探求三昧(はてな支部) - 地震前兆/超常現象研究家・百瀬直也が地震・災害予知・防災・予言などを探求

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【地震】9世紀に関東でM8クラスの地震が起きていた+5月23日に南海トラフ巨大地震の予言について


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関東の相模トラフでは、関東大震災クラス(M8級)の巨大地震が繰り返し発生している。
その地震が、9世紀にも発生していたことを示す堆積物が、神奈川県鎌倉市と逗子市で見つかった。


江戸時代以前の該当エリアの地震は、これまで詳細はわかっていなかったが、このエリアでの地震の周期解明の手がかりになるかもしれないという。


加えて、「5/23に南海トラフ巨大地震」説にも言及する。

相模トラフの巨大地震

この研究は、神奈川県温泉地学研究所などのチームによって明らかにされた。
以下に、このニュースが重要である理由を示す。


大正関東地震(関東大震災、1923年、M7.9~M8.2位)などの関東地震は、太平洋プレートとフィリピン海プレートの境界である「相模トラフ」沿いで起きる。
だが、平安時代など古い時代の記録は少なく、実態はよくわかっていなかった。


この研究では、かつて海沿いの干潟だった低地を掘って地層を調べた。
その結果、神奈川県鎌倉市や逗子市で、干潟の痕跡を含む地層が12カ所あった。


この干潟は、巨大地震で一帯の地盤が隆起して波で削られなくなったために、そのまま残ったよという。
干潟は、地層の年代測定で、17世紀以降、13世紀、8~9世紀の3種類とわかった。


9世紀の878年には、神奈川県などで大地震があったとの文献記録があり、チームはこの地震が周期的に起きる関東地震だったとみている。
これまで878年10月28日 の相模・武蔵地震(M7.4)とされてきた地震で、実はより大規模で最近M8級らしいということだ。


同研究所の萬年一剛主任研究員は「証拠が乏しかった発生時期を、確実に絞り込めた」と語る。

過去の相模トラフの大地震

相模トラフでは、過去に以下のような大地震が起きていたことがわかっている。

◎約2000年〜4000年前:関東南部周辺、相模トラフ沿いを震源とした関東地震が少なくとも5回発生。
◎878年10月28日:相模・武蔵地震 - M7.4。(前述)
◎1293年05月20日:鎌倉大地震(永仁鎌倉地震)- M8クラスの相模トラフ巨大地震説あり。犠牲者2万3千人。
◎1703年12月31日:元禄地震 - M8.1~8.2、関東南部に津波。犠牲者6700人。相模トラフ。
◎1923年09月01日:関東地震(大正関東地震、関東大震災)- M7.9(Mw8.2等)、最大震度6。犠牲者・行方不明者10万5千人。


このように、相模トラフ上の巨大地震の周期は、短くて220年,平均値としては400年以上となる。
大正地震から100年弱たって,少なくとも120年ほどは安心だから、首都直下地震など、むやみに恐れることはないとする学者もいる。


もしそれが本当ならば、本当に嬉しいのだが…。
だが、それは相模トラフ上の1パターンであって、いま想定されている大地震は、それ以外のパターンもあるでしょう。

呑気は損気

政府の地震調査委員会は、30年以内にM8級の地震が起こる確率を「ほぼ0~5%」としている。
数%とか1%未満の確率でも、実際に大地震が起きたケースも、歴史を通じてあった。


7年前の巨大地震によって、日本の地殻の状態が大きく変化したといわれている。
そういう状況にあって、いまだに呑気に構えていられるというのは、あまりいただけないかもしれない。


3つのプレートが重なり合う関東の地震危険地帯では、まだ科学でわかっていない発震パターンもあるかもしれない。
東京都内など、わかっている活断層など、ごく一部なのだ。
調査をやりたくても、そう簡単に地下を掘り下げる訳にはいかない。


そういうアヤフヤな土地の上に住んでいることは、われわれ東京都民は忘れてはならないだろう。
そのような都会に、いまだに流入が増え続けているということ自体、信じがたいことだ。
放射線汚染の問題だってあるし。

5月23日に南海トラフ巨大地震説

「5月23日に南海トラフ巨大地震が起きる」というのは、「未来人」の予言として広まっているものだが、あと2日後にその日が来る。


これは、4月にTOCANAで私が執筆した記事が拡散の一因となっているので、再度書いておくことにする。


5/23南海トラフ説、そして6月に富士山噴火説も含めて、私の考えは、記事が掲載された日にこのブログで書いた通りで、変わっていない。↓
www.tankyu3.com


「未来人」という存在には懐疑的で、また2日後に南海トラフ巨大地震が起きる可能性は、限りなく0に近い。
そう考える理由は、以下の通り。

  1. 日付がわかっている過去の南海トラフ地震は、7~2月に起きていた。
  2. 黒潮の大蛇行が知られるようになった後(20世紀半ば~)の南海トラフ地震は、すべて黒潮の直進期(非大蛇行期)に起きていた。(注:現在は大蛇行続行中)
  3. 現時点で、南海トラフ地震の直前前兆と思われる現象は、まったく起きていない。


富士山噴火についても同様で、そのような前兆は、まったくない。
私が言いたかったことは下記のトカナの記事の締めで書いた通りで、XUの予言がたとえデタラメでも、デマであっても、巨大地震が「いつ起きてもおかしくない」と、常日頃から大地震について十分な備えを怠らないことは、将来の自分のサバイバルにとって大切なことでしょう、と。



では、今年7月以降に黒潮の大蛇行が終わったら?
それは、まだわからない。
可能性としては高くなるけれど、その他の前兆要素が揃うかどうかにかかってくるだろう。


上記の「その他の要素」については、『南海地震は予知できる』(中村不二夫)を一読することを強くお薦めする。
地震学者でもない人が書いた本が、なぜ重要なのかは、下記の記事を読んでいただければわかっていただけるかもしれない。
www.tankyu3.com


とはいっても、Amazonで古書が残り4冊か…。
しかも4千円以上。
ちょっと気軽には買えない値段ですね。


南海地震は予知できる―地震が残した証拠品

南海地震は予知できる―地震が残した証拠品

環水平アーク・日暈(ハロ)

今日午前中に、愛知県の名古屋周辺で、環水平アークが観測された。
もちろん地震前兆とは確言できず、天気が変わる前兆であることも多い。


tenki.jp


また、今日は私のSNSつながりで、東京の2人がハロ(日暈、ひがさ)の写真を投稿していた。
念のため書いておく。

しろ子の運動量

昨日書けなかったので、2日分を。


https://www.instagram.com/p/Bi-w6QandOT/
【ハムスター】5/20朝、カウンター値:2802。非常に多い注意。 kokanranger 報告 #hamster #ハムスター地震予知 #ハムスター #ジャンガリアンハムスター #地震予知


https://www.instagram.com/p/BjBOKNVnBUb/
【ハムスター】5/21朝、カウンター値:1480。夏が近づくと多くなってくるのかな?@kokanranger 報告 #hamster #ハムスター地震予知 #ハムスター #ジャンガリアンハムスター #地震予知


まだ関東で対応する地震が起きていないようです。
また、5/17~5/18のダウン体感もあって、関東近辺、要注意です。



https://www.instagram.com/p/BjBOanKHgd-/
【愛弥美】5/18 仲良しの二人と一緒に多摩湖へ遠足に行きました。Ayami with friends.


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