私は地震予知の試みとして、ばけたん、磁石落下装置、静電場センサ、ナマジー、ハムスターなどの地震予知装置(+動物)が我が家にあり、常に検証している。
今日は、これらの地震予知装置(+動物)の最新状況をお伝えする。
【目次】
地震予知装置+動物
「地震予知装置」というのは、あまり呼び方が良くないが、他に適当な呼び方が思い浮かばない。
要は、特別に高価な装置類を使わずに、身近にある物をアイデアで利用できることがあるということだ。
それらには、以下のようなものがある。
ばけたん:おばけ探知機だが地震前兆も検知(?)
磁石落下装置:江戸時代からある仕組み
静電場センサ:組み立てキット
ナマジー:本格的地震予知装置
チャイム:無人チャイム
ハムスター:地震予知ペット
人間:(体感マシン)σ(〃∇〃)
その多くは、比較的手頃な価格で購入できるものであり、あるいはペットを飼っていれば利用できるものだ。
以下に、それぞれについて最新の状況や効果の程を説明する。
ばけたん
本来「おばけ探知機」であるばけたんを初めて買ったのは、2012年7月だった。
2006年に初代が発売されて以来、好事家たちの間で人気を博していた。
その新モデル「ばけたん RE:」が出たのを契機に、購入した。
ばけたん。右が初期の「ばけたんRE:」、左は「ばけたん霊石 TOCANA バージョン」。夜間に点滅しても研究・執筆中で記録できず。(T_T) ブログ執筆用。
下記は、最新の「ばけたん 霊石」
【おばけ探知機 ばけたん】BAKETAN 霊石 - REISEKI -
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初代と2代目を使い続けてきた感触としては、やはり関東近辺で地震がある時は、その前日頃にピカピカと点滅が増えるようだ。
だが、大きな問題がある。
上記Instagram投稿で書いたように、夜間はだいたいブログを書いているので、点滅しても記録する余裕がない。
LINEでは、ばけたん専用のグループができているが、そのために私は中々投稿できない。
動作検知機能付きの安価なカメラを設置することを考えたが、まだ実用化できていない。
2016年にTOCANAで書いた紹介記事がある。↓
ばけたんのアルゴリズムはもちろんブラックボックスだが、内蔵のピエゾ素子が地震前兆の電磁波を捉えて「おばけが出た」と誤検知するのでは?
磁石落下装置
これは昨年5月に初めて作ってみて、まだ1年経っていない。
地震が発生する前には、磁石の磁力が低下するといわれる効果を利用したもの。
江戸時代からわかっていたことで、当時は軒先に磁石が紐でぶら下げてあったそうだ。
現在は、PCラックの柱に取り付けてある。
初めて作ったときのことは下記の記事にある。
昨年設置した翌日の6/1に、さっそく反応があって、磁石がずり落ちた。
その2日後の2018/06/03 02:20に、千葉県北西部でM3.8、最大震度2の地震が発生した。
震源は自宅から50kmほどのところだった。
磁石落下装置は、調整がけっこう大変で、昨年以来ずっと落下していないのは、磁石の下に敷いた紙の枚数が少なすぎるのだろう。
この調整を適切にやれば、たしかに地震予知の効果は期待できると思う。
静電場センサ
これは、地震の前兆として発生するという静電場(静電気)を検知してアラートを出す装置。
「静電場センサ組み立てキット」として販売されている。
以前から、静電気がバチッとくることが1日に何度かあると、その数日後に関東で地震が起きることがあるのではないかと思っていた。
ただし、こういうものを感じるのは、たまたま静電場が発生しているときに出先でビルのドアやエレベータなどのボタンに触れるかしないと体感しない。
それで、昨年11月に、こういうキットを買ってみた。
定価7530円、配送料648円、代引きだと手数料324円で、計8502円税込だった。
「キット」と聞いてビビる人もいるかもしれないが、キットとは名ばかりで、メインとなる基盤は完成していて、それを外箱を兼ねた紙製ケースに格納するぐらいでできてしまう。
下記の記事で体験記を書いている。
その後2ヶ月半ほど経つが、まだセンサーは働いていない。
下記のように、PCラックの上に置いた百均の引き出しケースの更に上の、窓のさん近くに置いていて、ちょっと振動を与えるとセンサーがピーピー鳴る。
なので、一応スタンバイ状態にはなっている。
よほど強めの地震にしか反応しないとすれば、関東に住む人間にとっては、その方が都合が良い。
ナマジー
地震前兆検知器『ナマジー』を最初に購入したのは、2007年頃だった。
その後にずっとブランクがあって、先月2台目を買ったことは、下記の記事で書いている。
そのため、詳細は省略するが、まだ10日ほどで、リアルな警告は発していない。
しばらく様子見ということにする。
ネットワーク上での報告システムが終わってしまったようで、単体での使用になるが、1号機の経験から、効果はあることがわかっている。
チャイム
うちのチャイムは、購入当初から「確信犯的」に選んだもの。
どういうことかというと、Amazonで「無人チャイム」が鳴ることがあると不評を買っていたということ。
これは地震予知マシンになるかもしれないと思い、敢えて買った。
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その後、現在も検証中だが、やはり地震の前には無人チャイムが増える傾向があるかもしれない。
実際に人が鳴らした時にはピンポーン音だが、無人チャイムは音楽が流れるのですぐにわかる。
ただし、たとえば家の前を車が通ったり、上空を飛行機やヘリコプターが飛んだりしても鳴ることがあるので、一概にすべてが地震前兆とは言えない。
慎重な判断が必要になる。
ハムスター
ハムスターは、2017年5月に家族が飼いたいと言い出して、初代「しろ子」を飼い始めた。
