水曜と金曜は定時退社日なので、ブログ量産体制。
「意識旅行って何?」と聞かれるかもしれない。
「空想旅行」という言葉はけっこうよくあるけれど、意識旅行って?
いつからか、地図を見ていると、自然とそこへ「入っていく」ようになった。
たとえば、Google Earthや衛星写真のネット地図で、海の上に来ると、ちょっとした恐怖感を味わう。
まるで自分が海の底へ沈んでいくかのような。
「あ、いま自分は意識の上で旅をしているんだ」と気がつく。
なので、「意識旅行」は「空想旅行」とは違う。
だんだん、自分の中のシャーマニックな部分が開発されてきたということなのか。
マップダウジングをやるようになったのも、影響があるのかもしれない。
昔から、地図を眺めるのは好きだった。
そういう状態で旅をしているような気になるのは、どちらかというと「空想旅行」だっただろう。
女神さまの本拠地が震源だった!
下記のリンクは、ジャワ島中部地震で被害があったところの衛星写真。
Wikimapという新しいサービスだ。
中央の大きな四角の中でマウスをクリックすると、「Epicentre of Javanese Earthquake may 2006」と表示される。
「2006年のジャワ島中部地震の震源」ということだ。
マウスホイールを上に回していくと、縮尺がどんどん大きくなっていく。
砂浜の東の端あたりにあるのが、先日書いたHotel Queen of the South。
地震で崩壊して、まだ修復が終わっていない。
じつは、このM6.2の地震の震源は、パラントゥリティス海岸からちょっと内陸に入ったところだったのだ。
ジョグジャカルタの南にあり、あの南海の女王ラトゥ・キドゥルさまの海の宮殿があると信じられている海岸だ。
私はこのことを知ったとき、愕然とした。
パランクスモ〜女王さまの宮殿広場
ジャワ島では、大地震、津波、火山噴火、飢饉などの天災が発生すると、「またラトゥ・キドゥルさまが怒っているのでは?」と人々が噂する。
私はそれを聞くたびに、半信半疑だった。
だが、まさに南海の女王さまの本拠地でこれだけ大きな地震があったのだから、相関関係を考えざるを得ない。
実際はどうだったのだろうか。
この地震の直前に、ジョグジャ近郊のムラピ火山が噴火したけれど、この山もまたラトゥさまが支配する山なのだ。
マップ上でビーチを西の方へ移動してくと、砂浜に小さな四角があって「Pantai Paranng Kusumo」とある。
そこから内陸に入ったところにある「cempri parang kusumo」と書かれた四角内が、南海の女王さまの宮殿のアルンアルン(広場)だ。
この地図を上の方へドラッグしてずらしていくと、海上が中央になってくる。
私の意識は、しだいに海の底へと移っていくのだ。
私って変な人?