私のことをよく知らない人は知らないだろうが(あたりまえ)、ほんとに「生涯年中無休」な人間かもしれない。
本業のソフトウエアエンジニアで、ただでさえ毎晩遅くまで働くのに、帰宅したら執筆や研究という別の仕事が待っている。
休日も、もちろんそれにすべて時間を割くわけで、いわゆる普通の意味での「休み」というものがまったくない人間だ。
いろんなことをやっているため「いったいいつ寝てるんだろう」と思う人もいるようだが、普通に5〜6時間は寝ている。
遊びや娯楽に時間を費やすということは、ほとんどない。
いつかしら、そういう人間になってしまった。
本業も副業もそうでないことも、すべて自分にとっては「仕事」なのだ。
「時間がない、時間がない」という人は、「時間は作るもの」ということを考えてみてはどうだろうか。
この人生、とにかく時間を無駄にしないようにというのは、若い頃からそういう心構えで生きてきた。
人生の貴重な時間を5分と無駄にしないようにしている。
今日は、たまりにたまったメールを片付けた。
来たものから順に返信するというのではなく、どうしても「重い」ものは後回しになってしまう。
重くても、緊急度が高いものについてはその限りではないが。
気が付いてみると、受信してから1ヶ月たってしまっているものも。
ほんとに申し訳なく思う。
年間200〜300冊あるいはそれ以上は目を通すだろうという本を読む時間は、ほとんどは通勤の電車の中。
(もっとかな。今回の執筆では資料として50冊以上目を通してるから…)
立っていてもラッシュでも、手から本は離さない。
そしてピンクのマーカーやメモ帳も。
どこへ行くにも、カバンの中にはいつも専用のブックカバーというかケースが入っている。
100円ショップで買ったもので、ちょうどA5版ぐらいまでの本を入れられる。
そして、マーカーやボールペンやメモ帳を差し込むポケットもある。
本来はブックカバーではないのだが、その目的にピッタリなので。
読む本に必ずマーカーで線を引くというのは、知的生産を目的として読書をする人ならば、ほとんど実践していることだろうから、いまさらもっともらしく書くまでのことはない。
娯楽のために本を読むことなどまったくなく、自分にとって本は執筆や研究の資料だ。
マーカーは、水性のインクだと10年ぐらいたつと消えてしまうので、顔料インクのものを使う。
重要なところに線を引くことによって、二度目からは読む時間を大幅に短縮できる。
時には書き込みを入れたり、重要度によって印をつけたり。
百科事典だろうが何だろうが、私が通りすぎた本はすべてマーキングされている。
「あとで本が売れなくなる」などというケチくさいこと考えてはいけない。
本というものは消耗品だという認識をもたないと。
いみじくもクリエイティブな目的で本を読む人間ならば。
少なくとも応接間の飾りではないから。
読書といっても、大きく分けて「消費的読書」と「創造的読書」というものがあると思う。
自分にとって前者のために与えられた人生の時間は皆無といっても良い。
荒俣宏氏もかつては私と同業のSEで、昼休みにデパートの踊り場の椅子に腰掛けて、翻訳をやっていたという逸話がある。
とにかくすごい読書家だから、そういう話を聞くと嬉しくなる。
もっとも、今は一介の小説家あるいはTVタレントに成り下がって(?)しまったようだが。
もしも小説を書くことが書籍代をひねり出すための方便だとしたならば、上の1行は取り消すが。
『ヴィア・ドロローサ〜イエスが歩いた悲しみの道』
話は変わって、そのようにして書いた本のこと。
4月から3ヶ月ほど、休日は聖地巡礼もお休みして、ほとんど家にこもりっきりで執筆を続けてきた。
一時は企画出版ということも考えた。
数社に出版企画書を送って、中には協力出版の提案もあったが、残念ながら先立つものがない。
出版不況で、内容はともかくとして売れるかどうかわからない本を出してくれるような出版社はどこにもない。
自分的にも、内容的にそれほど売れる本ではないということもあって、今回は電子出版でいくことにした。
でじたる書房あたりで細々と出すことにしようと思う。
というわけで、もう隠すこともないので…。
『ヴィア・ドロローサ〜イエスが歩いた悲しみの道』という書名で出す予定。
原稿はほぼ完成して、あとは挿入する写真を選ぶだけ。
お金儲けは元から関係なく、とにかく世に出すことが大切なわけで。
『聖地巡礼ファイル』シリーズなど、いちど自サイトで出したノンフィクション作品も、その必要があるものは電子出版化するかもしれない。
もちろん、金をとっても恥ずかしくない程度に手直しした上で。
お金を払いたくないという人は今のうち読んでおいてください。^^;
気が付いたら、かなり強い耳圧が…
必死でものを書いていると、気が付かないことがあるんですね。^^;
7/10(月)0:50現在、右耳にかなり強い耳圧が持続しています。
尋常の強さではないです。
そういえば、今日は旧暦15日。満月が近いんですね。
明日(日付では今日)あたり、要注意かも。