「セミが夏に鳴かない年は、大地震が起こる」という説があり、過去に大地震の前に確かにそのような事例があっただけに無視できず、検討することに。
また、黒潮大蛇行の最新予測では、終息に向かいそうな要素も出てきたので、南海トラフ巨大地震の発生にとって重要な要因である大蛇行の行く末を追ってみたい。
またオランダの地震予知研究家フランク・フッガービーツ氏の最新予測も紹介する。
黒潮大蛇行が長期化
2017年8月に始まった黒潮大蛇行は、現在2年間続行しているが、これは記録が確かな1960年代後半以降では史上3番目の長さとなった。
それ以前の長期間の大蛇行は、1981年~1984年の大蛇行(約2年7カ月)まで遡る。
その大蛇行が、まだ当分は継続するという長期予測が出ている。
ただし、深層の指標では黒潮大蛇行を作る渦が弱まっているという。
そのため、予測サイトでは、これが大蛇行の継続にどういう影響を与えるか、今後注意深く見ていきたいとしている。
当面の予測としては、黒潮大蛇行は10月下旬までは続きそうだという。
以上に基づき、下記の『【常時更新】南海トラフ巨大地震発生の条件・前兆・傾向・予測・予知(地震前兆ラボ)~エルニーニョ終息』のページを更新した。
といっても、終息の予測が多少延びたというだけだが。
大蛇行の終息の兆?
問題の、「黒潮大蛇行を作る渦が弱まっている」という件。
そこまで専門的な知識はないが、単純に考えると、深層では大蛇行を作る渦が弱まっているということは、終息に向かう可能性が見えてきたということだろうか。
記録が不確かな時代ではあるが、これまでわかっているうちで恐らく最長となった大蛇行は、1934年3月1日~1944年前半に11年間ほど続いたものだった。
この終息の年を見てピンと来る人もいるだろうが、12月7日に昭和東南海地震が起きた年だった。
これは、たまたまそうなったのかどうかわからないが、たまたまでないとすれば、非常に重要なことだろう。
これまで研究してきた私見によると、黒潮大蛇行は南海トラフ巨大地震を抑止する効果があると考えている。
大蛇行の中心にできる冷水隗と呼ばれる領域が、南海トラフ巨大地震の発生を抑制する効果があるのではないかと。
その推定を延長すると、約11年もの長期間にわたって黒潮大蛇行が巨大地震の発生を抑止してきたために、かなり「我慢の限界」に達して、東南海と南海の2連発の巨大地震が起きた??
これは専門家からすると笑われる部分があるかもしれないが、後で誤っているとわかったら訂正したい。
この考えは推測ではあるが、もし本当なれば、2年間という長期の大蛇行が終息した後は、やはり短期間のうちに南海トラフ巨大地震の発生の恐れがあるのではないだろうか。
もしそれが1年以内くらいに起きれば、東京オリンピック前に大災害で五輪中止となる恐れもあるが、今のところはそう高い可能性ではないだろう。
【参考】
セミが鳴かない夏に大地震が起こる?
「セミが鳴かない年は大地震が起こる」と言われているが、それは本当だろうか。
このような話題が、今日の『日高新報』に掲載されていた。
この記事によると、「1923年9月に起こった関東大震災では同年の夏に神奈川県川崎市多摩区の一帯でセミの声が聞かれなかった」
また、「宝永地震が発生した1707年に三重県亀山市でセミがまったく鳴かなかった」とある。
それとは別に、セミの数が年々減っているという話も聞く。
特に東京のような大都市で見られることだが、これは地震前兆とは分けて考えなければならない。
「セミが鳴かない 地震」でググって見ると、トップに出てきたのは「セミが鳴かないと地震?」というドンピシャのタイトルがついている。
どこのサイトだろうと、よく見ると、「tankyu3.com」とある。
忘れっぽいな>自分 ^^;
昨年7月に、ある人から、セミが鳴いていないが異常現象ではないかと質問されたのだった。
前述の記事にあるように、1923年の関東大震災が起きた夏には、神奈川県、埼玉県、伊豆半島で、セミが全く鳴かなかったという。
この地震では神奈川県西部が震源だったが、地震との関連性はありそうだ。
セミが鳴かなくなる原因は?
大地震が起きる年またはその前年に、セミが鳴くのが聞かれないという現象があり、それらが相関性があるとすれば、その説明原理はどういうものだろうか。
あくまでも可能性だが…
地震の前兆としての地殻変動によって、地中に棲むセミの幼虫に何らかの影響が及ぶのではないかということ。
調べてみると、セミの幼虫がどのくらいの期間を地中で過ごすのかといった生態は、よくわかっていないようだ。
だが、わかっている範囲では、セミの幼虫が地中で暮らす期間というのは、意外と長い。
セミの種類によっても異なるが、1年~5年くらいが多い。
大地震の前には、地殻変動によって地熱が上昇する。
それによってセミの幼虫が生きるに耐えられないほど温度が高くなり、死滅してしまう…ということは、あり得るだろうか。
ちなみに、ここ東京都小平市では、今年はセミが鳴くのを聞くのが遅かったようだ。
だが、9月に入った現在でも、今日もアブラゼミやミンミンゼミが近所の多摩湖自転車道路沿いの木で元気いっぱいに鳴いていた。
昨日まで滞在していた群馬県みなかみ町の奈女沢温泉(釈迦の霊泉)でも、たくさん鳴いていた。
東京のような大都市でセミが鳴くのがあまり聞かれなくなったというのは、また別の話だ。
もし大地震の前にセミが鳴かなくなるとすれば…
この夏はうちの近所はセミの「大漁」で、私は毎日のように低いところにとまったセミたちを手づかみで捕まえていた。
では、今年は関東では大地震は安泰?
単一の要因で大地震が起きる・起きないを判断するのは危険であるということは、私が常々考えていることだ。
このような記事を書くと、そういえば自分が住む地域で、セミが鳴くのを聞かないといった情報が送られてくる。
だが、慎重に検討するためには、それ以外に地震前兆と思われる現象がどうかを調べることが大切だろう。
このことは、「地震雲」でも何でも言えることだ。
フッガービーツ氏の最新予測
1日遅れてしまったが、昨日9/1発表の、オランダの地震予知研究家フランク・フッガービーツ氏の最新地震予測を紹介する。
8/30~9/5の7つの天体配置から、9/5~9/7にM7~M8にもなるかもしれない大地震が起きる可能性がある。
スーパームーン新月の影響が薄れていく期間だが、どうなるだろうか。
月の位相以外の天体配置を調べている余裕がないが、何か特別な要素があるのかもしれない。
今日の前兆現象
今日のちび子の運動量は、多少多めといったところ。
【ハムスター】9/2朝、カウンター値:365。 @kokanranger 報告 #hamster #地震予知 #ハムスター地震予知 #ハムスター #ジャンガリアンハムスター
昨日の夜に強めだった耳鳴りは、弱くなっているか。
ラドン濃度は、今は特に示すべきグラフではなく、多少上昇しつつある。
今日はフィジー諸島でM6.7の地震が起きていたが、環太平洋はまだ連鎖があるかもしれない。
ヒプノセラピストマリアさんからも不穏な情報が来ているが、今日はこれで締めて、紹介は明日以降にしたい。
※災害発生、被災となれば、日ごろからアウトドアしている人たちは強いでしょうね。
そこへ行くと私は都会生まれ・育ちの軟弱人間なので…。
今日は1本目の記事で、昨日まで行っていた釈迦の霊泉について書いた。
このブログでは試験的な記事で、影響を見ることにしたい。