Yahooニュースより。
東日本大震災でビクともしなかった東京スカイツリーには、「絶対にゆるまないネジ」が使われている。
世界唯一の技術を発明したのは、ハードロック工業社長、若林克彦さん(77)。
その経営哲学は「喜んでもらうこと」。
根っからの発明家で、10歳のときに、楽に種まきができる「種まき機」を発明。
万年筆のインクがいつも一定量になるように工夫した「定量付着インク瓶」。
厚焼き卵を手早く作れる「たまご焼き器」。
その他、生活に密着した発明を数多くしてきた。
「絶対ゆるまないネジ」は、世界中のメーカーから多くの類似商品やコピー商品が出てきた。
だが同じ品質の商品を作ることはできなかった。
詳細は明かせないが、『絶対にまねができない』という自負があるという。
40年前に、かつて経営していた会社が作っていた「絶対ゆるまないネジ」に、顧客からクレームが来た。
激しい振動を受けると、わずかにゆるむことがあったためだ。
大した問題ではないとする共同経営者と意見が分かれた。
そして、自ら創立した月商1億円以上の会社を無償で共同経営者に譲り、わずかなスタッフとともに現在のハードロック工業を新たに立ち上げた。
約40年後、以前創業した会社と競った結果、東京スカイツリーでの採用を勝ち取った。
若林さんは、「金さえあれば何でもできる…」という昨今の風潮ががまんならないという。
「こういう私心がない人を神さまは助けるんだろうな」と思ったものだった。
※Amazonで、若林さんの著書を見つけた。
『絶対にゆるまないネジ―小さな会社が「世界一」になる方法』
- 作者: 若林克彦
- 出版社/メーカー: 中経出版
- 発売日: 2011/03/01
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