今朝、大阪府北部で地震があったが、私が昨日からそれを予測したのは、近畿地方のハムスターとネコの異常行動の報告を受けていたからだ。
今日は、その異常行動を紹介するとともに、飼い始めて3ヶ月経ったうちのハムスターの地震予知ぶりを振り返ってみたい。
【目次】
大阪府北部M3.2
まず、大阪の地震の詳細だが、「えっ今朝地震があったの?」という人もいるだろう。
それも無理もなくて、早朝に起きたことと、有感地震となったのは震源周辺の一部のみで、大阪市も揺れなかったからだ。
地震の詳細は以下の通り。
発生時刻:2018年12月14日 04時15分頃
震源地:大阪府北部
最大震度:震度2
緯度:北緯 34.8度
経度:東経 135.7度
震源:マグニチュード M3.2
深さ:約10km
ハムスターの異常行動
その前日12/13朝、SNSの私の投稿にコメントがついた。
その大阪市の人が飼っているハムスターが、興奮状態だとある。
そのハムスターは、6/18の大阪府北部地震(M6.1)の半日前にも、同様の状態だったという。
大阪あたりで前兆らしきものがあるかどうか調べてみると、あった。
大気中ラドン濃度が上昇後に下降中で、たしかに地震がありそうだと答えておいた。
そして、今朝起きたら、やはり地震が起きていた。
ただし、大阪市は揺れなかったので、その人も私が知らせるまで知らなかったようだ。
異常行動の詳細
そのハムスターが、具体的にどういう状態だったのかと聞いてみた。
すると、いつもはその人か子供と目が合うと、ヒマワリの種などのエサを欲しがってケージの檻をガシガシ噛むのに、その朝はその人に気がついても心ここに在らずで落ち着きなく、回し車を回したりウロウロしていたという。
こういう興奮状態のような落ち着きのなさは、ハムスターに見られる典型的な地震前の異常行動だ。
うちのちび子もそうだが、地震の前兆などで興奮状態になると、とにかくケージから出たがる素振りを見せる。
ネコの異常
昨日、私のLINEグループ「防災三昧」で、その大阪のハムちゃんの話をして、近畿地方の人たちに注意を促した。
すると、兵庫県の人が、うちのネコも興奮状態だという。
走り回ったり鳴いたりするが、それほど顕著な行動ではないので、兵庫県より離れたところで揺れるのかなと思ったそうだ。
そのネコは、今朝も短時間だったが素行がおかしいところがあったという。
走り回ったり、小さい遠吠えをしていた。
ただ、現時点では落ち着きはあって、静かに無駄鳴きをしている程度なので、再び地震があるかどうかは微妙だという。
ペットに助けられる?
ハムスターにしても猫にしても、他のペットにしても、地震前兆を察知する動物は、「地震予知ペット」的な役目を果たしてくれる。
ただ、ハムスターのような小動物の場合、犬猫よりも知能が低いし、人間とのコミュニケーション能力も低いので、地震前の異常行動を察するのは難しい。
大きな地震の前に、飼い主を必至に助けようとするようなヒューマニズム溢れる(?)行動を取るのは、なんといってもワンちゃんだ。
大地震の直前に飼い主を家から引っ張り出そうとしたイヌなど、さまざまな事例がある。
これに対して、ネコは一般的には個人主義的(個猫主義?)で、危機を察知すると、自分だけで逃げてしまう(失踪する)ことが多いようだ。
外に出られない猫は、ひたすらに走り回ったり、鳴き騒いだりする。
地震予知するといっても、たとえばイヌやネコの場合でも全てではないし、イヌでも犬種などによって予知能力の有無や程度が変わってくる。
これに対して、ハムスターのような小動物は、あまりに野生本能を失ってしまっていない限りは、だいたいどの個体も能力を発揮するのかもしれない。
初代しろ子の地震予知能力
ハムスターに地震予知能力があることは、昨年7月のTOCANAの記事で書いた。
一般的なハムスターの異常行動の例なども書いているので、まだの方は下記の記事を読んでみてください。
初代しろ子(ジャンガリアンハムスター)は、昨年4月に生まれて生後1ヶ月くらいの5月に飼い始めた。
そして今年5月に、1歳の若さで虹の橋を渡ってしまった。
優秀な地震予知能力を発揮してくれていたので、残念だ。
うちで買ったドワーフハムスター(小型種)用のケージは、日本唯一の製品として、回し車にカウンターがついていて、運動量がわかるようになっている。
