【はじめに】
唐突ですが、今日(2/11)から、この探求三昧ブログで、『賢者のことば』というシリーズを始めます。
聖者や賢者などの霊性に溢れた言葉を紹介し、それに私がコメントをつけます。
不定期に、余裕がある時(多くは週末になるでしょう)に書くことにします。
【賢者】のタグで検索できます。
この言葉の多くは、私のTwitterアカウントの一つ『賢者のことば』のBOTツイートで紹介しているものです。
喜びと苦悩
【賢者のことば】
もしこの世に喜びばかりが続いたら、だれが別の世界を求めよう?
悩みがなかったら、人間は自分が捨てた永遠のすみかのことをほとんど思い出すことはないだろう。
苦悩は、それを思い出すための刺激の針なのだ。
- パラマハンサ・ヨガナンダ
パラマハンサ・ヨガナンダ師について
ヨガナンダ師については、多くを語る必要はないでしょう。
まったく知らない人は、おそらくスピリチュアルとか霊性とかと無縁の人生を送ってきた人なのかもしれません。
それがいけないというわけではなく、人にはそれぞれの生きる道があるということです。
世界的な名著『あるヨギの自叙伝』の著者といえば、思い出す人もいるかもしれません。
アップルコンピュータ創業者のスティーブ・ジョブズ氏、ビートルズのジョージ・ハリスン氏、エルヴィス・プレスリー氏など著名な人々が座右の書として、人生で大きな影響を受けました。
上記の3人は、奇しくも故人となりましたね。
私も人生で大きな影響を受けました。
その名前を見るだけで、胸がときめきます。
世界の偉大な霊性の師です。
この世は「苦」
釈尊(ブッダ)は、「苦諦」を説きました。
これは、「生きていることは苦である」ということです。
同じインドに生まれたヨガナンダ師は、違った側面から「苦悩」の存在意義を説いています。
ヨガナンダ師のこの言葉は、本当に心から受け止められます。
その通りだと思うのです。
私は人生60年のうち、十代の頃から霊的世界の探求を始めました。
そして、自分なりに霊性の探求を続けてきました。
その結果としてわかったのは、この世は学びの場であるということです。
人生、楽しいことばかりだったら、学びなんてほんの少ししかないかもしれない。
「苦悩」からは、多くを学ぶチャンスがあるのです。
人生は学校
「自分が捨てた永遠のすみか」とは、人間だれでも生まれる前にいて、人生を終えると還っていくところです。
でも、そこにずっととどまっていては、効果的な霊的修行にならない。
やはり現世で肉体をもって、「苦しみ」や「苦悩」に向き合ってこそ「学習」ができるのでしょう。
その意味で、この世は、あらかじめ設定された「カリキュラム」を学ぶ「学校」なのです。
だから、どんなに苦しいことやイヤなことがあっても、それで誰かを恨んだり、天を恨んだりしてはいけない。
なぜなら、自分の人生で自分に起こることはすべて、実は自分が生まれる前に「設定」していたことだから。
「苦悩」や「苦しみ」は、人間を霊的・精神的に、より高いところまで成長させてくれます。
「不幸」とか「病気」とかも、それぞれその人にとって意味があることでしょう。
それを悟ることによって、この人生の「学校」からの卒業が一歩近づくのかもしれません。
人生で苦悩や苦労が多い人は、実はその人生で、より高みへと霊的成長することを期待されているのかもしれません。
今日はこのくらいにしておきます。
このシリーズで書くことは、みなさんに私の信条などを信じてもらいたいと思って書くのではありません。
あくまでも、こういう考えもあるのだということを書いているまでです。
※過去の探求三昧から代表的な記事を。
tankyu.hatenablog.com
tankyu.hatenablog.com
映画化もされています。
yogi-movie.com
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