7/17の部分月食の影響範囲に入っているが、7月は3日の皆既日食から続きでカリフォルニア地震のような大地震に要注意だ。
更に予言的にもリシルさんの7月23日などがあり、カリフォルニアだけでは終わらない感が強い。
月食前後がどれだけ最大注意かを示すため、過去の大地震データも紹介する。
7/17に部分月食
7月17日の部分月食は、東京あたりからは一切見られず、日本で観測できるのは西日本で、南西諸島、九州地方、四国地方(東部のごく一部を除く)、中国地方(東部を除く)だという。
このような天文マニア的な内容は、このブログでは一切書かず、もちろん問題とするのは「大地震との関係」だ。
以前に書いたように、私の最新の研究では、月食→日食→エクストリームスーパームーン→スーパームーン→満月・新月の順に大きな地震が起きやすい傾向が見られる。
その最大注意の月食となるだけでなく、今月は7月3日の皆既日食から続くために、更に大地震が起きる可能性が高くなる。
実際、皆既日食直後にカリフォルニアでは7/5にM6.4、7/6にM7.0の被害地震が続いた。
既に17日の部分月食の影響に入っていると考えることができ、今朝13日09時58分に奄美大島北西沖で起きたM5.9、最大震度3の地震も、その影響といえるかもしれない。
過去の月食前後の大地震
月食と大地震の傾向。
1900年1月~2019年6月に世界で起きた大地震は、規模によって以下のような回数となっている。
M8.0~ 94件 平均:約0.8回/年
M7.5~ 461件 平均:約4回/年
このうち、月食と日食の影響下で起きたと思われる巨大地震の回数は、以下のようになる。
月食:11回
日食:11回
現時点での調査では、巨大地震に関しては、月食も日食もほぼ同じのようだ。
過去の月食前後の大地震
以下に、15世紀以降に月食の前後1週間くらい(例外あり)に起きたM6.5以上(例外あり)の地震のデータを示す。
これは全てではなく、実際はもっと多いが長くなりすぎるため、顕著な例など、特に紹介したいものを抽出している。
【-3】1498/06/30:日向地震、M7 - 7.5、犠牲者多数。
【月】1498/07/03:部分月食【月】1703/12/23:皆既月食
【+8】1703/12/31:元禄地震、M8.1 - 8.2 、関東南部に津波。犠牲者6,700人。【-5】1771/04/24:八重山地震、M7.4 - 8.0、犠牲者約12,000人。
【月】1771/04/29:部分月食【月】1894/03/21:部分月食
【+1】1894/03/22:根室半島沖地震、M7.9-8.2、北海道・東北に津波。【月】1923/08/26:部分月食
【+6/-9】1923/09/01:関東地震(大正関東地震、M7.9)
【日】1923/09/10:皆既日食【-1】1952/03/04:十勝沖地震 - M8.2
【月】1952/08/06:部分月食【-1】1978/09/16:イラン - M7.7、犠牲者1万7,000人。
【月】1978/09/17:皆既月食【月】1986/10/18:皆既月食
【+2】1986/10/20:ニュージーランド - M8.3【月】1992/12/10:皆既月食
【+2】1992/12/12:インドネシア・フローレス島 - Mw7.8、津波含む犠牲者約2,500人。【月】2007/08/28:皆既月食
【+5/-9】2007/09/02:サンタクルーズ諸島、M7.2
【-1】2007/09/10:コロンビア西岸、M6.8
【日】2007/09/11:部分日食
【+1】2007/09/12:スマトラ島北部、M8.4
【+1】2007/09/12:インドネシア・ケプラウアン、M7.9
【+2】2007/09/13:インドネシア・ケプラウアン、M7.0
【S】2007/09/26:【-8】2008/07/24:岩手県沿岸北部 - M6.8、最大震度6弱。
【日】2008/08/01:皆既日食、北極海、ロシア、中国西部など。
【-8】2008/08/09:マッコーリー島、M6.5
【月】2008/08/17 :部分月食【月】2009/08/06 半影月食
【+3】2009/08/09:東海道南方沖、M6.8。
【+5/-9】2009/08/11:駿河湾、M6.5、最大震度6弱。最大40cmの津波。
【S】2009/08/20 新月【月/S】2010/01/01:部分月食 日本で見える
【+2】2010/01/03:ソロモン諸島、M7.1
【+4】2010/01/05:ソロモン諸島、M6.5
【+4】2010/01/05:サンドイッチ諸島、M6.8
【+9/-5】2010/01/10:カリフォルニア州北部沖、M6.5
【+11/-3】2010/01/12:ハイチ地震 - Mw7.0、犠牲者22万人以上。
【日】2010/01/15:金環日食、アフリカ中部、モルディブ、インド南部、スリランカ、ミャンマー。【月】2010/06/26 部分月食 日本で見える(一部で月出帯食)
【0】2010/06/26:ソロモン諸島、M6.7【-1】2010/12/20:イラン南東部、M6.7
【月】2010/12/21 皆既月食 日本で見える
【+1】2010/12/22 父島近海(M7.4)、最大震度4。最大60cmの津波。
【+4/-10】202010/12/25:バヌアツ、M7.3
【日】2011/01/04 部分日食【月】2011年12月10日 皆既月食 日本で見える
【+1】2011/12/11:メキシコ、Guerrero、M6.5
【+4】2011/12/14:パプアアニューギニア、M7.1【-10】2013/04/16 イラン南東部(Mw7.7)、犠牲者41人以上。
【-7】2013/04/19:千島列島、M7.2
【-6】2013/04/20 中国、四川地震(M7.0)、犠牲者180人以上、被災者152万人以上。
【-3】2013/04/23:パプアアニューギニア、M6.5
【月】2013/04/26 部分月食。【-5】2015/03/30:トンガ、M6.5
【-5】2015/03/30:パプアアニューギニア、M7.5
【月】2015/04/04:皆既月食、日本で見える【月】2017/08/08 部分月食 日本で見える
【0】2017/08/08:中国、九寨溝地震 - M7.0、犠牲者25人。【月】2018/07/28 05:20 満月・皆既月食
【+1】2018/07/29:ロンボク島(Mw6.4)
【+8】2018/08/05:ロンボク島地震(Mw6.9)、犠牲者381人。【-6】2019/01/15:バヌアツ、M6.6
【-1】2019/01/20:チリ、M6.7
【月/S】2019/01/21:満月・皆既月食 (南北米他)●3回連続↓ 357,715 km
【+1】2019/01/22:プリンスエドワード島付近、M6.7?
【月】2019/07/17:部分月食:中四国地方西部より西
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ダブルパンチで更に注意
いつも書いていることだが、月食や日食が単独で起きるよりも、他にスーパームーンなども加わって、それらが連続して起きたりする期間は、特に大地震に注意が必要だ。
上記の例では、1923年の関東地震、2007/09のスマトラ島北部(M8.4)、2010年のハイチ地震などが起きた期間がそれにあたる。
7月あたりに大地震に要注意だということは、たとえばリシルさんなどの予言も含めて、下記の記事で書いている。
これだけでなく、7月に入って書いている記事は、あまり重要でないものは殆どないというくらいに重要なことばかりを書いている。
それらを読んでいない方は「記事一覧」だけでも確認してみてください。↓
今日は多分もう1本、例の明菜さん関連の記事を書きます。
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