なので、客観的な運動量の増減が一目でわかるのだ。
【写真】1ヶ月前のちび子
二代目ちび子の地震予知能力
そして、一周忌が過ぎた9月上旬に、当時生後1ヶ月だった二代目ちび子を飼い始めた。
当初は、地震予知能力があるかどうかは全く未知数だった。
だが、日が経つに連れて、やはりあるのではないかと思い始めた。
そして4ヶ月経った今、初代のしろ子と同様の地震に対する感受性があるのではないかと思っている。
これまで地震前にカウンター値が増えたことは数知れないが、そのうちの3つの例を以下に示す。
ちび子の地震予知事例1
まず、飼い始めて2週間弱経った頃のカウンター値。
9/13: 968回
9/14:1325回
9/15:1167回
9/16:2208回
9/17:2758回
9/18: 525回
そして、2018/09/18 17:11に、茨城県南部の埼玉県との県境付近で、M4.3、最大震度4の地震が発生した。
9/16・9/17と急増した後で、地震当日は「発震スタンバイ」状態で少なくなったのだと解釈できる。
ちび子の地震予知事例2
次は、2ヶ月半くらい経った頃のもの。
11/23: 8745
11/24:16831
11/25:15205
11/26: 6204
11/27: 5546
そして、2018年11月27日 08時33分に、茨城県南部、M5.0、最大震度4の地震が発生した。
この場合は、3日前~2日前に急増したようだが、こちらの方が規模が大きかったせいで前兆が早めに現れたのではないだろうか。
ちび子の地震予知事例3
最後の例は、つい1週間前からのもの。
12/07: 4130
12/08: 9155
12/09: 2546
12/10: 1260
12/11: 2155
12/12: 3515
この1週間の間に、下記のように関東で多くの地震が起きていた。
12月08日08時13分:茨城県沖、M4.7、最大震度1
12月09日02時55分:千葉県北東部、M3.3、最大震度1
12月09日17時02分:茨城県南部、M3.3、最大震度1
12月11日10時17分:茨城県沖、M4.0、最大震度2
12月11日20時18分:茨城県沖、M3.7、最大震度1
12月12日17時50分:茨城県北部、M4.4、最大震度3
このうち、どの日のカウンター値がどの地震に対応するのかと解釈するのは、至難の業だ。
うちは東京多摩地区の小平市で、もちろん同規模の地震ならば沖合よりは内陸の地震の方が距離的に近く、前兆現象は強く現れるはずだ。
それらを考慮すると、12/08に9155回と多かったのは、同日の茨城県沖M4.7に対応するかもしれない。
また12/10からまた次第に増えてきたのは、12/12の茨城県北部M4.4の前兆だったのだろうか。
関東での難しさ
これらの地震との対応関係はあくまでも推測であり、本当にその通りかどうかは断言できない。
このように、正直いって、関東地方ではこのようなハムスターの地震予知検証は問題があるのだ。
それは、あまりにも地震が起きる頻度が高いから、前兆現象に対応する地震を判定するのが時によって困難を伴うということ。
これは、ハムスターに限らず、動物前兆だけに限らず、何にでも言えることだろう。
M5とかM6とか、大きな地震が関東で起きれば、もっと顕著な傾向が見えてくるだろうが、ちび子を飼い始めてからは、そういう地震は(幸いにして)まだ起きていない。
ドワーフハムスターの一種であるジャンガリアンハムスターは、他のもっと大きな種類よりは寿命が多少短くなって、3歳までも生きないのが普通だ。
初代しろ子は1歳で亡くなってしまったが、ちび子はもっと長生きしてほしいものだ。
【ハムスター】12/14朝、カウンター値:2368。ところであんた誰?くんくん。 @kokanranger 報告 #hamster #ハムスター地震予知 #ハムスター #ジャンガリアンハムスター #地震予知
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明日12/15(土)~16(日)に、群馬県みなかみ町の「釈迦の霊泉」に泊まってきます。
携帯電波も届きにくいところなので、明日はブログ更新ができないかもしれません。