立冬を過ぎても高めの気温が続き、今冬は暖冬が予想されているが、暖冬は大地震を抑制して、終息後には大地震が起きる傾向がある可能性を検討していて、それについて書いてみたい。
また、茨城県の郁代さんと北海道の帆海さんから情報が入ったので、それも紹介する。
【目次】
エルニーニョと暖冬
今秋はエルニーニョの発生が予測されていることは、昨日の記事で書いた。
その期間中は大地震が起きやすい傾向にあることも書いたが、関心が有る方は、まず下記の記事を読んでみてください。
上記の記事で書いたように、暖冬が予測されているのは、今秋に高い確率(70%)で起きるとされる 「エルニーニョ現象」の影響だ。
統計によると、エルニーニョ現象が発生中の冬には、東日本や西日本の気温が高くなる、つまり暖冬になる傾向にある。
暖冬の間は大地震が抑制される??
過去の大地震のデータを調べていて、ふと気がついたことがある。
エルニーニョ期間中に暖冬だった冬には、不思議と日本付近で大きな地震が起きていないということだ。
暖冬の間は、大地震(M7.5超)が抑制されるのだろうか?
過去の地震データを詳細に調べてみると、たしかに大地震(M7.0以上)が日本付近で起きていない。
だいたい暖冬というのは、エルニーニョ期間中に起きることが多い。
昨日の記事で書いたように、エルニーニョ期間中には大地震が起きやすい。
それと矛盾するのではないかと思われるだろう。
だが、大地震が起きやすいのはエルニーニョ期間の最初(特に春か夏)と最後(特に春か夏)であり、冬には少ないようなのだ。
それに加えて、暖冬の冬が終わった直後(主に春)には、大地震が起きることが目立っていた。
暖冬と大地震の関係
以上のことを、過去1900年以降の暖冬と大地震(主にM7.0以上)のデータで示す。
なお、便宜上「春」=3~5月、「夏」=6~8月、「秋」=9~11月、「冬」=12~1月…としてデータを扱う。
凡例:
【エ】:エルニーニョ発生中
【暖冬】:暖冬期間(12~2月)
【直後】:暖冬直後の春(3~5月)
【エ無・直後】:エルニーニョ無しの暖冬の後の春(3~5月)
【エ・直後】:エルニーニョ期間中で且つ暖冬直後(3~5月)
【暖冬中】:暖冬中に起きた地震(例外的)
【エ無・暖冬中】:エルニーニョ無しの暖冬中に起きた地震(例外的)
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【エ】1902春~1903春
【暖冬】1902 - 1903年:戦前では最も気温が高かった。特に12月は観測史上4番目に高い。
【暖冬】:1915 - 1916年:12月と2月は平年並みだが、1月の気温が平年よりも1℃ほど高かった。
【暖冬】:1936 - 1937年:12月と1月は平年並みかやや高めで経過したが、2月が平年を0.94℃上回った。冬全体でも平年より0.36℃高かった。
→【エ無】1937年2月21日 択捉島南東沖 - M7.6。
【暖冬】1948 - 1949年:平均気温は2007年に並ぶ記録的暖冬で、北日本で戦後第1位。
【暖冬】:1957年 - 1958年:北・東日本で暖冬、西日本では平年並み。全国平均では平年を0.26℃上回っている。
→【エ・直後】1958年3月11日 石垣島近海 - M7.2。
【暖冬】:1958 - 1959年:1月の前半以外はかなり暖冬で、特に2月の平均気温は2番目。この年と翌年は暖冬になったにも拘らず、エルニーニョ現象は起こっていない。
【暖冬】:1959 - 1960年:2月を中心に暖冬。
→【エ無・直後】1960年3月21日 三陸沖 - M7.2。
【エ】1968年秋~1969/70年冬
【暖冬】:1968 - 1969年:12月は月前半を中心に顕著な高温。12月の下旬後半以降は寒暖が交互に。エルニーニョ現象が前年秋から続いていた。
→【直後】1970年5月27日:小笠原諸島西方沖(M7.1)
【暖冬】:1971 - 1972年:特に1月は顕著な高温。
【暖冬】:1972 - 1973年:冬の期間にエルニーニョ現象。
