ネット上で日猶同祖論の資料を探していたら、こういう論稿を見つけた。
例の「アインシュタインの予言」に関するものだ。
- アルベルト・アインシュタインと日本(中澤英雄)
http://www.yorozubp.com/0502/050228.htm - アインシュタインと日本 Part 2(中澤英雄)
http://www.yorozubp.com/0506/050626.htm
上記で1番目のページでは、後半の「■アインシュタインの予言?」から件の話題に入っていく。
そして「Part 2」では、全編がその内容で占められている。
この東大教授の説によると、あの予言を虚構と判断する理由は、
- どこにも確固たる典拠がない。
- 内容がアインシュタインの思想と矛盾する。
ということだ。
上記2に関しては、人のものの考えは一生のうちに変わることもあり、確実な証拠とはならないかもしれないとも思う。
だが、1に関しては、虚構だと判断されても仕方ないものがあるだろう。
私自身、上で問題とされている「予言」については、かなり前から知っていた。
いろんな人が自分のHPやブログで紹介している。
「本当だったら大変なことだ」と思いつつも、ひとつ気になっていたことがあった。
誰もその出典を明記していないことだ。
だいたい、ネット上で「素人」の人たちが文章を書く場合、参考文献や引用の出典を明らかにしない場合が多い。
まあ、人の書いたものをそっくりパクっていれば、出典を明らかにできないのも当然だが、そういう人があまりにも多いように思う。
問題の予言についていえば、上記のような「素人さん」たちによるネット上での「噂話」レベルの記述はともかくとして、出版物レベルでも同様に出典を明記しない人々が多いことには驚き呆れてしまう。
私が問題としているのは、この予言が虚構であるかどうかよりも、ネット上ではそのような根拠の薄い「噂」がたちまちのうちに広まってしまうということだ。