探求三昧(はてな支部) - 地震前兆/超常現象研究家・百瀬直也が地震・災害予知・防災・予言などを探求

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【噴火・地震】カムチャツカが揺れると千島・北海道も揺れる~噴火も同様+ラオス・タイ国境でM6.1の地震


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11月になり、カムチャツカ半島~千島列島の火山噴火が続いているが、また付近ではM6クラスの地震も起きていて、オホーツクプレート上の日本でも地震が懸念される。
またラオスとタイの国境付近でM6.1の地震が起きたが、1週間前に起きたインドネシアM7.1の地震との関連性についても解説する。


エベコ山が噴火

まず、今日11/21 8:32ごろ、千島列島の幌筵島(ぱらむしるとう、ほろむしろとう)にあるエベコ山(Ebeko、海抜1156m)が爆発した。
そして、噴煙が上空2800メートル上昇した。

エベコ山は、10/24にも噴火している。


11月に入って、カムチャツカ半島から千島列島にかけて、火山噴火が続いている。
それらの位置を、下記のマップ上で示す。

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カムチャツカ半島の火山噴火

以下に、時系列で並べる。

11/11に、クリュチェフスカヤ山が噴火した。
3年ぶりのことだった。
標高4750mで、ロシア科学アカデミーによれば、ユーラシア大陸で最高峰の活火山としている。


翌日11/12未明には、カムチャツカ半島のシベルチ山(3283m)が爆発的噴火した。
噴煙は1万m程上昇した。

上記マップで示したように、シベルチ山は前日に噴火したクリュチェフスカヤ山と非常に近い位置にある。

カムチャツカ半島沖で地震も

また、昨日11/20には、カムチャツカ半島西沖のオホーツク海でM6.3の地震も起きていた。

昨日の記事で、「カムチャツカ沖で揺れたことから、同じオホーツクプレート(北米プレート)上の東日本でも大きめの地震に気を付けましょう」と書いておいた。
その前に、千島列島でも火山噴火が起きた。

「カムチャツカが揺れると千島・北海道も揺れる」

この見出しの文句は、昨年2018/10/13にカムチャツカ半島南部西沖でM6.7の地震が発生した時の記事で書いたものだ。
そして、この記事では過去の実例も書いておいた。


これは別に新奇な説ではなく、同じプレート上の活動なので当たり前的なことだ。
ただ、自分は地震と火山活動を切り離さず、一連のマグマの活動と捉えて観察している。

ただし、今回はまだM6クラスの地震なので、それほど騒ぐようなことではないだろう。
むしろ今は地震よりもオホーツクプレート上の火山活動の方に注目した方が良いかもしれない。

カムチャツカ~オホーツク海の一連の火山噴火の後で、日本のオホーツクプレート上の地震も起きているようだ。
そのことは、上記マップ上の白丸として示す震源でわかる。

ラオス・タイ国境付近でM6.1の地震

今日は、少しビックリするようなことが起きた。
サルちゃんがいきなり「タイで地震が起きた」と言ったのだ。
タイのニュースで知ったようだ。

すぐにUSGSの地震速報を調べてみると、厳密にはタイではなく、東の隣国ラオスのタイとの国境付近で起きた地震だった。


今日11月21日午前6時50分(日本時間同8時50分)ごろに発生し、震源から約700km離れた首都バンコクでも揺れを感じた。

ちょうどバンコクには、ローマ・カトリック教会のフランシスコ法王が滞在していた。

以下に、タイで大地震が起きる可能性などを解説する。
私のように、将来原発事故やカルデラ噴火が起きたら奥さんの実家に移住しようなどという人は他にいないとしても、老後にタイで年金生活ということが頭にある人は、いるかもしれないので。

「タイでも地震があるの?」

SNSで、タイに長期滞在暦がある人から、タイでも地震が起きるんですかと聞かれた。
それくらい、タイでM6クラスというのは稀なことだ。

だが、長期的に見るとそう稀でもないことがわかる。
1900年以降でM6クラスに絞ると、タイ北部に集中している。
というか、タイ国内が震源となった地震は、1924年5月5日(私の誕生日)に一度しか起きていない。

ラオスが震源となった地震も含めると、この120年間ほどで起きたM6クラスの地震は下記マップの通り。

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タイのプレート

タイには、従来のプレート分割でいうと国内にプレート境界はない。
すべてはユーラシアプレート(大陸プレート)上にあることになっていた。

だが、現代のプレート理論では、タイはその真ん中をプレート境界が横断している。
それは、北のユーラシアプレート(Eurasie Plate)と、ユーラシアプレートの一部とされる南のスンダプレート(Sunda Plate)だ。

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プレートでいうならば、今日のラオスの地震は、スンダプレート上で起きた地震となる。


タイの活断層

また、タイの活断層についても簡単に説明しておく。
タイの活断層は、南部には少ないが、チェンマイなどタイ北部では非常に多い。
下記GoogleEarthに活断層データを取り込んでみると、すごいことになっている。

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今日の地震は、その活断層の隙間あたりで起きていた。

次に、津波についていうならば、タイの沿岸部では津波の危険性がある土地がある。
そのことは、2004年のスマトラ島沖地震・津波でプーケット島などで甚大な被害が出たことでわかる通り。
欧米などからの観光客は、津波の何たるかも知らずに、多くの人々が犠牲となった。

タイは地震で安全とは言えない。

このように、タイはフィリピンやインドネシアほどの大地震の危険性はないが、長期的に滞在する人々には特に、油断はできない国なのだ。
特に、日本人の滞在者や移住者が多いチェンマイあたりのタイ北部では、そのことが顕著になることは、知っておいた方が良いだろう。


【参考】
https://www.irric.co.jp/pdf/risk_info/thailand/2018_02.pdf

今日の前兆現象

ちび子の運動量だけ示すが、下記の通り。

https://www.instagram.com/p/B5G3IJygR3P/
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【愛弥美】3年前、2歳の時。 3 years ago. #愛弥美

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