探求三昧(はてな支部) - 地震前兆/超常現象研究家・百瀬直也が地震・災害予知・防災・予言などを探求

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mixiの本名公開


ネットの匿名性の問題について考えていて、ネット上を散策していて見つけたのが、ITmedia Newsの下記の記事。

というわけで、mixiでは2006年12月から、本名の公開を限定できる機能を実装するそうです。
いままでは、プロフィール欄に本名を書くと、それがmixiの会員全体に公開されていました。
それを、今度から「非公開」「友人まで」「友人の友人まで」「全体に公開」の4つから選択できるようになるそうです。


mixiは当初は、なるべく本名を公開しましょうということを呼びかけていたんですが、会員数が増えてくるにつれて、氏名欄に本名以外の名前を入れる人が増えてきました。
mixiは誰かの紹介がないと入会できない方式なので、あんまり変な人はいないだろうということで本名などの個人情報を公開していた人が多かったのだけど、660万人にもなると、そうもいかなくなってきますね。
それにつれてmixiが「普通のインターネット社会」と変わらなくなってきてしまうのは、個人的にはちょっと残念でもあります。


でも、この新機能によって、また本名を公開する人が増えてくるかもしれませんね。
ネットの匿名性については、いろいろと書きたいことがあるのだけど、それはまた別の機会にします。
私自身は、1980年代のパソコン通信の頃から、ずっと本名の公開を貫いてきました。
べつにそれが「主義主張」であるわけではないんです。
しいて言えば、「自分の発言に責任をもちたい」というのがあったかな。
「私は逃げも隠れも致しません」みたいな。
mixiでも、入会するときに、HN(ハンドルネーム)を本名にして通そうかとも思ったんですが、そうすると逆に目立ちすぎると思って、それはやめました。
でもプロフィールではずっと本名を出しています。
そうすると、昔のパソコン通信時代とかパサール・トッケがインドネシアのサイトだった頃から私を知っていた人が声をかけてくることがあります。


特に私が書くようなスピリチュアルな領域というのは、ただでさえ「怪しい」ですから、本名を出さないようなどこの馬の骨だかわからないような人間が書くものは、容易に信用してもらえないだろうというのもあったんですね。
以前は、自分のサイトで住所も電話番号も何でも公開していました。
結婚して家族ができてからは、電話番号は伏せるようにしましたが。
本名や顔写真など、自分のことを包み隠さず公開していると、「この人なら大丈夫かな」と思うのか、かなり個人的な領域に入り込んだ悩み事や相談事を書いてくる人も多いようです。
そういう人の大半は女性です。


いままでネット上で本名を出して、何か不都合がことがあったかというと…まったくなかったように思います。
まあ、でも本名を出すといろいろ問題がある人も多いだろうし、男だからできるというのはあるかもしれませんね。
以前からインターネットの匿名性に疑問を抱いていて、ネットの世界ではどうしてこうも匿名が当たり前のようになってしまったのかと、いつも思うわけです。
ちょっと前の記事だけど、こういうのもありました。↓


ここでは『悪の温床』なんていう言葉も飛び出していますが、まあたしかに、たとえばあの「某大掲示板」などを見ていると、そう思うのも無理ないかなと思いますね。
ここで人間の性悪説など説くつもりはありませんが、人間というものはたしかに、「誰も見てないところでは悪いことをしてしまう」ではないけれど、自分の正体を知られないところでは、「どんなことでも言ってしまう」みたいなところはあるかもしれませんね。
ネット上の掲示板やmixiのコミュで誹謗中傷や罵倒のし合いをしている人たちも、たとえば本名と顔写真を出して同じことやってみろと言われたら、まず99%の人ができないと思うんですね。
それから、ネット上では自分の欠点や弱点を隠して、「いいところ」ばっかり出すこともできるし、ブログでもmixiでも、そういう人が実際多いように思います。
「現実の自分以外の誰かになりたい」みたいな。


これはパソコン通信の頃から思っていたんですが、ネットの世界というのはアストラルの世界なんですね。
アストラル次元では、想像力や感情がメインとなって働く世界です。
だから、そういうところにどっぷり浸かって霊的成長ができるかというと、むずかしいのではないかと思います。


mixiといえば最近では「mixi疲れ」なんていう言葉が社会現象(?)として使われるようになっています。
人間関係でトラブルが起きたりしたために、mixiをやめるという人も少なくないみたいですね。
mixi疲れ」なんて、なんでそんなことになるんだろうと思っていましたが、たとえば下記のページを読んでみて、「ああなるほど」とわかってきました。


mixiもこれだけ会員数が増えると、人の日記に「荒らし」みたいなことをやる人も出てきて、それをきっかけにmixiがイヤになって辞める人も少なくないみたいです。
人の招待がなければ入会できないとはいっても、いまでは掲示板で無差別に人を招待しますなんていう人もいたり、また「mixiに招待します」というのをオークションで売られたりもしているみたいです。
そうやって、いろんなアヤシイ人々も入ってきているだろうし、そうなると、なんだかもう「表の世界」と変わらなくなってきますね。
mixiである必然性が希薄になってくるというか。
そうすると、そういうシステムに嫌気がさしてきて、もっと別のものを捜し求める人も出てくるのかな。
そういえば、スピリチュアル専門のSNSなんていうのも、できてきたみたいです。


現実世界でもネット上でも、人間同士が意思の疎通を行うには、やはりある程度はお互いのことを知る必要があると思うんですね。
「マイミク」になって「親しくなった」のに、じつは相手の本名も知らないという世界は、どこか歪んでいるのではないかと思うのです。
「自分の個人情報は出したくない。でもやりとりする相手がどこの誰だかわからくては信用できない」というのは、どこか変ではないか、とも。

今日のひとこと:自分を守ることを辞めた人間は、より高い次元の存在から守られる(かもしれない?)。


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