2月2日のテレビ朝日のニュースで、『大地震に襲われたらどう対処?防災対策の“最先端”』というものがあった。
2/2~2/3に横浜で開かれた「震災対策技術展」を紹介したもの。
大震災に襲われた際に、こういうものがあれば助かるかもしれないという最新技術がある。
また、松原照子氏の1/12の世見「日頃からの対応が大事」では、大地震に伴う火災の被害などに言及していて、それも併せて紹介することにしたい。
大地震に襲われたらどう対処?
まずテレビ朝日のニュースより。
冒頭で、「震災対策は特にしていますか?」という質問に、街頭の人々が回答する。
「特に何もしていないですね」
「用意しなきゃなと思ってるんですけど、後回しになって…」
…といった回答が目立つ。
「保存食とか、備蓄食とか…」という、お決まりの回答も。
だが、保存食を備蓄することよりも、優先順位的に高いことがあるのではないですか?
そう、いつも書き続けている。
それは、「生き残ること」にほかならない。
帰宅困難になっても、家族と生き別れするわけではない。
自宅や避難所で飢えて命を落とした人など、聞いたことがない。
とにかく「サバイバル」が最優先だ。
というわけで、今日もそのことを中心に書くことに。
震災対策技術展
「震災対策技術展」は、2/2~2/3の2日間に横浜パシフィコで開催された。
そのニュースのYouTube動画を下記に埋め込んでおく。
上記の映像から、興味深い展示物を紹介する。
◎担架を乗せられるリアカー
通常担架は二人の人間が必要だが、これならば一人でも運ぶことができる。
これは、津波発生の際に老人や障害者を避難させるのに使えないだろうか?
そうすれば、歩くのに不自由する人々の命を助けることができるのではないか。
◎津波からの避難に車を使うことのリスク
津波の時に車で避難することはどれだけ危険を伴うか。
それをゲーム感覚でハンドルを握りながら、映像に映し出された光景を見ていく。
危険性を知るために、このようなシミュレーションは有効だろう。
◎防災ベッド
ベッドの上部をアーチ状の鋼鉄製シェルターで覆ったもの。
耐荷重10tだという。
価格20万円(税別)は、私が知っている類似製品よりもかなり安い。
木造2階建て家屋の1階に住む人の保護にも良いかも。
◎津波シェルター
この記事の冒頭でも写真を載せている。
自宅の押し入れに備え付けられる津波シェルター。
価格は約70万円。
押入れ用にサイズを合わせたところがアイデアだろう。
4人が入ることができる。
地震にも津波にも耐えるという。
たとえ津波に呑まれてしまっても、沈むことなく浮かんでいて、救助を待つことができる。
家屋倒壊にも耐える。
こちらは、耐荷重が30t以上となっている。
数字で言われてもピンと来ないが、一般的な2階建ての木造家屋3軒分の全重量がシェルターに集中したとしても、押しつぶされることがない強度だとか。
下記のサイトで詳細の製品情報がある。
www.shelter-hikari.com
こういった人命を守るための製品は、もちろん入念なテストを行っているのだろうが、実際の被災現場でどれだけの効力を発揮できるかだろう。
松原照子氏世見1/12「日頃からの対応が大事」
次に、松原照子氏の世見2017年01月12日「日頃からの対応が大事」から引用する。
あの時の(注:阪神淡路大震災)火災原因の約60%は電気が原因だと言われています。
1月17日は後5日でやって来ます。
あの日ストーブを点けていなかったら、もう少し被害も少なかったかもしれません。
ブレーカーを落とすのを忘れると、倒れた物がストーブなどにのしかかり火災が起きます。
(松原照子、ブログ「幸福への近道」、2017/01/12より)
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20年以上経過して、そのへんの技術は少し進んでいるだろう。
揺れによる転倒によって自動消火システムが作動するような仕組みだ。
寒冷地用の薪ストーブの場合、煙突がついていることもあり、そう簡単には転倒しないもののようだ。
だが、周囲の家具などが薪ストーブに落ちてきて火災になる可能性は残る。
別の(というかこちらの方が重大?)問題としては、地震による停電後の復旧によって暖房製品などが作動し、火災を引き起こす恐れだ。
やはり家をあけるときには、可能な限りブレーカーを落としてから家を後にすることが重要だろう。
地震を心配される前に、日頃からどのような対応をすべきかくらいは学びとっていて欲しいのです。
(松原照子、同上)
たしかに。
たとえば首都圏に住む人々の場合、首都直下地震のシミュレーションをしておく。
たとえば深夜の就寝中に大地震に襲われたら?
寝室で寝ていて、どう身の安全を確保するか。
ちなみに、阪神淡路大震災では、大型テレビが「横から飛んできて」直撃をくらったケースもあるという。
つまり、数十キロの物体が空中を水平に近い角度で移動したことになる。
とにかく、寝室には高い家具や、前述のような飛んでくるかもしれない重いものを置かないことだ。
うちの家では、それを徹底している。
大震災での火災
大正関東大震災では、火災により命を落とした人々が全体の9割を占めた。
ちょうどお昼時だったことで家庭で調理のために火を使っている家が多かったためだ。
また、避難した公園で火災旋風が起きたことなども原因としてある。
揺れが起きたらガスや電気が自動的に止まるシステムは、このような二次災害を減らすために有効だろう。
それから、下記の朝日新聞のサイトも最高になります。
◎地震火災の恐怖 朝日新聞
www.asahi.com
※耐圧テストでは4~6トンの荷重をクリアしたとか。
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