昨日5/13に黒潮の最新の長期予測が出たが、これによると黒潮大蛇行は勢いが弱まるどころか逆に強くなっていて、今後の南海トラフや首都直下の地震発生への影響を検討する。
また体感的には耳鳴りが強く、まだ関東では揺れそうだ。
黒潮の長期予測
いつも参照している『黒潮親潮ウォッチ』サイトで、昨日5/13に黒潮の長期予測が更新された。
これを見ると、2018年に発生した黒潮大蛇行は、「典型的な流路が続いており、終わる徴候は無く、まだ継続すると予測しています」とある。
そのため、下記の『【常時更新】南海トラフ巨大地震発生時期の予測』のページを修正しておいた。
元気象庁・岡田正実氏と私の研究によれば、黒潮大蛇行が発生している間は、関東南岸の南海トラフなど「B:親潮域」に分類される地域では、大地震の発生が抑制される。
その原因としては、岡田氏によれば大蛇行によって潮位が高くなることにより、海水の重みによって大地震の発生が抑制されるのではないかという。
「本当なのかな?」とも思うが、岡田氏によれば、たとえば本土北部では冬季には大雪の積雪によって同様に大地震の発生が抑制されるのではないかという。
だが、現実的には黒潮大蛇行の存在が知られた以降の時代では、たしかに南海トラフ巨大地震が発生していない。
ただし、厳密にいうと黒潮大蛇行が起きていたことはわかっていても、その発生と終息の時期が不明なため、黒潮大蛇行と南海トラフ巨大地震の発生が被っていたかどうか微妙な例もある。
そのため、この説はあまり信じすぎてもいけないかもしれない。
というのも、これからそうではない事例が発生する可能性もあるので。
あくまでも目安と考えてください。
大蛇行を作る渦の強さ
下記のグラフが、昨日5/13公開の『黒潮親潮ウォッチ』の最新予測によるもの。
上記のグラフで、赤線部分が最新の予測で、緑色線は私が追記したもの。
これを見ると、前回は最後の部分が水平に延びていたのが、今度は6月下旬から上昇に転じるような予測になっている。
つまり、黒潮大蛇行を作る渦の強さが今後さらに強まるだろうという予測になっている。
この分だと、昨年11月頃のピークを上回りそうな勢いだ。
実際にそうなれば、南海トラフや南関東直下で大地震が起きない可能性が高まるため、歓迎したいところだ。
だが、あまりにも長期にわたると、たまっているひずみが中々解消されずに、溜まりに溜まって次の地震が大規模にならないかという懸念が出てくる。
たとえば、1934年~1944年前半に11年間も大蛇行が続いたことがあった。
そして、その後に下記の巨大地震が発生した。
以下に、2つの顕著な例を示す。
【エ】:エルニーニョ現象
【大蛇行】1917年2月~1922年3月頃(約5年1カ月間)
【南関東】1922年04月26日:神奈川県東部地震、M6.8。
【南関東】1923年09月01日:関東地震、M7.9。
【南関東】1923年09月02日:千葉県南東沖、M7.3
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【大蛇行】1934年3月1日~1944年前半(約11年間)
【南海】1944年12月7日 昭和東南海地震 M7.9、津波。
【エ】1946年春~1947年春(1年間)
【南海】1946年12月21日 昭和南海地震 M8.0
このように、歴史に残る関東大震災と昭和東南海地震・昭和南海地震が黒潮大蛇行の終息間もない時に起きていたのは、象徴的だ。
今日の前兆現象
まず、体感では、午後からセミ鳴きの耳鳴りが右耳で非常に強くなっている。
頭痛体感による予測は5/14までとしていたが、最後の1回が起きそうで起きず、今は5/14 21:30だが、今夜から明日あたりにかけて、関東圏で強めに揺れるかもしれない。
ヒプノセラピストマリアさんも、今日のブログで携帯の動きがおかしいと書いているが、こちらはここ数日、Wi-Fiが遅い。
うちではソフトバンクの据え置きWi-Fiルータと、WiMAXのモバイルWi-Fiを使っているが、前者が遅いことが多い。
またPCの動作自体も重いかもしれない。
もっとも、このような現象を地震前兆とするには慎重さが必要で、他に前兆現象と思われる事象が見られた際にその可能性を考えるなどしないと、説得力に欠けることもある。
たとえば、インターネットが重くなるとすぐに地震前兆ではないかと思う人がいるが、Wi-Fiや携帯電波ではその可能性があっても、光ファイバーでは別の要因である可能性が高くなるかもしれない。
そのような切り分けが必要だ。
※昨日TOCANAに掲載された私のビタミンDの重要さを説いた記事、今朝早々に人気記事ランキング1位になっていた。
やはりタイムリーな話題だったのだろう。
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