探求三昧(はてな支部) - 地震前兆/超常現象研究家・百瀬直也が地震・災害予知・防災・予言などを探求

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【地震】内陸地震はフィリピン海プレートが引き起こしていた~産総研が発表


6/29に、産業技術総合研究所産総研)が、地震関係のいくつかの研究発表を行った。
まずは、秋田県から新潟県にかけての日本海側で内陸型地震が多発しているが、これは太平洋側にある日本海溝の位置が少しずつ西へ移動して東北地方付近が圧縮され、ひずみが集中しているためという。
地質学者、高橋雅紀研究主幹が発表したもの。


こうした地殻変動は、従来考えられていた太平洋プレートではなく、南海トラフを形成するフィリピン海プレートの動きが原因だとする。


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産総研の研究

高橋研究主幹は、巨大地震を引き起こす地殻変動の原因が、従来考えられていた太平洋プレートではなく、フィリピン海プレートの運動に結びついていたと明らかにしたことで、将来起こりうる地殻変動についても地質学的なシナリオを描くことができるようになると述べている。


日本海溝の位置が西へ年間1~2cm移動していて、このため東北地方付近が東西方向に圧縮され、火山活動で地下が熱く、変形しやすい日本海側にひずみが集中する。


日本で近年発生した巨大地震は、東日本大震災をもたらした海溝型地震とともに、阪神淡路大震災(1995/01/17、M7.3)や新潟県中越地震(2004/10/23、M6.8)など、内陸で発生する活断層地震も大きな被害を出した。

フィリピン海プレートの動きを注視する

このようなことがわかったことによって、これからは今以上にフィリピン海プレートの動きに注視しなくてはならない。


以下に、日本の大きな地震の数日~数ヶ月前にフィリピン海プレート付近で起きた地震の例を示す。


1955/03/31:フィリピンM7.4
→1955/05/30:硫黄島近海M7.5


1972/12/02:ミンダナオ島、M8.0
→1972/12/04:八丈島東方沖地震、M7.2


1994/11/15:フィリピン中部、M7.1、津波
→1995/01/17:阪神・淡路大震災、M7.3


2010/07/23:ミンダナオ島、M7.9、深さ590km
→2010/12/22:父島近海M7.4~M7.8


以上、日本の内陸地震とは限らないが、フィリピンのフィリピン海プレート境界近くで大地震が起きた直後に、日本でも大地震が起きている例が少なくない。
前述の研究とは多少外れるが、南太平洋の太平洋プレート境界付近の地震と同様に、発生後に日本付近でも大きな地震を警戒することは大切だろう。



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