8/7(土)から8/14(土)まで、初めてタイとラオスへ聖地巡礼に行ってきた。
向こうではDoCoMoのBlackberryを海外ローミングで使用するつもりだった。
だが、たまたまスワンナプーム空港(バンコク)の到着フロアーでホテルの送迎を探していて、良い店を見つけた。
Truemoveという、タイの大手携帯キャリアがやっているレンタル携帯サービスのショップだ。
Blackberry用のプリペイドのSIMを売っていたので、ちょっと寄ってみた。
店にいたお姉さんは、なんとか英語を話せる。
SIMカードを見せて「You want to try?」と聞かれたので、イエスと言う。
Blackberryの電源を切ってSIMをはずし、渡す。
結果はあらかじめ予想していたが、やっぱり駄目だった。
DoCoMoのBlackberryはSIMロックがかかっていて、そのままでは他社用のSIMを使えないのだ。
いくらかのお金を払えば、このSIMロックを解除してTruemoveなどのSIMを使う道はある。
たとえば、こちらのページに詳細がある。
格安のレンタル携帯
ただ、日本でSIMロック解除をしていったとしても、現地キャリアのデータ定額サービスとBlackberryサービスを契約しなければならないという面倒さがある。
お姉さんが教えてくれたのは、携帯毎レンタルするという手だ。
利用のためには、クレジットカード(Master、Visa、Local BBL、Amexのいずれか)をもっている必要がある。
他に、パスポートも見せた。
契約時に、カードで9,000バーツ(約25,000円)を払わされる。
最初は高いと思ったが、よく聞いたらデポジット(Deposit、保証金)だった。
これは、あとで全額払い戻される。
料金は通話時間に応じて何段階かある。
最低のもので、300バーツ分の通話ができる。
1分の国内通話(SMS)で3.21バーツ(日本円で約9円)かかり、300バーツだから日本円で800円前後で100分弱話せることになる。
これでは足りないという人は、もっと上位のプランを選べば良い。
他に携帯のレンタル代のようなものを取られたが、いくらか忘れてしまった。
たいした金額ではないことは覚えている。
携帯電話自体は非常に小さく軽く安っぽいもので、日本のケータイと使い勝手がかなり違うので最初は戸惑った。
テンキーでなんとかSMSも送れるようになった。
入力がかなり面倒だったが。
レンタル携帯を紛失した!
私はUdon Thaniへ行って3日後にバンコクへ戻ってきた時に、携帯電話を紛失してしまった。
空港から市内のホテルへ向かうタクシーの中で忘れたらしい。
座席に置き忘れたか、またはズボンのポケットに入れたつもりが、飛び出てしまったのか。
向こうの携帯はストラップもついていなく、またそれを取り付ける穴もないので、なくしやすいのが欠点だ。
更に悪徳タクシーに
そのタクシーは悪徳運転手で、空港のカウンターで渡された紙を取られてしまった。
実はその紙は運転手には渡してはいけないと、『地球の歩き方』に書かれていたのを後で思い出した。
ホテルに着いて、初めてメーターを見たら、850バーツぐらいだった。
通常はメーター式のタクシーでは、空港から市内までせいぜい350バーツくらいなのだ。
『歩き方』には、初乗り料金が35バーツであることを確かめることと書かれてあったが、それも確認していなかった。
おそらく最初からメーターが上がっていたのだろう。
タクシーのドアの内側にはナンバーが書かれていて、それをメモっていさえすれば、なんとか連絡は取れたのだが、それもしなかった。
もちろんレシートなどくれるはずもなく、連絡する手段はまったくなかった。
バンコクにはこういう悪徳タクシーが多いので、気をつけてください。
ちゃんと空港のタクシー用のカウンターから申し込んだのに、こういうのに当たってしまった。
ああこれで9000バーツのデポジットは消えてしまうのかと、落ち込んだ。
仕方なく、その後は自分のBlackberryでバカ高い海外ローミングで通話しなければならなかった。
あとでドコモのサイトで通話料を見たら、SMSやパケット代込みで15,000円ほどかかってしまっていた。
明細を見ると、SMSだけで5,000円以上請求されていた。
1回につき50円だから、100回以上もSMSを送信していたわけだ。
パケット通信料だけだと2000円ぐらいで、メールの送受信ぐらいでWebはほとんど見なかったから、データ通信は思ったよりも安く済んだ。
みなさんご存知でしょうが、ローミングサービスだと、着信しただけでも通話料金が発生する。しかも海外通話料金並の。
ちなみに、タイ国内だと、30秒あたり70円ぐらいかかってしまう。
罰金も安く済んで良かった
帰国日の8/14(土)の早朝、Truemoveの店へ行く。
このまま黙って帰国してデポジットを取られるよりも、他の備品だけでも返却したら、ちょっとは安くなるかもしれないと思って。
ここは24時間営業と聞いていたが、まだ早朝5:30頃だがちゃんと開いていた。
そこにいたお兄さんに、携帯をなくしてしまったと言って、他のACアダプタや契約書類が入ったソフトケースを渡す。
よく聞くと、ペナルティとして2,000バーツ(約5,400円)だけ払えば良いという。
9000バーツのデポジットは、戻ってくるという。
向こうも慣れたもので、手続きは早かった。
ただ、私のクレジットカードが機械で読み取れず、キャッシュで払うことになった。
最低限の被害で済んで良かった。
とにかく料金が安いので、お薦めです。
国際通話は一度もかけなかったが、これも安いらしい。
店は、スワンナプーム空港国際到着フロア(2階)のGate No.4とNo.5の間あたりにある。
Truemoveはタイのセブンイレブンとも提携しているそうだが、同じレンタルサービスを受け付けているかどうかは不明だ。
Truemoveサイトの外国人向けレンタル携帯サービスの詳細はこちらにある。
Truemoveなどのタイのレンタル携帯事情は、こちらのサイトで情報を得られる。
- タイの携帯電話 購入/レンタル最新ガイド
http://phone.asian-people.net/