【暖冬】:1978 - 1979年:東日本、西日本で戦後第2位の高温。
【エ】1982年春~1983年夏
◯1983年5月26日 日本海中部地震 - M7.7、日本海に大津波、犠牲者104人。
【暖冬】:1986 - 1987年:北日本では周期的に寒気の影響を受けやすかったが東日本、西日本では暖冬。
→【直後】1987年3月18日 日向灘 - M6.6。
【暖冬】:1987 - 1988年:北日本を除き暖冬。
【暖冬】:1988 - 1989年:寒冬になりやすい傾向があるラニーニャ現象発生年であったが記録的な暖冬。
【暖冬】:1989 - 1990年:1月後半の強い寒波以外は暖冬。
【暖冬】:1990 - 1991年:北日本では42年ぶりの記録的暖冬。
【エ】1991年春~1992年夏
【暖冬】:1991 - 1992年:前年春に始まったエルニーニョ現象が冬の期間も続いた。
【暖冬】:1992 - 1993年:全国的に12 - 2月の気温は高めに推移。
→【エ無・暖冬中】1993年1月15日 釧路沖地震 - M7.5。
【暖冬】:1997 - 1998年:20世紀最大規模のエルニーニョ現象の影響で南西諸島で戦後第1位、西日本では戦後第2位タイの暖冬。北海道では1986年以来の寒冬。
【エ】1997年春~1998年春
→【直後】◯1998年5月4日 石垣島南方沖地震 - M7.7、一時津波警報発表。
【暖冬】:1998 - 1999年:寒冬になりやすい傾向にあるラニーニャ現象が発生していたが1月から2月にかけて寒波、だが長続きせず全体的には暖冬。
【暖冬】:2001 - 2002年:1月以降は暖冬傾向が強まり、1 - 2月の平均気温は平年を大きく上回った。
【暖冬】:2003 - 2004年:北日本と関東地方で顕著な暖冬。1月下旬には22日に強い寒波の影響で九州北部や中国地方の平野部で真冬日を観測するなど強い低温となる時期があった。
【暖冬】:2004 - 2005年:12月が顕著な暖冬となったが、同月終わりごろは気温が急に低くなり、1月は高温の時期と低温の時期が打ち消しあって平年並み。
→【エ無・直後】2005年3月20日 福岡県西方沖地震 - M7.0。
【暖冬】:2006 - 2007年:国内の平均気温は、気象庁の統計開始以来1949年と並ぶ1位タイの歴史的暖冬。
【暖冬】:2008 - 2009年:冬の平均気温は北日本で1949年、1991年に次いで戦後第3位タイ、東日本で2007年に次いで戦後第2位の高温となるなど北日本、東日本で顕著な暖冬。
【暖冬】:2009 - 2010年:東・西日本から沖縄・奄美地方では12月中頃から1月前半に、北日本では2月の上旬頃にそれぞれ寒気の影響を受けて低温傾向となるなど周期的に寒気が南下しやすかったが低温傾向は長続きしなかった。
【暖冬】:2010 - 2011年:西日本で平年並みか低温、南西諸島で1986年以来25年ぶりの寒冬となったが、北・東日本では3年連続で暖冬。12月は北日本と東日本で顕著な高温となったが、12月後半から1月末は寒気の影響を受け全国的低温。1月は北海道でほぼ平年並みのほかは西日本を中心に記録的な大寒冬。2月に一変し、全国的高温。
→【エ無・直後】2011年3月11日 東北地方太平洋沖地震 - Mw9.0〜9.1、犠牲者・行方不明者約2万2000人。
【エ】2014年夏~2016年春
【暖冬】:2014 - 2015年:西日本・東日本・沖縄奄美では寒冬、北日本では4年ぶりの暖冬と北暖西冷傾向が非常に強い。特に北海道は記録的な暖冬。
→【直後】◯2015年5月30日 小笠原諸島西方沖 - M8.1。
【暖冬】:2015 - 2016年:全国的に暖冬。12月から全国的に暖かかった。1月24日 - 25日に佐賀・長崎で真冬日、沖縄本島にて史上初となる公式降雪記録をもたらした大寒波が襲来したが、2月の高温は変わらず。2月中旬は特に記録的な暖かさ。
→【直後】2016年4月16日 熊本地震 - M7.3、犠牲者258人。
【暖冬】:2016 - 2017年:2年連続で全国的な暖冬。
なぜこうなるか?
