今年に入って、プエルトリコM6.4、キューバ沖M7.7などの地震や、メキシコ、ポポカテペトル山の噴火など、中米で地震・火山噴火が目立つが、そうなるとカリフォルニアあたりでも大地震が気になってくる。
中米の地震・火山活動が目立つ
今日は、咳が出て1本目の記事で終わろうと思ったが、咳が収まってきたので、もう1本書くことに。
最近、中央アメリカあたりで大きな地震や火山噴火が目立つ。
そうなると、カリフォルニアあたりは大丈夫かなと、ふと思った。
誰かが予言しているわけではないが、ただそう思った。
だが、もちろん、根拠というか、そう思うだけの前例は色々とはある。
大地震は、いきなり来るとは限らない。
というか、いきなり来ないことの方が多い。
どういうことかというと、何かしら「注意が必要だ」と思うような「イベント」があるということ。
中米の地震
上で書いた「イベント」とは、たとえば今ならば、北米プレート沿いに地震や火山噴火が目立つということ。
たとえば1月のプエルトリコM6.4とキューバ沖M7.7の地震は、いずれも北米プレートとカリブプレートの境界あたりが震源だった。
それで、北米プレート境界を北上していくと、今後はカリフォルニアあたりでも大きめの地震があるのではないかと。
中米→北米の地震連鎖例
では、実際にそのような中米→北米への連鎖の例が、過去にどれだけあったかを示す。
1812/03/26:ベネズエラ、カラカス、M6.3、犠牲者1万~4万人。
1812/12/08:カリフォルニア南部、サンワンキャピストラーノ、M7.5、犠牲者50人。
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1906/01/31:エクアドル沖、Mw8.8
1906/04/18:サンフランシスコ地震、M7.9、犠牲・負傷者700人~3,000人。
1906/04/19:カリフォルニア北部、M6.3
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1954/04/29:メキシコ、ソノラ、M6.6
1954/04/29:メキシコ、バジャ・カリフォルニア、M7.2
1954/07/06:ネバダ、M6.8
1954/08/24:ネバダ、M6.6
1954/12/16:ネバダ、M7.3
1954/12/16:ネバダ、M6.9
1955/04/05:カリフォルニア湾、M6.5
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1989/04/25:メキシコ、Guerrero、M6.9
1989/08/29:メキシコ、Jalisco、M6.5
1989/10/18:カリフォルニア、ロマ・プリータ地震、M6.9、犠牲者62人。
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1992/05/25:キューバ南沖、M6.8
1992/06/28:カリフォルニア、ランダース地震、M7.3。
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1999/06/15:メキシコ、プエブラ、M6.9
1999/07/11:グアテマラ、M6.7
1999/09/30:メキシコ、Oaxaca、M7.5
1999/10/16:カリフォルニア、Ludlow、M7.1
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2010/01/12:ドミニカ、ハイチ、M7.0
2010/04/04:メキシコ北部、デルタ、M7.2
2010/05/27:グアテマラ、パカヤ火山噴火
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2020/01/07:プエルトリコ、M6.4
2020/01/09:メキシコ、ポポカテペトル山噴火
2020/01/28:キューバ南沖、M7.7
カリフォルニア南部で大地震が起きれば…
このように、中米→メキシコ→カリフォルニアと連鎖する場合と、他に中米がなくてメキシコから揺れてカリフォルニアへ北上する例もある。
カリフォルニアあたりは、北米プレートと太平洋プレートの境界にあるだけでない。
カリフォルニア州南部から西部にかけて約1,300kmにわたって続く巨大なサンアンドレアス断層がある。
そのために、日本と同様に「巨大地震の巣」となっているのだ。
2006年の『ネイチャー』に掲載された論文では、サンアンドレアス断層南部のひずみが大地震を引き起こす可能性について書かれている。
それによると、歪みはマグニチュード7.0以上の大規模な地震を引き起こすレベルにまで蓄積されている。
この断層の南部セグメントでは、少なくとも過去300年間は破壊が生じていない。
そのため、大地震のリスクは非常に高まっているのだ。
南部セグメントで実際に大地震が起きれば、ロサンゼルスやサンディエゴなどの人口密集地にも被害が及ぶと想定されている。
実際に北米で揺れることは可能性としては低いかもしれないけれど、このような過去の事例もあるので、注意を促すために書いた次第だ。
今日の地震前兆
ばけたん点滅だけを。
◎ばけたん点滅:1/31
18時台:1回
20時台:2回
21時台:1回
今日は咳が出て、昼間は横になって寝ていたので、本当は点滅がもっと多かったかもしれない。
ばけたんは、地震前兆は確かに捉えているのではないかと思うが、音が出てくれないのが残念だ。