現在続いているオーストラリアの森林火災(山火事)は、原因のひとつには放火があるとされ、逮捕者が出ていることがわかった。
オーストラリアの森林火災
昨年9月から始まったオーストラリアの火災は、昨年11月12日に、シドニー全域と北部ハンター地方、南部イラワラ・ショールヘブン地方で“壊滅的な火災の危険”と発表された。
ニューズウィーク英語版によると、1/6現在、オーストラリアの森林火災は下記マップのように、主に沿岸地域の広範囲にわたって多数の地域で続いている。
このように、オーストラリア全土にわたって非常に広範囲かつ多くの地域で火災が起きている。
1/6の記事で書いたように、この山火事の原因は、インド洋で発生中の「ダイポールモード現象」による熱波が一因と言われている。
だが、上記のマップを見ると、自然発生的にこれだけ広範囲に燃えるものだろうかという疑問をもつだろう。
火災の人為的部分
オーストラリアの日刊新聞サイト『THe Australian』の1/6の記事によると、オーストラリアで発生している森林火災(山火事)は、原因の一部は複数の放火犯による人為的な放火によるものだったという。
このため、すでに180人以上の放火犯が逮捕された。
現時点で、全土で27件の意図的な火災がわかっているという。
放火犯は通常、12歳~24歳の若い男性が多く、また60代の年配の男性もいる。
放火の原因は、子供の頃から虐待された精神的トラウマなどにある者もいるという。
私が調べたところでは、糖質中毒や砂糖中毒による低血糖症に陥った若者たちの中には、放火や校内暴力を引き起こす者が少なくないという。
もっとも、このようなことは、世の中で知られてはならない秘密に属することかもしれないが。
森林火災の最新状況
1/5には、南東部でわずかに雨の恩恵があったが、火災が起きている全体の地域のごく一部だった。
現在、気温や風速が穏やかになったせいもあり、火災の広がりが落ち着いたという。
だが、オーストラリア当局は、まだ数カ月は続く見込みと見解を発表している。
ニュージーランドからも、空がオレンジ色になっているのがわかるという。
下記の動画は、上空からの火災の状況や、消化作業にあたる消防隊の活動の様子など。