今日TOCANAで、私が執筆した記事が掲載された。
題して、『【緊急警告】8月22日~9月6日、「東日本大震災2」発生の可能性大!! 四川省と日本の大地震は連動する、皆既日食前後は超・要注意!』というもの。
今日午後、TOCANAのトップページを見たら、このタイトルが目に入って「ハッ?」
なんだかまた大胆な記事が出たなー…と思ったら、自分が書いた記事だった。^^;;;
「8月22日~9月6日」という部分で、やっと気がついた。
米国で昨日午後(日本時間で今日8/22未明)に、アメリカで99年ぶりとなる皆既日食が観測された。
実は、皆既日食の直後に、日食が観測された地域の周辺でいくつか地震が発生した。
また、イタリアではM4.3の地震が発生し、小規模だが被害地震となった。
トカナの記事の紹介の後で、これらのことについても書くことにする。
TOCANAの記事
まず、タイトルにある「東日本大震災2」ですが、TOCANA編集者はメディアの特長を活かしたタイトル決めという職業意識によって行っているもので、あまり気にしないでください。^^;
この記事では、中国・四川省で大地震が起きると、その前後に日本でも大地震が起きる傾向があるということを紹介しています。
まず、下記のTOCANAの記事を読んでみてください。
過去に四川省と日本の大地震が連動した例
トカナで紹介した過去の地震対応ケースを、ここでも紹介しておきます。
1923年2月3日:ロシア・カムチャツカ、M8.8
1923年3月24日:四川省、M7.3。
1923年6月2日:茨城県沖、M7.1、最大震度4
1923年9月1日:関東大震災、M7.9、最大震度6。
1923年9月1日:相模湾、M7.3、最大震度5
1923年9月2日:千葉県南東沖、M7.3、最大震度5
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1933年3月3日:昭和三陸地震、M8.1、大津波。
1933年6月19日:宮城県沖、M7.1
1933年8月25日:四川省・茂県地震、M7.5
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1935年4月28日:四川省・馬邊地震、M6.0
1935年7月11日:静岡地震、M6.4、最大震度6。
1935年10月18日:三陸沖、M7.1
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1972年12月4日:八丈島東方沖地震、M7.2、最大震度6
1972年12月2日:フィリピン・ミンダナオ島、M 8.0
1973年2月6日:四川省・爐霍大地震、M7.9。
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1974年5月9日:伊豆半島沖地震、M6.9。
1974年5月10日:四川省・大関地震、M 7.1。
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1981年1月19日:三陸沖、M7.0
1981年1月19日:インドネシア・イリアンジャヤ、M 6.7。
1981年1月24日:四川省・道孚地震、M6.9
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1989年4月16日:四川省・巴塘地震、M6.7
1989年11月2日:三陸沖、M7.1、津波あり
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2008年5月8日:茨城県沖、M7.0、最大震度5弱
2008年5月12日:四川大地震、M8.0。
2008年6月14日:岩手・宮城内陸地震、M7.2。
2008年7月24日:岩手県沿岸北部、M6.8、最大震度6弱
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2013年4月13日:淡路島付近、M6.3、最大震度6弱
2013年4月20日:四川省・雅安地震、M7.0、逝去180人以上
2013年5月24日:ロシア・オホーツク海、M8.4
2013年10月15日:フィリピン・ボホール島地震、M7.1。
2013年10月26日:福島県沖、M7.1
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2017年7月18日:アリューシャン列島、M7.8
2017年8月8日:四川省・九寨溝地震、M7.0
2017年8月11日:フィリピン・ルソン島北部沖、M6.2
2017年X月X日:日本?
この中でもっとも顕著であり対応関係がある可能性が高いのは、日本でM6.5超の地震が起きてから1日~1週間後に四川省でも大地震が起きたケースが4回ほどあること。
その次が逆パターンで、この場合は、1カ月~数ヶ月後に日本でM6.5超の地震が起きることがある。
だが、この数ヶ月後というタイムラグの長さが説得力が弱いといわれれば、確かにそうだ。
このため、このような「法則性」が実際にあったとしても、日本よりも四川省の人々にとって役に立つ情報となるかもしれない。
つまり、「日本→四川省」の方が信憑性が高く、「四川省→日本」の方は現時点でのデータでは、そうでもないということ。
日本(特に東日本)で大きな地震が起きた時には、四川省でも大地震が起きる可能性を考慮して注意することができるだろう。
特に東日本で要注意か
ただし、通常の期間ならば前述のように言えるのだが、今回はちょっと事情が異なる。
8/8のTOCANAの記事では、8/8の部分月食と8/22の皆既日食前後に大地震が起きることを警告した。
今回の四川省・九寨溝地震(M7.0)は、その期間中の初っ端に起きた地震だということが問題なのだ。
このため、特に日本では、8月22日の皆既日食(新月)から次の満月(9月6日)ごろまで、特に東日本で大きな地震に要注意ということなのだ。
米国の皆既日食に対する熱狂ぶり
日本時間の今日未明、米国では下記の写真のような光景が各地で見られたのでしょう。
Twitterのツイートを2つほど紹介する。
ニャハハハハ。
Colander trick! Almost near max #Eclipse here in Denver. Crickets chirping now. pic.twitter.com/eihzJpwWt9
— Nicole Sharp (@aerognome) 2017年8月21日
「重力波の雲が見られた」
It's not related to the #eclipse but we have some great gravity wave clouds today, too. pic.twitter.com/Grf6bB5oem
— Nicole Sharp (@aerognome) 2017年8月21日
皆既日食直後に米国で地震
今日は世界の、特にリング・オブ・ファイア(環太平洋火山帯)あたりで地震がかなり起きていた。
下記のマップは、24時間以内に発生したM2.5超の地震の震源を示している。
また、冒頭で書いたように、日本時間の今日、皆既日食の直後に、米国の観測範囲の付近で小規模だがいくつか地震が起きていた。
それらを下記のマップ上でまとめてみた。
(PC版では画像をクリックで拡大表示)
わかりやすいように、時刻はすべて日本時間にしてある。
これは偶然かどうかなんともいえないが、米国を横断している皆既日食の観測範囲の周辺でM2クラスの地震が何度か起きていた。
イエローストーン国立公園に最も近い震源は、以前から群発地震が起きているところで、今日地震があったとしても皆既日食と関係ないかもしれないが、日食直前には同地域でM3.2の地震も起きていた。
実際問題として、皆既日食が観測された範囲で特に地震が起きやすいかどうかということについては、あまりそう考えられず、たまたまそのような地域で地震が起きただけなのかもしれない。
皆既日食と地震の関係については、まだ書きたいことが色々あるが、今日は時間切れなので、このへんにしておく。
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