出向先の近くにある江東区東陽図書館で、『日本の神々−神社と聖地』(谷川健一編、白水社、全13巻)が全館揃っていて、第9巻(美濃・飛騨・信濃)を読んでいるうちに欲しくなった。

- 作者: 谷川健一
- 出版社/メーカー: 白水社
- 発売日: 1987/07
- メディア: 単行本
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Amazonマーケットプレイスで探したら、1冊だけあったので、即注文。
1冊5000円前後する本だが、2500円で買えた。
少しずつ揃えていって、全部読みたいものだ。
古書店では全館揃いが6万円ぐらいして、ちょっと手が出ない。
このシリーズでは、特に大和岩雄氏の書き下ろしに貴重な情報が含まれていることが多い。
このような貴重な本が品切れで入手できないというのは残念だ。
日本の神々
http://www.hakusuisha.co.jp/catalogs/kamigami.html
第9巻の信濃の章の大和岩雄氏の論稿によると、伊勢津彦が伊勢から信濃へ逃げたという『伊勢風土記』の記述は、ある程度史実を反映したものではないかとある。
「建御名方神は元は伊勢の神」という説が、現実味を帯びてくる。
これで1冊の本が書けそうだ。
第9巻の次に読みたいのは、第6巻(伊勢・志摩・伊賀・紀伊)。
もちろん伊勢津彦のからみだが、伊勢へ行けと言われているという事情もある。
それと、何度か紹介しているが、「中央構造線と建御名方伝説」の不思議もぜひ探求したいところ。
http://www.tohyamago.com/03-jiten/10-sizen/16-chuoh/chuoh03.html
この人の書いていることは、まったくの偶然とは思い難いものがある。
それと、中央構造線といえば、今回私が行かされそうになっている伊勢・伊良湖岬・息神社を通っているではないか!
これは面白くなってきた。