しろ子は昨年夏に1歳ちょっと亡くなってしまった。
今考えてみると、2018年1月に既に背中が丸まって異常が現れていたかもしれない。
飼い始めて1匹目で、そういう知識がなかったのが悔やまれる。
昨年の今日、生後9カ月頃の亡きしろ子。カウンター値は1265回で「通常レベル」と書いていた。やはり同じ季節では似通ってくるのか。ちび子の運動量が多めだと過度に心配する人がいるが、関東では週に数回地震が起きていて、また地震だけが運動量が増える要因ではない。気になる時は都度コメント付記しています。#地震予知 #地震前兆 #ハムスター地震予知 #ハムスター
今の「ちび子」は、昨年8月上旬に生まれたのを生後1ヶ月頃に買ってきた。
「ハムスター地震予知」に、ほぼ絶対欠かせないのが、回し車のカウンターだ。
だが、このカウンター付きの回し車は、国内では1つの製品しかない。
私がしろ子の時に買った、マルカンの「2階でくるくる」というケージの回し車に内蔵されたもの。
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このような数値化した値で日々チェックしていかないと、主観的なハムスターの観察だけでは、地震予知は難しいだろう。
これまで2匹のハムスターを飼ってきて、ハムスターの「地震予知能力」は、明らかにあるだろうといえる。
それは、ジャンガリアンハムスターだけなのか、それとも他のもっと大きな種類にも言えるかどうかは、経験がないので何とも言えない。
上記のカウンター付きケージは、大きいMサイズでもドワーフハムスター(小形ハムスターの総称)しか飼えないだろうから、そういう縛りがあることになる。
あるいは、同等のカウンターを自作するしかない。
人間:
この「人間」というのは、べつに飼っているわけではなくて、私自身のことだ。^^;
頭痛や耳鳴りなどで、地震前兆を捉えることがあるので、そういう意味では「人間地震予知装置」といえなくもない。
この「人間」は、いままでの経験からして、かなり頼りになると言えるだろう。
自ら導き出した「3~4日ルール」で、頭痛が起きた後では、だいたいそのくらいの日数後に関東でM3以上の地震が起きる。
これが、埼玉県南部や多摩地区など、ごく近場が震源の場合は、M3未満の場合もある。
その他の動物
私はペットはハムスターしか飼っていないが、他のペットを飼っている人は、地震予知能力があるかどうか観察することは、やってみる価値はあるだろう。
自分が飼っているペットが、大地震の前兆を知らせてくれるかもしれないのだ。
たとえば、ウサギ、リスなどの小動物。
一般論でいうと、これら小動物は、観察次第ではかなり期待できる。
また、イヌ、ネコなどの日常的に多いペットたち。
これは個体差があって、すべてが地震前兆を「体感」して異常行動を示すわけではない。
他に、意図的に「飼っている」わけではないが、実質的に天井裏などで飼ってしまうのが、ネズミだ。
以前はうちにもいたが、彼らが大運動会をしたりすると、注意が必要だ。
「この忌々しいやつらが…」と思っていたネズミたちに、命を救われる場合もあるかもしれない。
また、金魚や熱帯魚なども、観察次第では地震前兆がわかったりする。
複数匹が同一方向を向いて「整列」する場合は、注意が必要で、その向いている方角または反対方角が震源となったりする。
他の測定器類
他に、本格的な測定器の部類に入るが、ラドンガス測定器は私も欲しいものだ。
ただし、けっこうなお値段がする。
AirThings製 Corentium Home ラドンガス検知器 国際バージョン (Bq/m)
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また、ブログ「イモリとわたしの体感日記」のるるたさんが使っている測定器が、以前はAmazonで扱っていたのが、無くなっていて、上記の製品しかない。
他に、やはりるるたさんが使っているトリフィールドメーターは、私も持っている。
だが、いちいち持ち出して測定しなければならず、測定しても何の変化もないことが殆どなのがネックだ。
ただ、これは電磁波測定器として定評ある製品なので、他の用途で使われる場合は持っていて損はないかもしれない。
「実用的」な手段はどれか?
以上紹介してきた中で、比較的安くて始めやすいのは、「ばけたん」だろう。
ただし、私のように点滅しても記録する余裕がない人には向いていない。
また、点滅しても視界にないと見逃してしまうので、たとえば私のように1日中PCに張り付いている人間はPCモニターの上に設置するなど、工夫が必要になる。
もう一つは、「磁石落下装置」で、これも作り方によっては大したお金はかからない。
私がやっている方式だと、重ねる紙の枚数を、ズルズル滑り落ちる寸前まで調整する必要がある。
このように、ちょっとしたアイデアと工夫で大地震からサバイバルできる(かもしれない)。
ただし、当たり前のことだけど、「付け焼き刃」ではダメだということ。
それなりの経験を積んで、初めて実用的になる。
他にも、地震予知に利用できるもの、例えば家電製品などは、色々ある。
私が「バイブル」とする本である、故・池谷元伺大阪大学名誉教授の下記の2冊の著書は、色々なアイデアを与えてくれる。
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動物の異常行動などは、下記の『地震前兆百科』でまとめている(未完成)
今日のちび子の運動量。
【ハムスター】2/1朝、カウンター値:2328。少し増えた。 @kokanranger 報告 #hamster # 地震予知 #ハムスター #ジャンガリアンハムスター #地震予知 #スーパームーン
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