今日16:35頃、千葉県北西部を震源とするマグニチュード5.7の地震が発生。
最大震度は足立区などで震度5強の揺れだったという。
私は床屋へ行こうと、西武新宿線に乗り、地震発生の数分前に、隣の田無駅で降りた。
改札を出て、床屋へ行こうと思うが、なぜかあまり気が進まない。
髪があんまりのびてないから、来週でいいかなと思って、駅の反対側へ歩き始める。
数歩歩きかけて、やっぱり来週はオフ会などがあっていろいろ忙しいから、今行っておくべきかと思う。
そんな風に行ったり来たりを何度か繰り返して、無駄な時間が過ぎてしまった。
駅を出て、100mぐらいのところにある床屋へ着く手前で、どこからかガタガタという音が聞えてきた。
最初は、強風でビルが揺れたのかなと思ったが、そうではないようだ。
通行人がみんな立ち止まって、「地震だ」と言っている人がいる。
立ち止まってみると、たしかにまだユラユラと揺れている。
結果的には大きな被害はなかったものの、建物の中にいたら場合によっては危なかったかもしれない。
そう考えると、地震発生の数分前に行ったりきたりして自分を思いととどまらせたものは、何かの「力」が働いていたと考えるべきだろうか。
床屋から出て、書店などへ行くが、なぜか心がザワザワして落ち着かない。
家のことが気になる。
さっきの地震で、神棚は大丈夫だっただろうか。
そういうわけで、早めに帰宅することにした。
家に着いてみると、地震のときには家には母だけがいて、地震が恐くて和室へ退避していたという。
ちなみに母はそれなりに地震について関心をもっているようで、部屋に貼られた多摩地区の地図には、立川断層が赤いマジックペンで描かれている。
2階へ上がってみると、やっぱりという感じで、被害が発生していた。
本棚の上に置かれた神棚の、榊立ての一つが倒れていた。
また、御神酒入れも2本とも倒れていて、焼酎が漏れていた。
しかし、もっと大変な被害が発生していたのに気付いた。
神棚を建てるときに、拝みをしてもらったカミンチューの指示で購入したラブラドライトの石の球が、台ごと本棚の下に落ちていた。
三脚の台は球を支える3本の腕のうち1本が折れていた。
だがもっとも大事な石の球は、オモチャ箱に収納された絵本の上に落ちて、無事だった。
オモチャ箱がなければ、きっとフローリングの床の上に落ちて、粉々に割れていたことだろう。
じつは今朝、というか起きたのが昼すぎだったので、昼に神棚のお供物を替えてお祈りしたときに、なぜかその石の球がちょっと気になっていた。
その直径5〜6センチの石の球は、神様の御霊が宿っているかもしれないというもので、本当に危ないところだった。
胸騒ぎの原因はこれだったのか。
もっと早く帰宅すべきだった。
小平市のあたりは、恐らく震度4ぐらいだったのだろう。
やっぱり首都東京は地震に弱い。
この程度の地震で、電車がとまったりしたようだ。
ここのところ仕事が忙しく、耳鳴りや耳圧を感じる暇がなかった。
たとえ感じていたとしても、息つく暇もない忙しさの中で、無視していたのかもしれない。
もちろん、空の異状をゆっくりと観察する暇があるはずはない。
だが、今回の地震の前兆がなかったわけではない。
ひとつには、今朝目が覚めて、まどろみのなかで、外でカラスが警告を発するような鳴き方をしていたこと。
そして、これは関係あるかどうかわからないが、いまいる部屋の壁にかかった掛け時計が、1週間か10日ほど前から止まってしまっていた。
だが、なぜか今はまた正常に動きだしている。
それから、地震予知草が数日前に枯れてしまった。
これは冷房のせいかもしれず、また水やりが少なかったせいかもしれず、地震との関係はわからない。
帰宅したばかりで、地震の被害のほどはわからない。
大きな被害がなければ良いのだが。
追記
これを書いている7/23 19:15現在、右耳に耳鳴りが始まった。
まだ余震があるのかもしれない。
追記2(2005/07/24)
今日いろんなところの路上で、ミミズの死骸を見た。
これも地震の前兆だったのかもしれない。