【写真】JR六甲道駅周辺(写真提供:神戸市「阪神・淡路大震災 1.17の記録」)
そろそろ、阪神・淡路大震災から23年になりますね。
1995年1月17日の早朝5時46分に、兵庫県南部地震が起きました。
今日、私がLINEでやっている秘密グループ『百瀬直也WORKS』で、この大震災の関係で色々とやりとりしていました。
そして、近畿地方に住んでいた人たちが、大地震の数ヶ月前から、地震がたびたび起きることに気づいていたそうです。
そのことを確かめるために、過去の地震データを調べてみました。
大震災から23年
1995年1月には、私は日本にいませんでした。
ジャワ島で、ソフトウェアエンジニアとして派遣されて働いていて、阪神・淡路もサリン事件も、向こうで断片的な情報しか得られなかった。
なので、日本人の大多数はテレビのニュース映像などで見ていた光景を、知らないんです。
高速道路の倒壊とか、火災とかを。
あれからもう23年たつんですね。
あの頃20歳だった人は、いま43歳くらい。
故あって、『百瀬直也WORKS』で当時のことを思い出してもらい、教えてもらいました。
それで知ったのが、数ヶ月前から近畿地方あたりでは、小規模な地震が度々起きていたということ。
どこで、どのくらい起きていたのかと、自分で調べてみました。
過去2年間の地震
おなじみの気象庁のデータベースで、1.17の過去2年間ぐらいの周辺で発生した地震を検索してみた。
すると、有感地震が100件ほどありました。
下記のマップが、震源の分布です。
まず、パッと見で気づくのは、和歌山県北部・南部あたりで地震が頻発していたこと。
これは、南海トラフ地震の前にも見られたことです。
なので、このへんは大きな地震が起きる前のキーエリアなんですね。
また、ここ自体が中央構造線が通っているため、将来大きな地震が起きないとも限らない。
震源(震央)は、淡路島の北端のちょっと沖合の明石海峡でした。
ところが、過去2年間では、淡路島ではほとんど地震が起きていなかった。
それを囲むように、ドーナツ化現象とまでは行かなくても、空白域となっていた。
このへんに気づいた人がいたら…というか難しかったでしょうね。
たとえ気づいていても、今のようにインターネット時代ではなかった。
まだ「パソコン通信」の時代です。
私もやっていました。
そのために、ワープロ専用機を買ったりして。
ワープロでパソコン通信w。
淡路島の前震?
話は戻って、淡路島の北端あたりで1回だけ、地震が起きていました。
1995/01/16 18:28:02.6、大阪湾でM3.7、最大震度1。
誰も何とも気にしない地震だったでしょうね。
ところが、それが大地震の前夜18時26分に起きていた、重要な地震だったんです。
しかも、震源がほぼ同じ。
下記の拡大版のマップに書き入れてあります。
また、さらに見ると、2ヶ月ほど前の11/9と11/10に、兵庫県東部でM4.2の地震が起きていた。
さらに1994年7月にも、ほぼ同じあたりで2回揺れている。
ここは、上記マップに書き入れた震源域の延長線上にあります。
ここもやはり重要なポイントだったんですね。
といっっても、そのことは大地震が起こる前には誰もわからなかったでしょう。
活断層地震とは、そういうものです。
小規模地震が何度か起きて、それが大きな地震の前震かどうかなど、地震学者でもわからない。
でも、特に普段あまり揺れないところで何度か地震があったら、「気をつけよう」と思うことはつきるわけです。
近畿地方、次は南海トラフ地震が待ち受けているかもしれないけれど、そのときにも前述のように和歌山県の内陸で頻発する小規模地震が気になってくるでしょう。
注意して見守ることにしたいです。
※今日チリでM7.1(M7.3)の地震が発生した。
1/12のミシェルさんの「海外M7国内M6」体感に対応か?
防災三昧ブログで書いています。
www.bosai3.com
- 出版社/メーカー: 三ツ星通商
- メディア: その他
- この商品を含むブログを見る
【防災グッズ】地震対策30点避難セット ?避難生活で必要な防災用品をセットした非常持出袋(防災セット)
- 出版社/メーカー: 防災防犯ダイレクト
- メディア: ホーム&キッチン
- 購入: 1人 クリック: 5回
- この商品を含むブログを見る
Bagerly 救急セット ファーストエイドキット 米国FDA品質認証 イタリア生地 125点
- 出版社/メーカー: Bagerly
- メディア: その他
- この商品を含むブログを見る