今日10/28(水)の朝日新聞夕刊に興味深い記事があった。新潟県中越地震の震源の周囲は、丘陵と平地が波打つように繰り返す活褶曲と呼ばれる地形が特徴で、地殻が西側と東側からぶつかり合っているという。そして今回の新潟中越地震は、深さ13キロの活断層の西側が、東側へ乗り上げるようにずれて起きたと考えられている。
中越地域は日本で最初に活褶曲が見つかった場所だそうで、地形を曲させる力は二つのプレートの衝突によって生まれると考えることもできるそうだ。
これまでの東北地域の大地震は、新潟地震(64年)、日本海中部地震(83年)、北海道南西沖地震(83年)で、今回の中越地震を含めたこれらの地震の震源地は南北にきれいに並ぶ。
このことは、一帯に東北日本が載っている北米プレートと、大陸から続くユーラシアプレートとの境界が走っていることを意味する。そういう説が近年有力になりつつあるという。
プレート境界でないとしても、活発な活動帯だということは間違いないと地震学者は言う。
日本列島というのは、地球上のとんでもないところに浮かんでいる島のようだ。
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