探求三昧(はてな支部) - 地震前兆/超常現象研究家・百瀬直也が地震・災害予知・防災・予言などを探求

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【災害】日本の「終わり」の時に備えて海外の脱出先を考えておくこと~タイを例にして


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今日は、日本が破局噴火や原発事故で国家の終焉を迎えた際に、海外移住することを考えてみた。
個人的に身近な国であるタイは大地震など自然災害のリスクなどはないだろうかとか、少し検討してみることにする。

【目次】

 

なぜ海外脱出か?

そもそも、なんでこんな記事を書く気になったかというと…。
来年の春休みに家族でタイへ行こうということになって、ちょうど昨日、タイ国際航空のチケットを購入した。


今日はあまり緊急ネタがないので、たまにはブログをお休みしようかとも思った。
ブロガーやライターとして文字通り年中無休で働いていて、たまに休んでもバチは当たらないだろうと。


だが、タイ行きが決まって、ちょうど良い機会なので、タイの避難先としてのメリットや災害リスクなどを考えてみようと思ったのだ。

日本の終わり?

それとも、「日本が終焉を迎えることなんて、あるわけがない」と思っている人も多いのだろうか。


地震・(通常の)火山噴火などの単一の自然災害では、日本が「国難」を迎えることはあっても、国家が滅びることは、まずないだろう。
問題は、本当の意味で日本が終わってしまう可能性がある「破局噴火」であり、また致命的な原発事故が起きた時だろう。


「そんなこと、本当に起きるの?」と思う人もいるだろう。
たとえば大規模カルデラ噴火(破局噴火)ならば、今後100年間で発生する確率は1%で、活断層地震の発生確率と比べると決して低くはない確率だ。
阪神・淡路大震災も、そのくらいの確率のもとで起きたように。


カルデラ噴火研究の第一人者である巽好幸・神戸大学教授は、九州の姶良カルデラが破局噴火を起こした場合、1億2千万人の命が奪われ、「最悪の場合、日本喪失を招く」と語っている。


日本の原発のいずれかが大地震やカルデラ噴火で致命的な原発事故を起こした場合でも、同様に日本の終焉を迎える恐れがある。
詳細は、下記の昨年のTOCANAの記事などで書いている。



 

日本脱出しかない

そんな事態になってしまった場合、どうするかといっても、「ノーチョイス」だろう。
もう、真っ先に日本脱出して海外移住するしかない。
もっとも、その時に「まだ生きていた場合は」だが(当たり前)。


このブログを読みに来る方々の多くは、防災に関して意識が高い方が多いと推察する。
だが、「日本の終わり」になった時に、「逃げ場所」を考えているだろうか?


致命的な放射能汚染が起きた場合、真っ先に国外脱出しなければ自分や家族の命がないかもしれない。
国外といっても、日本の周辺国ではダメかもしれない。

私の場合

ご存知の通り、私は個人的に「アテ」があるので、まだ恵まれている方だろう。
サルちゃん(7年前に結婚した家内)がタイ人で、実家が中部のサムットプラカーン県にある。
そう言ってもわからなければ、バンコクのスワンナプーム国際空港がある県だといえば、タイへ行ったことがある人は思い出すだろう。


首都バンコクに隣接した海沿いの県で、日本でいうと千葉県にたとえられる。


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タイの自然災害リスク

せっかく日本からタイへ逃げても、この国で日本のように自然災害が多発するのでは、たまったものではない。


まず、タイの大地震はどうだろうか。
タイで大地震など、聞いたことがないという人が多いだろう。
たしかに、タイ中部のバンコクあたりでは、大きな地震というのはほとんど起きない。


だが、特にミャンマーと国境を接するタイ北部のあたりでは、大きな地震も起きている。
下記のマップは、1900年以降のM5.0以上の地震の震源を示す。


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また、1900年以降にM7.0以上の大地震は、下記のGoogleEarthのマップで見るとわかるように、まったく起きていない。
タイ中部に住んでいれば、まず大地震の恐れはなさそうだ。


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津波のリスク

タイ南部の国際リゾート地であるプーケットなどは、津波のリスクがある。
2004年のスマトラ島沖地震・津波では、この地で多くの犠牲者が出た。


サルちゃんの家族が住むサムットプラカーンも海沿いにあるが、かなり内陸にあるので、津波の可能性は低いようだ。

タイの火山

では、タイの火山噴火はどうだろうか?
タイには、噴火を起こすような火山は存在しない。


ただし、なぜか温泉が湧く場所は100ヶ所以上ある。

洪水のリスク

バンコクは水の都だが、頻繁に洪水に襲われることでも知られる。
近年で最大の水害は、2011年の大洪水だった。
そのタイ大洪水では、800人以上の犠牲者が出てしまった。


バンコクなどでは下半身が水に使っても人々はたくましく生活しているが、さすがにのんびりしていられない場合もある。


サムットプラカーンも、津波よりは水害のリスクがありそうだ。
タイに住むならば、なるべく低地を避けるということが言えるだろう。

タイの原発は?

