探求三昧(はてな支部) - 地震前兆/超常現象研究家・百瀬直也が地震・災害予知・防災・予言などを探求

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スピリチュアルな食生活(1)


…という題で記事を書いたら、どれだけの人が関心をもつだろうか。
ためしに「"スピリチュアルな食生活"」(""で括っていることに注意)でググッてみたら、ほとんど検索されなかった。
この分野について、あまり関心をもたれていないということが、これだけのことでわかってしまう。


家内が北海道の実家と電話で話しているのを聞いていると、その内容は、家族や親戚の誰々が高血圧になったとか糖尿病になったりとか、そういう話題が多い。
北海道という厳しい気候のもとでは、どうしても肉食が多くなったり、塩分が過多になったりしやすいのだろう。
肉や塩は、体を温める性質があるからだ。
そうすると、どうしても成人病や生活習慣病になりやすくなる。
かといって、北海道が特別に平均寿命が短かったり、逆に長かったりするわけではないようだ。
ちなみに、平均寿命がもっとも低い都道府県といえば、青森県とか秋田県などの東北地方の県がその不名誉なランキングに登場するようだ。
なぜかそこには、大阪府も登場するのだが(女性の場合)。
だから、上に書いたようなことは、まったく関係ないわけではないのだろう。↓


スピリチュアルな生活を志すならば、やはり食生活を重視しないというのは片手落ちだろう。
なぜならば、人間の「心」とは、そのあり方が、その人の食べるものに左右される部分が大きいものだからだ。
そういうことを説いている人が、なぜか少ないように思われる。
だが、やはり聖者と呼ばれるような人々になると、食べるものの重要性を説くようになるようだ。
スピリチュアルということから離れてみても、人間というのは長生きするのも短命に終わるのも自分次第という要素が強い。
日本人は明治時代になるまでは獣の肉を食べることが少なく、また加工食品とか食品添加物のようなものもなく、今よりも自然に近いものを食べていたために、癌だの成人病だのになる機会も少なかった。
そのことを考えれば、人間がどうしたら真の健康を得られるのかという問いに対する答えは「自明の理」だろう。


だが、人間は知識だけで健康になれるわけではない。
なぜならば、人間は多くの場合「習慣の奴隷」と化しているからだ。
体に良くないとわかっていても、やめられない。
「長生きしたい。でも美味しいものも食べたい」
そういうことを望むこと自体、無理なのだ。
なぜならば、多くの人にとって「おいしいもの」とは、イコール肉や白砂糖などの寿命を縮め過食によって人間の健康を奪うものであるからだ。
そこにある程度の「バランス感覚」さえあれば、それほどひどい状態にはならないのだろうが。
だが、そのバランス感覚を得ることは、言うは優しいが、行うのは難しい。
なぜならば、それは過去生からのある程度の霊的修行によって食欲を抑制することによって得られるものだからだ。
「食」をコントロールすることによって、人間の性欲や暴力性を含めた心のあり方をもコントロールすることができる。
そのような見識が大切だろう。


ある人の家に行って本棚を眺めれば、その人が日頃どういうことを考え、どういうことを望んでいるかがある程度わかってしまう。
同様に、たとえば宗教家や霊能者のような人々がどういうものを食べているかを調べれば、その人がどの程度霊的進化を遂げているかがわかってしまう部分がある。
シャーマンのような人でも、肉や脂っこいものが好きだったりすると、やはり感情の起伏が激しかったりして、自分の感情をコントロールするのが難しくなったりする。
食べるということは、本当に霊性の探求を志す人にとって重要なものだ。
『スピリチュアルな食生活』について掘り下げて書くならば、1冊の本を書かなければならない。
誰も書いてくれないから、やはり自分が書かなければいけないか…。

過度に塩けが強かったり、甘かったり、辛かったり、または、酸っぱかったりする食物は避けたほうがよいでしょう。心の性質は、私たちが食する食物の、微細な精によって決まります。
−−マーター・アムリタ・ナンダマイー(アマチ)


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