掲載記事の2017年分の一覧ページを作りました。
昨年以前のページも下記ページからリンクしています。
saryuya.com