探求三昧(はてな支部) - 地震前兆/超常現象研究家・百瀬直也が地震・災害予知・防災・予言などを探求

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【地震予測】暖冬の原因と今後の傾向~大地震は暖冬で抑制される?~諏訪湖の御神渡りと古代イスラエル


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【アイキャッチ画像】諏訪市のサイトより拝借。



この冬は日本では暖冬となる原因を探るとともに、暖冬の時期に大地震が増えるかどうかや、今後の気象の傾向なども探ってみた。
また、諏訪湖の御神渡りが今年は見られない可能性が高いが、そうなると日本は「凶年」で、過去に巨大地震などを含めた大災害が起きやすい傾向になることなども紹介する。


 

暖冬の影響

この暖冬で、どこでも雪は少なく、札幌の雪まつりや各地のスキー場で記録的な雪不足が深刻な問題となっている。
また、後述するが、今日のニュースでは長野県の諏訪湖で氷がまったく張らず、「御神渡り」の現象は見られない可能性が高い。

冬が温かい方が良いではないかと思われるかもしれないが、そんなことはない。
スキー場に打撃を与えるといった部分的な影響ではなく、やはり生態系に与える影響は大きいものがあるだろう。

メリットといえば、インフルエンザの患者が少ないのは、もしかすると暖冬の影響があるかもしれないという。

暖冬の原因

暖冬の原因としては、一つには北極付近にある強い寒気が日本列島に来ないことがあるという。
年末から寒気が北極付近に留まっているため、日本で寒気の影響を受けにくい状況だった。

もう一つは、ユーラシアパターン指数といって、ヨーロッパから日本にかけて流れるジェット気流に着目した指数だ。
これは、シベリア高気圧の強弱に対応していて、低指数のときは寒気は西・東日本に流れ込まず、冬型の気圧配置が弱い。
昨年末から、この低指数が続いているという。

ほかには、オーストラリアの森林火災の関係で、雨季の降雨量が減少する可能性がある。
それが、日本への寒気の吹き出しを弱める可能性があり、暖冬に拍車がかかる恐れがあるという。

諏訪湖で氷なし

今日のTVニュースで見たが、長野県の諏訪湖では、氷が全くない。
この分では、諏訪湖の神秘的な現象である「御神渡り」が見られそうもない。

御神渡り(おみわたり)というのは、諏訪湖の氷が一筋に割れて、まるで神さまがその上を歩いたかのように昔の人が思ったのだろう。
それで「御神渡り」と呼ばれるようになったのだろう。

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【ウェザーニュースより】2012年2月の御神渡り

「葦の海の奇跡」

ここで、ちょっと脱線するが…。

クリスチャンの人々は、あるいは御神渡りを目にした欧米人たちも、この光景を目にして、聖書の逸話を想起せずにはいられないだろう。

「紅海(葦の海)の奇跡」だ。
旧約聖書の出エジプト記で、モーセが葦の海が割れて道ができたのを見て、そこを渡ったという逸話。

ちなみに、諏訪湖は昔は「諏訪の海」と呼ばれた。
古代の発音では「すふぁのうみ」となるが、実は古代ヘブライ語で「スフ」は「葦」を意味する。

もっというと、ヘブル語で海は「ヤム」と発音するが、昔のヘブル語は子音がなかったから、ユムとかユミとか、ウミに近い発音だった可能性もある。

だから、「すふぁのうみ」は、もしかするとヘブル語の「ヤム・スフ」つまり「葦の海」だったのかもしれない、等々。

ほかにも、諏訪と諏訪大社の信仰形態などには、古代イスラエルを思わせるものが多い。
諏訪は父方の先祖の地であることもあって、私は以前にそのことを徹底して調べたことがあった。

その結果、やはり古代イスラエルの民が古代の諏訪の地を訪れていた可能性が高いと考えざるを得なくなった。
「他人の空似」では済まされない事象が多いのだ。

そうなると、非常に大変なことになるかもしれない。
父方の先祖の血に、「聖書の民」の血が混じっている可能性だ。

こうしたことは、インチキくさい日ユ同祖論のたぐいとは異なる。
4年前のTOCANAの記事で書いているので、関心がある方は読んでみてください。

「こんなに氷がない年は珍しい」

御神渡りの判定を行う八剱神社の宮司は、「こんなに氷がない年は珍しい」と語る。
御神渡りが出現する可能性は低いが、地元の人々は「諦めるのはまだ早い」と言っている。


諏訪では、「明けの海」は凶年になると信じられている。
災害に関しては、そのような傾向があるのは、自分が探求した限りでは、そう言えそうだ。

過去に、「明けの海」になった年では、阪神・淡路大震災、新潟県中越沖地震、東日本大震災、長野県神城断層地震、熊本地震などの大災害が起きていた。

昨年も「明けの海」となったが、昨年は大地震よりも台風などの甚大な被害が出た水害が多かった。
詳しくは、昨年の記事で書いている。


 

暖冬の冬季には大地震が少ない?

次に、「暖冬の冬季には日本付近で大きな地震が起きない傾向にある」件。

これは、まだそのような見当付けの段階で、めとまたデータを示す段階には至っていない。
それでも、今ざっと見通したが、冬季に起きていても、北海道や沖縄などの陸地から遠い海溝での地震ばかりが目立つ。

また、その暖冬の年には、冬が終わって間もなく大地震が起きることも、目立つようだ。
これはもっと仮説段階だが、ちなみに東日本大震災も暖冬明けに起きていた。

本当にそのような傾向があるならば、この冬も大きな地震は起きずに済むのだが、まだそう断言できる段階ではないので、今後の課題とさせていただきたい。


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