探求三昧(はてな支部) - 地震前兆/超常現象研究家・百瀬直也が地震・災害予知・防災・予言などを探求

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【健康】LG21ヨーグルトの手作りは可能か?


タニカの「ヨーグルティア」というヨーグルトメーカーを購入して、7月下旬から自家製ヨーグルトをつくり始めたことは、下記の記事で書いた通り。
LG21菌が嫌気性の乳酸菌だということなど書いているので、前提知識として先にこちらを読んでいただきたい。


また、その2日後には、豆乳ヨーグルトを作ったことも書いた。


あれ以来、3週間半たったが、途中1週間海外へ行っていたので、実質は20日弱ほど自家製ヨーグルトを作り、毎日食べ続けたことになる。
その途中経過をちょっと書いておくことにする。


手作りヨーグルトの材料は、種菌としては、母が宅配で注文しているプロビオヨーグルトLG21だ。
牛乳は、スーパーでいちばん安く売っている1リットルのものを買ってくる。
メーカーはあまり問わないが、大量生産している大手メーカーのものは避けている。


ヨーグルティアの時間設定は、1時間単位でしかできないのが難点だ。
6時間に設定するとちょっと緩すぎて、7時間だとちょっと酸味がきつくなる。
もっとも、好みとしては7時間発酵させたものが良いかもしれない。
毎日ヨーグルトを食べ続けていると、糖分を加えすぎて酸味が感じられないと物足りなく思えてくる。


タイで買ってきたドライフルーツのセットを母が細かく刻んで冷蔵庫に入れていたので、それをヨーグルトに混ぜてみた。
きび砂糖などの砂糖は加えない。
ドライフルーツはマンゴーなどのけっこう硬いものだが、混ぜてからちょっと時間を置くと、柔らかくなってきてちょうど食べごろになる。

LG21菌は培養されているか?

さて、いちばん重要なポイントだが…。
LG21を種菌とした自家培養のヨーグルトで、果たして本当にLG21菌は増えているのだろうか?
以前の記事でも書いたように、これを素人が確認する術はない。
だが、自分の感触としては、増えていないんじゃないかと思えてきた。
宅配のプロビオヨーグルトLG21を毎日1個食べていた頃は、便がちょっと固めになっていた。
他の人もブログでたしか書いていたから、これはそういうものなのかもしれない。
普通ヨーグルトといえばおなかをゆるめてくれるもので、便秘に良いとされる。
LG21に関していえば、普通のヨーグルトと違って、「便秘に良い」とは言えないのだろうか。


だが、手作りするようになって、その「症状」がなくなってきたようなのだ。
普通にお通じがよくなっている。
ということは…。
やっぱり酸素があるとダメな嫌気性のLG21菌は培養されていないということなのか。
この程度では根拠とはならず、はっきりとは言えないが、いちおう途中経過として書いておく。


ただ、胃の調子はよくなってきたように思える。
もっとも、これがLG21菌の活動によるピロリ菌の減少の結果かどうかは、なんとも言えないが。
そんなに早く効果が現れるとも思えないので、やはりこれは別の要因かもしれない。
ヨーグルティアの容器をよく見てみると、蓋を閉めた状態でも、完全に密閉されているわけではないようだ。
ということは、やはり発酵中にも空気の出入があって、酸素を嫌うLG21菌はやはり増えていないのかもしれない。
何度も書くが、とにかく確かめる術はないので、すべて推測の範疇になってしまうが。


LG21の乳酸菌は、空気に触れると死滅し始めると言われる。
なので、種菌となるプロビオヨーグルトLG21を開封して、牛乳と混ぜるのをなるべく素早く行なうようにしている。
たとえそうしても、この菌の培養は無理なのかもしれない。


たとえLG21菌が出来上がった自家製ヨーグルト中に入っていないとしても、ブルガリア菌とサーモフィラス菌だけでも生き残って、ヘルシーで美味しいヨーグルトができれば良いと割り切るべきか。

