今日はトカナで、私が執筆した記事が掲載された。
下記のようなタイトルです。
9月末にアメリカ地球物理学連合(AGU)が発行する地球物理学の科学誌に掲載された論文の内容を紹介したもの。
発震の前に地下の岩石が擦れ合うことによって生じる、かすかな音を検出し、予知につなげるという。
TOCANAの記事
あらかじめ書いておくと、今回はちょっと小難しい内容になってしまったかも。
要するに、JISHIN発生前に地下の岩石が擦れ合うことにより生じる音を検知し、予知を行うことができる可能性が見えてきたということですね。
興味がある方は、下記のトカナの記事を読んでみてください。
予測の実用化の道は?
ここで書いたように、今回の発見はまだ研究室内での人工的な揺れの発生に伴うもので、実際に自然の揺れを事前に検知したというレベルにはまだ達していない。
それでも、実現すれば非常に
とにかく、1回の大震災で数万人の命が失われるところを、それを食い止めることができるかもしれないのです。
この記事を執筆するにあたって、日本で10年以上前に同様の研究の成果を出版していた科学者がいたということを知った。
まさに先駆的な研究ですね。
もっと以前に、京都大学の石田毅教授が『岩石破壊音の科学』(1999年、近未来社)で同様の研究を発表されていたことも知って、これはもっと先駆的といえるでしょう。
これは地盤・岩盤の動きを破壊音探査技術によりモニタリングし、データを解析することで、災害を事前に予知するというもの。
この記事で書いたように、この予測方法の実用化は、技術的にまだまだ課題がありそうで、もっと先になりそうです。
地鳴りの方は?
これに類似した現象で、「地鳴り」があるけれど、こちらも日本の地震学者の態度は否定的なものが多い。
しかしながら、民間人からの報告を集めたような本では、非常に多い前兆現象だ。
有名な阪神・淡路大震災の報告集である『前兆証言1519!』でも、地鳴りの報告は少なくなかった。
記事中で紹介した、力武常次・東京工業大学名誉教授の言葉「なにがしかの真実を含んでいるとすれば、そのデータをなんとかして科学の対象とすることは、科学者のとるべき態度であろう」は、ズシリと重い。
このような偉大な先覚者の遺志を継いで、犠牲者を少しでも減らせるように、私もこれからやっていきたいものだ。
前兆証言1519!―阪神淡路大震災1995年1月17日午前5時46分
- 作者: 弘原海清
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