たとえば日本の原発で大惨事が起きたときにタイに逃げてきて、こちらにも原発があったら心配は消えない。
今のところは原発はなく、そういう計画もあったが、2020年に建設を予定していた計画は、日本の福一の事故で見直しがなされた。


他に研究炉もあって、原発事故の規模はかなり小さくなるものの、原発から完全にフリーでもなさそうだ。

経済的な問題など

タイなど東南アジア諸国では、日本で隠居した人々が老後に年金生活をしようという人が多くいる。
だが、タイは年々物価が急上昇していて、日本との経済格差も急速に少なくなってきている。
そういう中で年金生活といっても、経済的に大丈夫かいなと思ってしまう。


また、老後に気候が大きくことなる土地に住んで体が適応できるかとか、老いてから言葉を覚えることができるのかとか、色々な問題が生じるだろう。


また、大きな問題としては、東南アジアの人々のものの考え方を受け入れて、環境に適応できるかどうか?
そういう意味では、私は1994年から1年半ほどジャワ島でSEとして働いていたことがあり、向こうの人のものの考え方や生活習慣には「免疫」ができている。


というか、もともとアバウトな性格で心配性とは正反対で、それが東南アジアの人々とうまくやっていくためには都合が良かったかもしれない。
そうでなければ、タイ人との結婚でもっと摩擦が生じていただろうか。


このように、ごく短時間で検討しても、さまざまな問題が生じてくるので、移住前には、その一つ一つをクリアしていかなければならない。

タイ行きにあたって

今回は、サルちゃんが久しぶりに帰国して家族(母、姉妹3人)に会いたいというので、私も同行することになった。


2011年9月に結婚した時には、SEの仕事が終わって失業状態だったので、タイでも日本でも式も挙げなかった。
姉妹とは日本に来たときに会ったことがあるが、お母さんに会うのは初めてだ。


https://www.instagram.com/p/BqwEUJOFXGZ/
来年3月20日から2週間タイ行きを決めてタイ国際航空のチケットを買った。仕事はブロガー&ライターだからどこでも仕事ができるしタイ取材もできる。新築のサルちゃんの実家に泊まってホテル代がかからないのが嬉しい。😅Going to Thailand on 20 March & stay for 2 weeks.#タイ #タイ旅行 #Thailand #ブロガー #ライター


子供の春休みを狙って3/20~4/3の約2週間の渡航になるが、年中無休のブロガー/ライターだから、その間のんびり休暇とは行かない。
ノートPCを持っていって、ブログや原稿執筆も行うつもりだ。


また、タイの面白い場所や面白い人々に取材して記事とするかもしれない。
もちろん、聖地巡礼してタイの平和や災害鎮静も祈りたい。

たとえ災害でも明るく生きる

タイでは、町が大きく浸水してもこの通りで、悲壮な面持ちで暮らしている人は少ない。
みんな「マイペンライ」(気にしない、なんでもない)の精神で生きている。


辛いのは自分一人じゃない。
みんなで助け合って、明るく生きていこう。
そういうところは、東南アジアの人々の美徳の一つではないか。


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日本の大乗仏教は、なんだかわけのわからない宗教になってしまっていて、「仏教」とは言うものの、「仏の教え」はいったいどこにあるの?と思ってしまう。
そういう意味では、歪められていない形での元の釈尊の教えに近いものを学べる機会かもしれない。
まだ4ヶ月ほど先だが、いろいろと楽しみになってきた。


今回はタイを例に書いてみたが、みなさんそれぞれ憧れの行きたい国やツテがある国があるかもしれないので、たとえ低い可能性でも万が一の時のために考えてみてはいかがだろうか。


タイ仏教入門 (めこん選書 1)

タイ仏教入門 (めこん選書 1)


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