本当はできてないのでは…

ネット上で「lg21 手作り ヨーグルト」とかでググってみると、プロビオヨーグルトLG21を種菌としてヨーグルトを手作りしている人たちのブログがたくさん見つかる。
それらを読むと、LG21菌を「簡単に」培養できると信じて疑わない人があまりにも多い。
明らかに知識不足で、ちょっと可哀想になってきてしまう。
たしかに、手作りしたいという気持ちは痛いほどわかる。
明治乳業は112gの製品しか販売していなく、いわゆるお徳用パックというものがない。
これを家族みんなで1日2個も食べていたら、コストが大変だ。


だが、手作りを始める前に、LG21の培養が本当に可能かどうか、ちょっとは調べてほしいと思う。
明治乳業自身も、そういう質問がうんざりするほど殺到したのだろう。
Q&Aのページで、「LG21乳酸菌は、空気(酸素)に弱いため培養が難しく、一般家庭では同じヨーグルトを作ることはできません」だとはっきり書いている。


「それでも挑戦したい」という人には、ぜひ応援したい。
少なくとも私の知るところでは、まだ誰も成功していないけれど。
何度も書いているように、たとえ「成功」したとしても、それを確認する手段がない。
なので、この探求は永久に終わらない?
困ったものだ。
たとえばの話、LG21を種菌とした自家製ヨーグルトを食べ続けて、胃の不調(胃潰瘍とか胃がんとか???)が治ったという人がいたとしたら、それは本当にLG21菌が培養された結果なのかもしれない。

甘さなしでも美味しい

ヨーグルトを食べ慣れてくると、もう甘味などで味付けしなくても、そのまま食べても美味しいと思うようになる。
自家製ヨーグルトの場合、発酵が進みすぎて酸味が強くなった場合は無理かもしれないが。
明治のプロビオヨーグルトLG21(無糖版、112g)を種菌として使って、1リットルの牛乳を使った場合、タニカのヨーグルティアでは、40℃、7時間にセットすると好みの酸味になることがわかった。
欲をいえば6.5時間ぐらいがもっと良いかもしれないが、1時間単位でしか設定できないので。
もっとも、40℃以外の温度でまだ試したことがない。
温度を変えると、もうちょっと細かく味を変えられるかもしれない。


最近ドライフルーツがダイエット目的で注目されているようだが、ヨーグルトとの組み合わせも良いだろう。
その場合、材料は低脂肪乳の方がベターだろう。

手作りヨーグルトのメリットは?

ヨーグルティアは、買って本当に正解だった。
もし人から「ヨーグルトを手作りするメリットは?」と聞かれたら、どう答えるべきか。


まず、コスト的メリットを考えてみる。
たとえば、明治ブルガリアヨーグルト(プレーン、450g)が、スーパーで220円ぐらいするらしい。
プロビオヨーグルトLG21(120円位)+安い牛乳(1リットル160円位)で手作りすると、1100グラムで280円ほどかかる。
単純計算だと、市販のブルガリアヨーグルトが1gあたり0.48円で、手作りLG21(?)ヨーグルトが0.25円だ。
LG21菌を使ったお徳用パックが明治乳業から発売されていないので、単純比較はできないが、かなり安くはなることがわかる。


だが、手作りヨーグルトのメリットは、コスト面よりも、自分の好きな味のヨーグルトを思うがままにつくることができることだろう。
食べたことはないが、話題のカスピ海ヨーグルトケフィアも自由につくれる。
ケフィアは、コーカサス地方を発祥とする発酵乳飲料だ。
ヨーグルトと違い、複数の乳酸菌に加えて酵母による発酵(共生発酵/複合発酵)も伴い、結果として健康や長寿に良い飲料ができる。
日本の「食品衛生法」では、発酵乳は密封された容器で販売しないといけない。
だが、ケフィアは酵母が出す炭酸ガスによって、それができない(容器が破裂するから)。
なので、日本ではケフィアは種菌を買ってきて「手作り」するしか道がないのだ。


カスピ海ヨーグルトでもケフィアでも、更には納豆や甘酒も作れてしまうヨーグルティアは、やはり優れものの製品といえるだろう。
あまりにも気に入ったので、Amazonで初めてレビューを書いてしまった。
ちなみに、青とピンクで値段が違うのは???


『探求三昧ストア』でも扱っています。↓


※ヨーグルトとか乳酸菌飲料のたぐいは、東洋医学的にいうと体を冷やす性質が強いので、冬はあまり食べ過ぎない方が良いですよ。
私はヨーグルトは食べるのをやめています。


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