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クリスタル・チルドレン


先日紹介した『宇宙心』(鈴木美保子著)と一緒に買ったと前に書いた本。数日前に読了していたが、やっと書く時間ができたので。
クリスタル・チルドレン−感性豊かな愛と光の子どもたち』(ドリーン・バーチュー・著、鈴木美保子・訳、ナチュラル・スピリット、1,600円+税)

クリスタル・チルドレン―感性豊かな愛と光の子どもたち

クリスタル・チルドレン―感性豊かな愛と光の子どもたち

  • 作者: ドリーンバーチュー,Doreen Virtue,鈴木美保子
  • 出版社/メーカー: ナチュラルスピリット
  • 発売日: 2004/06
  • メディア: 単行本
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著者は、アメリカでスピリチュアル・ヒーラーの娘として育ち、幼い頃から天使とコンタクトし、予知能力もあるという女性。カウンセリングで心理学博士号をもち、各地でワークショップを開く。いわゆるニューエイジ系の人だろう。
ニューエイジというと、「またアメリカのお金や物欲から自由になれていない人たちが書いた幼稚なスピリチュアリズムの本か…」とか何とか、読む前からいろいろ勘ぐってしまうが、実際に読んでみて、少なくとも失望させられることはなかった。

著者によると、クリスタル・チルドレンというのは、インディゴ・チルドレン(ほぼ7歳から25歳ぐらい)に次ぐ次世代の子供たちだという。
その特徴をピックアップすると、次のようなものがある。

  • 普通、1995年以降に生まれている。
  • 子供の頃、話し始めるのが遅い。
  • 穏やかな性格、優しく、愛情深い。
  • 非常に敏感で共感的。
  • 自然や動物と深くつながっている。
  • ヒーリングの能力を見せる。
  • クリスタルや石にとても興味を示す。
  • "普通の食べ物"よりも菜食やジュースを好む。
  • 恐いもの知らずの探検家。

このような類型が本当に現在生まれてきつつある子供たちの間で成り立つのかという疑問はあるが、著者は特別な感受性と霊性を持ち合わせた人のようだから、たしかにそうなのだろう。
このような子供たちが世界的にどんどん生まれてきつつあるのかどうかはわからないが、アメリカについていえば、そういう子供たちが生まれてこざるを得ないほど、それだけ根本的な変革が必要な社会だということは言えるかもしれない。

自分の1歳3ヶ月の息子について、当てはまるかどうか見てみると、当てはまらない部分もあれば、そうでない部分もあるが、どちらかといえば、当てはまることの方が多いようだ。

幼い子供たちは、たとえば生命の尊さがわからずに、ある意味で動物たちに残酷な部分をも持ち合わせたりするものだが、「クリスタル・チルドレン」たちは、生物の命を尊んだり、肉や魚を食べることを拒否したりするのだという。また天使とお話ししたり、大人や動物をヒーリングしてあげたりするそうだ。

もし実際にこういう子供たちが世界的に多く生まれてきつつあるとしたら、この世界に対して絶望するのはまだ早いかもしれない。というか、そういう子供たちも、この地球に「一縷の望みに賭けて」生まれてくるのだろうか。

イエスは「だれでも幼子のように神の国を受け入れるのでなければ、そこに入ることはできません」と言ったが、その意味をもう一度考えてみたい。
子供たちの行動を見ていると、たしかに彼らから学ぶべきことも多い。
子供というのは、言ってみればアストラル界での生活が染み付いているから、自分が望んだことがすぐに現実に現れて欲しいと願う。つまり我侭だという普遍的な性質をもっている。
それは、つまりは向こうの世界が想念の世界・想像の世界であるから、想ったことがすぐに(アストラル次元での)現実として現れるということの為だろう。
なので、この世界ではそうはいかないんだよと教え込まなければならない。それが躾であって、それがちゃんとできていない子供は、大人になってから人格的に問題ある人間になったり、犯罪者になったりするのだろう。

話はそれたが、クリスタル・チルドレンたちに人類の可能性を賭けてみることにしようか。
誰かが言っていたように、大人はたしかにもうどうしようもないというか、何を言っても聞く耳を持たないというか…。本当に救われる道は一筋でも残されているのだろうかと想ってしまう。
普通の方法で起こしても目覚めない人たちは、もう「苦痛」を与えたりされるということしか方法として残されていないのだろうか。


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