【宏観】宮崎県串間市のゴマフアザラシ「すわちゃん」が姿を消した～地震前兆の可能性は？ - 探求三昧（はてな支部） - 地震前兆／超常現象研究家・百瀬直也が地震・災害予知・防災・予言などを探求

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宮崎県串間市の都井岬の沖合でアザラシが現れるようになり、「すわちゃん」の愛称で親しまれるようになった。
2016年に初めて現れた地点が諏訪浜の沖合であるために、その愛称がついたと思われる。

そのすわちゃんが、5月半ば頃から、姿を見せなくなった。
これは、何か地震の前兆現象と関係があるものだろうか？

宮崎県串間市の諏訪浜（都井岬）の沖合に、ゴマフアザラシが初めて目撃されたのは、2016年6月5日のことだった。
この当時は体長1mほどで、まだ子供と見られていた。

ゴマフアザラシ（胡麻斑海豹）は。アザラシ科ゴマフアザラシ属に属する海棲哺乳類だ。
アザラシとしては中型の部類だという。

本来はベーリング海、オホーツク海に多く、他にチュクチ海、日本海、太平洋北部、ピョートル大帝湾、渤海・黄海に分布するという。

アザラシの仲間の日本近海での出現は珍しくなく、ストランディング（座礁）ケースに限っても、この1年間ぐらいでも東北で2件ほどある。

そもそも、すわちゃんが2016年6月5日に初めて姿を見せたというのは、ちょっと怪しい点がある。
怪しいというのは、「地震」に関係があるかもしれないという意味で、だ。

熊本地震の前震・本震が発生したのが、2016年4月だった。
すわちゃん出現は、その前兆としての宏観異常現象ではないにしても、九州一体の地殻変動の影響を受けて、宮崎県にたどり着いたという可能性はないだろうか？

あくまでも低い可能性だが、そういうことも考えてみる。

ゴマフアザラシが九州・沖縄地方に出現するのは非常に稀で、過去10年間ではストランディングの事例が2件ほどしかない。
地域を絞ると、やはり珍しいケースのようだ。

都井岬近くの沖合に毎日のように姿を見せていたゴマフアザラシ「すわちゃん」が、数日前からまったく姿が見えなくなった。

4月以降に、近くの港のいけすに入れていたブリなどが食い荒らされる被害が相次いだ。
すわちゃんの仕業ではないかという声が強くなった。

もともと、ゴマフアザラシは雑食性というか、口に入るものならば何でも食べてしまう。
ブリでも何でも、人間が口にするような養殖魚は、大好物だろう。

貴重な観光資源(?)でもあり地元のアイドルだけに、複雑な思いだろう。

魚が食べられないようにとの対策として、5月15日に、地元漁師がいけすに網をかぶせた。
すると、その翌日から、すわちゃんが来なくなったという。

このタイミングを考えると、地震前兆的な要素はあまりなく、せっかく1頭さま無料食べ放題の恩恵に預かっていたのが、食べ物がなくなって都井岬から離れて行ってしまったのだろうか。

すわちゃんが姿を消した10日後の5/26 7:02に、日向灘でM4.2の地震が発生した。
これも要因の一つかもしれないとも思ったが、近場とはいえ小規模なので、あまり説得力がなさそうだ。

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今後、日向灘あたりで大きな地震が起きる可能性がまったくないとはいえないけれど、現時点では、すわちゃんが姿を消したことに関連付けることは、難しそうだということで、この記事のまとめとする。

※全国的に、まだ満月トリガーの影響が出るかもしれず、油断はできません。

※蛇足だが、諏訪浜という地名を知って、すぐにわかったのは、諏訪神社があるからそういう地名なのだろうということ。
調べてみると、諏訪浜から6kmほど内陸のところに諏訪神社があった。

【参考】
mainichi.jp