3日前の4月4日、青森県の牛滝漁港で、深海魚のカグラザメが捕獲された。
カグラザメといえば、大きな地震の前兆として出現することが過去にあった。
サメには、「ロレンチニ氏瓶」という微弱電流に敏感な器官があって、地震前兆現象としてのパルス電磁波に過敏に反応するものと思われる。
この珍しい来訪者に、地元の漁師たちは、初めて目にしたと口をそろえる。
【写真】カグラザメ(過去に撮影されたもの)(パブリックドメイン)
たしかに、カグラザメに限らず、深海魚や深海鮫のたぐいが青森県沖に出現したという話は聞いたことがない。
過去には、2014年2月、2015年1月にむつ市沖で捕獲されて以来のようだ。
地元水族館の担当者は、どういう経路でここまで来たのだろうと不思議がっていたという。
カグラザメと地震の関係
カグラザメと地震との関係については、2014年に私がTOCANAで記事を書いている。
上記の記事でも書いたが、カグラザメ出没の後で大きな地震が起きたケースを挙げておく。
・2008/01/18:小田原付近の定置網で捕獲→2008/02/27父島近海M6.6
・2008/07/09:神奈川県・真鶴町で捕獲→2008/07/21福島県南投沖M6.1
・2012/05/19:静岡県沼津市で捕獲→2012/06/06千葉県東方沖M6.3
ちなみに、ラブカ(漢字では「羅鱶」)はカグラザメ目ラブカ科のサメの一種。
カグラザメよりももっと珍しく、「生きた化石」などとも呼ばれる。
このように、カグラザメやラブカといった深海鮫が現れた時には地震に要注意だが、必ず大きな地震が起きるとは限らない。
今後同様のケースがないか注視したい。
※今日の「神秘三昧」ブログの記事。
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