Yahooニュースの「ネット参拝」に関する記事に目が止まった。↓
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061216-00000004-yom-soci
インターネット上で「参拝」「祈願」ができたり、お守りやお札を販売したりすることの是非について、さまざまな議論が交わされている。
神社本庁では「ネット上に神霊は存在しない」として、ネット参拝を自粛する通知を出している。
だが、Web上で参拝したりするシステムをすでに採用している神社からは「神社に親しみを持ってもらえる」「遠方の人の助けになる」との声もあるという。
個人的な意見では、神社へ行かずにお参りしたつもりになるという仕組みをつくることについては、反対だ。
「ネット上に神霊は存在しない」というのは、たしかにもっともだと思う。
もっとも、ネット上で「憑依」されたりすることはあるのだが。
ある特定の神さまに対してお祈りしたいが、その神さまが祀られている神社が遠くてお参りできないという場合がある。
そのときは、仕方ないから家でその神社の方へ向かってお祈りすれば良いのだと思う。
パソコンのディスプレイに向かってパンパンと拍手を打ったところで、その神さまに祈りが届くかどうかはわからない。
そのようなシステムを採用することによる利点も確かにあるだろうから、全面的に反対というわけではないのだが。
たとえ今後そのような習慣が広まったとしても、聖地へ入って祈ることの意味が薄れることはないだろう。
たとえば私の家の神棚には諏訪大明神(建御名方神)をお祀りしているが、だからといって諏訪大社へお参りする必要がなくなるわけではないのと同様に。