上記の地震のうち、東日本大震災(2011年)と熊本地震(2016年)も、暖冬の直後の春になってから発生した大地震だったのは、偶然だろうか。
では、仮にこのような「法則」があったとして、なぜこのようになるのかは、今のところは見当がつかない。
エルニーニョにしても黒潮大蛇行にしても、気温や海水温と地震(特に海溝型地震)の発生に影響を与えることは、ありそうだ。
今後さらに検討することにしたい。
今秋はエルニーニョが始まる可能性が高いというが、その後の冬は暖冬となることが予測されていて、そうなると、上記の傾向によれば、冬の間は大きな地震が起きないことになるが、どうなるだろうか。
そして、来年の春になると、エルニーニョによる暖冬の後ということで、大きな地震が起きる傾向があることになるが、これも様子見としたい。
茨城県の郁代さんからのメール
次に、茨城県の郁代さん(仮名)から11月7日(水) 11:33に届いたメールを紹介する。
しばらく茨城県を離れていて、帰宅後に私のブログをまとめて読んでくれたようだ。
不在期間の百瀬さんのブログを読んでいます
10月30日の伊勢湾の記事、私も2015年に「枇杷島で震度6」「四日市の工場煙突が地震で折れている」という夢を見ているので心配です・・・
比嘉さんの啓示によると、大阪で大地震が起こると地球規模の地殻変動に繋がるため、その地震エネルギーを抜かなければならず、その場所が名古屋になるそうです
またそれとは別に、最初に東南海地震が起きると南海・もう一度東南海・東海・関東と連動して、相当な被害を生む啓示も見られています
2019年に向けて、ますます気が抜けない時期に突入したようですね
「比嘉さん」というのは、沖縄のかみんちゅー比嘉良丸さんのこと。
「枇杷島」(びわじま)は、名古屋市にある地名だ。
ということで、郁代さんも伊勢湾が気になる人の一人に加えなければならない。
伊勢神宮で大地震のヴィジョン
ところで、伊勢湾で思い出したが、私は2009年9月に伊勢聖地巡礼を行った時に、あるヴィジョンを視た。
伊勢神宮・内宮の荒祭宮で地震沈静の祈りをしているときに、大きな地震が起きて、人々が大地の上で倒れたりしている光景が一瞬視えたのだ。
過去のヴィジョンは下記ページでまとめている。
www.shinpi3.com
伊勢神宮でヴィジョンを視たといっても、神宮が大地震でやられるとは限らないかもしれない。
もちろん、私が視たものだから、そのヴィジョンが現実にならない可能性も大きいかもしれない。
現実になる場合は、特に大変な大災害の場合は、5年とか10年とか経ってから起きることもある。
良丸さんの啓示では、名古屋が危ないとのことだが、私が知る、ある世に隠れた能力者も、似たようなことを言っている。
ますます「伊勢湾」が大変なことになってきた。
北海道の帆海さんからのメール
次人、北海道の帆海さん(仮名)から11月7日(水) 22:04に受信したメールを紹介する。
これは感ですし、はっきり何処とは言えないので流してもらって結構なんですが、大きく揺れる地震のカウントダウンが始まっているのではないでしょうか?
多分北海道ではないのですが、本州どこかしらで揺れるのかなと...
毎朝起きてすぐに地震情報を確認しているのですが、ここ2.3日よかった今日もまだ大きいのはきてないと思うのです。
テレビも何もないし、安心。と思ってしまうのです。
ニュースで確認することを気にしているので道外かなと思っています。
北海道でまた大きな地震が来るようであればここも揺れるのであろうと母親と話しています。
何もなければいいのですが、知り合いも多数いますし、不安を感じます。
あくまでも「感」であり、現実にならないかもしれないというニュアンスだが、現状を鑑みると、やはり紹介せざるを得ない。
今は、そういう状況になっていると思うので。
苫小牧沖など北海道で連発→カマイルカの座礁は?
今日は、北海道南部から青森県沖にかけて、4回ほど地震が起きた。
大した規模ではなく騒ぐことはないM2~M3クラスの地震だが、一昨日紹介したストランディング事例に対応するものではないかということで、紹介する。
上記の地震は、以下の通り。
2018年11月08日11時34分:胆振地方中東部、M2.7、最大震度1
2018年11月08日11時15分:苫小牧沖、M3.8、最大震度1
2018年11月08日07時35分:陸奥湾、M3.7、最大震度3
2018年11月08日00時54分:胆振地方中東部、M3.1、最大震度2
一昨日の記事で書いたように、2018年11月5日8時00分に、北海道室蘭市みゆき町3丁目で、カマイルカのストランディング(座礁)があった。
上記のマップを見ると、カマイルカの座礁は、苫小牧沖M3.8の前兆だった可能性が最も高いのではないか。
他にも胆振地方中東部の2回の地震の前兆としての電磁波も、相乗効果として作用したために、M3クラスの小規模地震でもカマイルカの方向感覚を狂わせたのだろうか。
またタイムラグも3日後ということで、あり得るだろう。
今日の前兆現象
今日は新月ということで、警戒していたが、今のところは大規模な地震は日本では起きていない。
世界的にも、M4クラスが多いようだが、新月トリガーの影響は、これからだろう。
依然として【赤信号】。
下記ページで示すように、厳重警戒の要因もあるので、特に週末前後に気をつけてください。
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